犬にハチミツを与えるメリットとデメリットとは?

栄養が豊富で体にいいハチミツ。さまざまな料理やデザートに使われていますよね。健康や美容に効果が期待されることから、積極的に摂取している方もいるのではないかと思います。そんなハチミツですが、犬に与えても大丈夫なのでしょうか。実は、犬がハチミツを摂取するのは、一概にいいと言い切れない部分があります。そこで犬にハチミツを与えるメリットとデメリットをまとめてみました。

犬にハチミツを与えるメリット

まずは、犬にハチミツを与えることのメリットをみていきましょう。

薬を飲ませるときに役に立つ

薬を飲むのを嫌がる犬は少なくありません。嫌がるときは薬を一口大の大きさのフードに混ぜて与えるなど、いくつか方法がありますが、実はハチミツも大いに役立ちます。

犬はハチミツのような甘いものが大好きです。そのため、粉末状にした薬をハチミツに混ぜて、犬の上顎や口の内側に塗り付けると、おのずと舐めてくれます。錠剤のままでは頑なに拒んでいても、このようにハチミツを活用することで、簡単に飲ませることができます。

栄養価が高い

ハチミツは体内で早く吸収されるため、すぐにエネルギー源になることができます。そのおかげで、疲労回復に効果的です。また、ミネラルやビタミンC、 ビタミンB1、ビタミンB2などのビタミン類も豊富。そのうえ、整腸作用もあり、腸内環境を整え便秘の改善にも役立ちます。

犬にハチミツを与えるデメリット

メリットがある一方で、実は犬にハチミツを与えるのには、以下のようなデメリットもあります。

肥満になりやすい

ハチミツはカロリーが高いため、与え過ぎると肥満になりやすいと言えます。とくに、犬は甘いものが好きなので、愛犬が喜んでいるのをみると、ついついあげてしまうことも…。

肥満はさまざまな疾患を引き起こす原因となるので、気をつけないといけません。

ボツリヌス菌の心配がある

犬にハチミツを与えることで最も気がかりなのが、ボツリヌス菌の存在です。ボツリヌス菌はごく稀にですが、ハチミツに潜んでいることがあります。しかし100℃で約10分加熱すれば、害はなくなります。

ただし、厄介なのがボツリヌス菌の「芽胞」が混入している場合です。芽胞とは、いわばボツリヌス菌の種のようなもので、これは高温だけでなく低温にも強いため、家庭で処理することはできません。そのため、加熱をしても芽胞が潜んでいたら、やはり不安は残ると言えるでしょう。

ボツリヌス菌は犬の体内に入り込むと、下痢や嘔吐、腹痛などを引き起こします。しかし、先述した通り、ボツリヌス菌がハチミツに混入していることはごく稀なので、犬が舐めたからといって必ずしも体調を崩すわけではありません。

下痢になる場合がある

犬の体質によっては、ハチミツを摂取すると軟便や下痢になることもあります。これは個体差によってハチミツを分解する力が高い犬もいれば、そうでない犬もいるからです。この体質の差は残念ながら、一度食べさせてみないとわからないというのが正直なところです。

ハチミツを摂取しないほうがいい犬は?

メリットもデメリットもあるハチミツですが、まず子犬に与えるのは控えるようにしましょう。子犬期は最も成長が著しく、健康な体を形成するのに非常に大切な時期ですので、総合栄養食のドライフードだけで十分です。

また、胃腸が弱い犬や消化機能が低下してきている老犬も、ハチミツの摂取はやめたほうがよいでしょう。

ハチミツは無理に与える必要のない食材です。そのため健康な成犬であっても心配なようであれば、与えなくても何も問題はありません。

まとめ

犬にハチミツといえば、やはりボツリヌス菌の存在が頭をよぎるところです。そのため、与えないほうが無難と言えるかもしれませんが、ハチミツが犬にもたらすメリットがあるのも事実です。もし与えるのであればごく少量からにして、体調に異変がないか様子をみるようにしていきましょう。