柴犬もいびきをかくの?ちょっと心配ないびきとは?

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柴犬のいびきとは?

柴犬

いびきとは?

人も寝ている時にいびきをかく人って案外多いですよね。
そもそもいびきはどうして起きるのでしょうか。

まず、人や動物は、呼吸をするときに鼻や口から空気を吸い込み、気管を通って肺へ空気を送りこんでいます。
通常は、空気の通り道、呼吸器へスムーズに空気が通るので、何の音もしないのが普通です。

しかし、この通り道が狭くなっていると、空気が振動して音が出るようになります。
この音が空気の振動音が「いびき」です。

柴犬もいびきをかくの?

人間と同様、犬もいびきをかきます。

一般的に、いびきをかきやすいと言われる犬種もあります。
「パグ」「フレンチブルドッグ」「シーズー」「ペキニーズ」などの鼻ぺちゃの短頭犬種は、元々、呼吸器へ空気が通りにくい気管の作りになっているため、いびきをかきやすいと言われる犬種です。

しかし、短頭犬種ではない柴犬もいびきをかくことがあります。

もちろんいびきをかかない柴犬もいますが、何らかの原因から柴犬もいびきをかくことがあるようです。

柴犬がいびきをかくのに考えられる原因については、後でご紹介していきます。

柴犬の身体的特徴

  • 体重:6~11kg
  • 大きさ:小型犬
  • 体高:33~43cm
  • 毛色:「赤」「黒」「白」「胡麻」
  • 尻尾:巻き尾・差し尾
柴犬,茶、黒

柴犬の身体的特徴

【大きさ】

柴犬は体重6~11kgの小型犬に分類されています。
一般的にメスよりもオスの方がやや大きめになることが多いようで、体高より体長がやや長くなっています。

【顔】

顔つきは「キツネ顔」と「タヌキ顔」にどちらかで、「キツネ顔」の方はマズルが長く「タヌキ顔」の方はマズルが短い顔つきをしています。
いずれも、三角形の立ち耳が特徴的です。

【尻尾】

また、尻尾も特徴的で、背中にくるんと巻いている巻尾には、「右巻・左巻」「右二重巻・左二重巻」「半巻」「車巻」があり、差し尾では「太刀尾・草薙尾」「柳尾・牛蒡尾」「茶筅尾・株尾」「無尾」など様々なバリエーションがあります。

【被毛】

被毛は短く、真っ直ぐで硬いトップコートと、柔らかく密生したアンダーコートによるダブルコートからなっています。

【毛色】

柴犬の基本色は、4色で、「赤」「黒」「白」「胡麻」になります。

「胡麻」は、赤・黒・白の毛がブレンドされた毛色のことで、希少カラーとなります。
その色の割合によって「赤胡麻」や「黒胡麻」などと呼ばれます。

柴犬の性格・気質

  • 愛情深く忠実
  • 独立心・警戒心が強い
  • 我慢強い
  • 聡明で忠実
柴犬

柴犬の性格・気質①
日本犬らしい性格

柴犬は、見知らぬ人には懐きにくいものの、一度信頼を置いた飼い主に対しては、とても愛情深く忠実に接します。

昔から番犬として飼われてきただけの、強い独立心と警戒心を持ち、自分のテリトリーに侵入する者に対しては厳しい態度を見せることがあります。

さらに、相手が飼い主であっても、ベタベタされることをあまり好みません。

それでも一度主人と決めた飼い主には生涯忠誠心を貫くような犬種ですので、信頼関係を築くことができればかけがえのないパートナーとなってくれるでしょう。

柴犬の性格・気質②
我慢強い性格に注意

柴犬は、聡明で我慢強い性格からもしつけやすい犬種だと言われています。

しかしその我慢強さから、ストレスをため込みやすくもあります。
活発で運動が大好きな犬種なので、運動をしっかりさせてあげてストレスをため込まないよう発散させてあげることに注意しましょう。

さらに、その我慢強さに加えて独立心の強さも持ち合わせていますので、病気で具合が悪くてもそれを隠そうとして、飼い主さんが病気に気付いた時には手遅れになるケースがあります。
日々柴犬の様子を注意深く観察してあげることが大切です。

柴犬のいびきの原因

柴犬の中にも全くいびきをかかない犬もいますので、いびきをかく柴犬には何らかの原因が隠れていることが考えられます。

いびきをかきやすいと言われる鼻ペチャの短頭犬種は、呼吸器が狭くなっていることからいびきをかきやすくなっていますが、柴犬は短頭種ではないので何らかの原因によっていびきが出やすくなっているのです。

その原因には、急を要するような心配がないものと、できるだけ早く対処した方が良い病気によるものに分けられます。

それではまず、柴犬がいびきをかく時に考えられる病気以外の原因からご紹介していきます。

柴犬のいびきの原因①
「肥満」

柴犬のいびきで、最も大きな原因となるのは「肥満」によるものです。

肥満気味の犬は、喉の周りにも脂肪がついてしまうので呼吸器が狭くなって、いびきをかきやすくなってしまいます。

柴犬のいびきの原因②
「タバコの影響」

飼い主やご家族の中に、タバコを吸っている人がいる場合、そのタバコの影響でいびきをかくようになることがあります。

タバコは有害だということは周知の事実ですが、犬にとってもタバコは有害となります。

タバコの副流煙は、犬の鼻の粘膜を傷つける刺激が強いものです。
その刺激によって、鼻の粘膜を守ろうと鼻水が出やすくなり、いびきをかくようになります。

柴犬のいびきの原因③
「薬の副作用によるもの」

犬に飲ませる薬の中には、副作用として、いびきをかきやすくなるものがあります。

例えば、筋肉をゆるめるような副作用がある薬を使っている場合などに、筋肉がゆるむことで気道が狭くなりいびきをかくようになります。

柴犬のいびきの原因④
「老化によるもの」

犬も高齢になってくると、次第に筋肉の衰えが見られるようになります。

そのせいで気管が圧迫されて気道が狭くなることで、いびきをかくようになることがあります。

柴犬のいびきは病気が原因かも!?

柴犬がいびきをかく原因には、病気が隠れていることがあります。
その場合には、いびきをかくという問題よりも病気自体への対処が必要となるでしょう。

そのためには、いびきを引き起こす病気について知っておく必要があります。

いびきをかく症状のある病気①
「気管虚脱」

気管虚脱とは、呼吸の際に空気の出し入れを行う気管が途中でつぶれてしまう病気のことです。

パグやシーズーなどの短頭種などの場合には先天性によってかかりやすい特徴を持ちますが、柴犬の場合には、肥満、栄養の偏りが原因となって発症することが考えられます。

いびきの症状以外にも、起きている間に「ガーガー」と音を出し、苦しそうな呼吸や咳が症状に見られるようになります。

最悪の場合、呼吸困難で死亡することもある命に関わる病気です。
気管虚脱の症状が見られたら動物病院ですぐに診てもらいましょう。

いびきをかく症状のある病気②
「軟口蓋過長症」

軟口蓋過長症とは、口腔内の天井部から後方にのびた柔らかい軟口蓋(のどちんこ)が通常よりも長いことで、呼吸が妨げられて起こる呼吸器系の疾患のことです。

鼻腔が何らかの原因で狭くなってしまい、呼吸の度に圧がかかることが引き金となり、軟口蓋が引っ張られるようになります。

これによって呼吸がしずらくなり、「ゼーゼー」というような雑音が見られたり、いびきをかくようになります。
症状がひどい場合には外科的に軟口蓋の切除をする必要がある病気です。

いびきをかく症状のある病気③
「心臓病」

いびきをかくような症状が見られる主な心臓病は、「心臓肥大」になります。
実際にはいびきをかいているのではなく、いびきに似た音が出ているものです。

「心臓肥大」を起こすと、大きくなった心臓が気道を圧迫していびきのような音が出るようになります。
「心臓肥大」は、食生活が原因になっていることが多いようです。

症状がいびきだけなら区別がつきにくいですが、心臓病の場合は咳が出ることも多いので、咳を伴う場合には、心臓病を疑った方が良いでしょう。

いびきをかく症状のある病気④
「腫瘍」

非常にまれなケースではありますが、鼻腔や気管に腫瘍ができている場合、その腫瘍が気道を塞いでしまうことで、いびきをかくようになることがあります。

いびきの他にも鼻水や鼻血が出る、顔の腫れなどの症状も見られます。

鼻腔にできる腫瘍は、悪性であることが多く、手術で摘出することは難しくなります。
そのため、抗がん剤や放射線治療での必要になります。

いびきをかく症状のある病気⑤
「アレルギー」

犬にもアレルギーを持っている個体があり、アレルギーによっていびきを引き起こすことがあります。

アレルギーの症状としては、脱毛やかゆみなどの皮膚への症状が最も多いですが、鼻炎の症状が出ることもあります。
鼻炎によって鼻水が出ることで、いびきをかくようになるのです。

アレルギーの原因となっているアレルゲンが何なのかを知り、症状を引き起こさないよう気を付けてあげる必要があります。

気をつけなくてはいけない柴犬のいびき

柴犬

犬がいびきをかいていても、それが心配の必要がないものなのか、病気によるものなのかの判断がつきにくいですよね。
そこで、気を付けた方が良いいびきについて紹介します。

以下のような症状が見られる場合には、病気が疑われます。

  • 突然いびきをかくようになった時
  • だんだんといびきが激しくなっている時
  • いびきをしながら呼吸も苦しそうにしている時
  • 慢性的にいびきをかいている時
  • いびき以外にも咳などの症状を伴う時
  • いつもいびきの音が大きい場合

これらの兆候がある場合には、いびきの原因が「病気」による可能性があるので、念のために動物病院で診てもらうようにしましょう。

また、いびきをかくことが原因となって引き起こる病気もあります。

いびきが引き起こす病気
「無呼吸症候群」

無呼吸症候群とは、犬が寝ている時、一時的に気道が完全にふさがれて呼吸が止まってしまう「無呼吸」状態になることを言います。

いびきをかいて寝ているかと思ったら、突然いびきが止まるような時には要注意です。
ちゃんと呼吸ができているか確認してみましょう。

一時的に呼吸が止まっていて無呼吸の状態が長く続くと、体に酸素が行き渡らなくなるため、危険な状況に陥ることも考えられます。

寝ている時に「無呼吸」状態の症状が見られる場合には、動物病院で一度診てもらうようにしましょう。

病院に行くときには

犬のいびきが気になって病院に連れていく場合には、いびきをかいている状態を動画で撮影しておくと診察時の診断に役立つことがあります。

スマホなどで動画を撮影して、いびきの音や無呼吸状態の様子を、獣医師に確認してもらうようにしましょう。

柴犬のいびき対策

いびきをかく原因には、病気によるものと、急を要するような心配がないものがあると紹介してきましたが、いずれも「肥満」や「アレルギー」などで完全な健康体とは言いきれない状態であることが分かります。

また、いびきがひどくなれば「無呼吸症候群」を引き起こす可能性もあるため、いびきの原因が病気でなくても、今以上にひどくならないよう対策をしていきましょう。

いびき対策①
「ダイエット(減量)させる」

いびきの大きな原因となる「肥満」を解消するため、ダイエット(減量)させてあげましょう。

肥満は、いびきどころか他の病気を引き起こす原因にもなり得ます。

散歩時間を増やす、ヘルシーフードに変える、おやつを減らすなど、食事と運動の管理を行って体重を減量させていきましょう。

柴犬の平均体重は、体重6~11kgと言われています。
この体重を参考にダイエットをさせてあげましょう。

しかし、個体によっては体重が13kgであっても肥満ではないこともありますので、自分の柴犬が肥満かどうかわからない場合には獣医師に確認してみても良いでしょう。

また、明らかに肉付きがよく大幅なダイエットが必要な場合には、ダイエットによって逆に体調を崩しかねませんので獣医師に相談の上で減量を行っていった方が良いでしょう

柴犬のいびき対策②
「体勢を変えてあげる」

人間は仰向けになっている時にいびきをかきやすいですが、それと同じように犬にもいびきをかきやすい体勢があります。

柴犬がいつも決まった体勢で寝ている時にいびきをかくという場合には、その体勢から変えてあげましょう。

背中を丸めた体勢にするといびきが軽減するようです。

柴犬のいびき対策③
「空気清浄機を使う」

家庭内に喫煙者がいる場合の副流煙対策として、またはアレルギー対策として空気清浄機を活用しましょう。

また、喫煙者がいる場合に関しては、犬のいる場所で喫煙しないなどの配慮も必要となってきます。

柴犬のいびき対策④
「アレルゲンの特定と接触を避ける」

アレルギーが原因となっていびきをかいている場合には、アレルギーの原因となるアレルゲンとの接触を避けていかなければなりません。
そのためには、アレルゲンが何なのか特定することが必要です。

どんなものを食べた時、どんなことをしている時に症状が現れたかなどを記録しておくと良いでしょう。
その情報をもとに、動物病院でアレルギー検査をしてもらいましょう。

柴犬のいびき対策⑤
「安らかな呼吸を与えるハーブやアロマを活用してみる」

近年「ドッグアロマ」が注目されつつありますが、その中に呼吸器に効果のあるアロマやハーブがあるようです。

呼吸器系に効果のあるアロマには、「ラベンダー」や「パイン」などがあります。

【参考商品】
『プラグアロマ ミッシングユー』
『ヒルトンハーブ ハッカウェイ』

この記事のまとめ


柴犬のいびき
  • いびきは気道が狭くなることで起こるもの
  • 人間同様、柴犬もいびきをかく!!
  • 柴犬の我慢強い性格は、病気の発見が遅れる可能性があるので要注意
  • 柴犬のいびきの原因:「肥満」「タバコの影響」「薬の副作用によるもの」「老化によるもの」が考えられる。
  • いびきが起こる病気には、「気管虚脱」「軟口蓋過長症」「心臓病」「腫瘍」「アレルギー」などがある。
  • いびきによって起こる「無呼吸症候群」に注意!!
  • いびきの加減や他の症状が現れていないかを観察すること
  • すぐにできるいびき対策
    「ダイエット(減量)させる」
    「体勢を変えてあげる」
    「空気清浄機を使う」
    「アレルゲンの特定と接触を避ける」
    「安らかな呼吸を与えるハーブやアロマを活用してみる」

柴犬のいびきについて まとめ

柴犬のいびきには心配がないものもありますが、病気が原因になっているものも意外と多いです。

いびきの原因になる病気には飼い主が注意することによって防ぐことができるものも多いです。
肥満になるといびきが起こることが多いので、太らせないようにすることも大切ですね。

いびきは愛嬌があってかわいいものですが、それだけで済ませられないこともあるので、少しでも心配なことがあれば、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。