動物看護師が教えます!!犬のフィラリア症について


フィラリア症について

フィラリア症の病気についてです。
フィラリアとは、寄生虫のことで「犬糸状虫」ともいいます。
このフィラリアのさらに小さいミクロフィラリア(mf)を体内に持った蚊を介して犬の肺動脈や心臓に寄生することによって起こる病気です。

■ フィラリア症犬への詳しい感染経路は・・・?
元々、フィラリア症に感染している犬の血液を吸う際、血液の中のフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)を一緒に吸い込みます。

この際、蚊にはミクロフィラリアが体内に入ります。

ミクロフィラリアは蚊の体内で脱皮をし、感染幼虫に成長します。
そしてこの蚊が、他の健康な犬の血液を吸う際、ミクロフィラリアが入り込んで感染してしまいます。

ミクロフィラリアは感染した犬の血液中を通り、最終的に肺動脈や心臓にたどり着き、数年かけて成長します。
成熟したフィラリアの大きさは15cm~30cmで、そうめん状をしています。

フィラリア症の症状

症状も、病気の進行度合いによって違ってきます。
以下の症状を参考にしてください。

  • 元気がなくなる
  • 食欲の低下
  • 咳をするようになる
  • 呼吸が苦しそう
  • 痩せてしまう
  • お腹が膨らんできた

フィラリア症にの治療について

飼い主の多くは愛犬の咳で来院されます。
フィラリア症の診断方法はまず、抗原検査をし、陽性であれば、レントゲン検査やエコー検査などの検査を進めていき、体内の寄生虫の状態をできるだけ把握します。

治療方法は、大きく分けて2種類あります。

1つは、内科的治療の駆除薬の使用という方法です。
しかし、駆除薬を使用すると犬の血管内でフィラリアが死滅し、肺などに詰まってしまうこともあります。
もう1つは、外科的治療の手術で、寄生虫を直接取り除くという方法があります。
どちらもリスクはありますが、そのまま何もしないでいると最悪の場合、死に至るとても怖い病気でもあるので、動物病院の獣医師と相談をしながら治療を進めていきましょう。

フィラリア症について 予防方法とは?

フィラリア症予防には、飲み薬と注射薬の2種類があります。
注射薬は副作用なども報告されているため、多くの動物病院では、飲み薬で予防しています。
飲み薬は月に1回です。

予防時期は、地域によっても異なりますがだいたい5月~12月です(蚊を見始めて1ヵ月後~蚊を見なくなって1ヵ月後まで)。

価格は、体重によって異なりますが、1回の値段はだいたい500円~2000円です。

フィラリア症について まとめ

フィラリア症予防は任意での予防となっていますが、初めからしっかり予防をすることによりこの病気になることはありません。
フィラリア症にかかってしまうと、愛犬に治療などの負担がありますので、春におこなう狂犬病予防接種と共にぜひ、毎年予防をしましょう。