柴犬の基本情報!歴史や性格・特徴と心配なしつけやお手入れ方法


柴犬の基本情報

柴犬

柴犬は、国の天然記念物としても指定されています。

古くから馴染み深い犬種で、日本を代表する犬種と言っても過言ではありません。
現在日本で飼われている日本犬の8割が柴犬だと言われています。

日本犬の中では最も体の小さな犬種ですが、その小さな体には日本犬の特徴がしっかりと備えられています。

柴犬の歴史

柴犬

柴犬は古くからの血を受け継ぐ古代犬種で、先祖は原始時代に南方から渡ってきた犬だと言われています。

戦前の明治期、日本に多くの洋犬が増え始めたことで、柴犬は洋犬との雑種化に飲まれ一時絶滅の危機にさらされたことがあります。
その後、日本犬を保存する目的から「日本犬保存会」が設立されたことにより、柴犬は昭和11年に国の「天然記念物」として指定されました。

そういった経緯を持つ柴犬ですが、かつては本州や四国の山岳地帯でウサギや野鳥を追う猟犬として活躍していた犬種でもあります。
野山の厳しい環境や寒さに耐えしのぎ、活動的に過ごしていました。

第二次世界大戦後には、猟犬としての活躍の場が減ることとなりましたが、経済回復とともにペットとして飼育されるようになり、猟犬ならではの警戒心の強さから番犬として人気を集めました

猟犬として、番犬として、そして家族の一員として、その役割や立場を変えつつとても長い間人間と共生してきた馴染み深い犬種です。

日本の天然記念物!柴犬の歴史とは

2018.02.08

柴犬の特徴

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柴犬は、体重6kg~11kgの小型犬~中型犬に分類されています。

素朴ながらも小さな顔にピンと立った耳とつぶらな瞳が愛らしく、たくましくてバランス良い体つきと、くるっと巻いた尻尾が特徴的です。

柴犬の被毛は短毛で、ダブルコートと呼ばれる二重構造となっており、上毛と下毛で形成されています。
上毛は硬いストレートで、汚れても体をブルブルとさせるだけで軽く汚れを落とすことができます。

柴犬の毛色の種類

柴犬,黒,赤

柴犬の毛色の種類には4色あります。
有色の場合でも、口元を中心とした顔周りや胸元、足先は白のことが多いようです。

柴犬の毛色の種類
  • 赤:最も一般的にみられるカラーで、全体の80%を占めています。
  • 黒:黒がベースのカラーで、四ツ目と呼ばれるまろ眉が特徴的です。
  • 白:全体的に真っ白の人気上昇中のカラーです。
  • 胡麻:赤・黒・白の毛がブレンドされた毛色です。
    色の割合によって赤胡麻や黒胡麻と呼ばれたりします。
    希少カラーです。

色によって変わってしまう?柴犬の毛色による性格の違いとは

2018.02.08

柴犬の性格・気質

柴犬

柴犬

柴犬は、小型犬でありながらも日本犬ならではの警戒心の強さと、猟犬としてクマやイノシシにも向かっていくような大胆で勇敢な性格を持ち合わせています。

柴犬の性格・気質 ポイント① 愛情深く愛嬌がある

飼い主以外の人には懐きにくい傾向がありますが、リーダーとして認めた人に対しては絶対的な信頼を置き、とても忠実で愛情深く愛嬌のある犬種です。

柴犬の性格・気質 ポイント② 警戒心・独立心が強い

一方で、日本犬ならではの独立心が強く、一頑固で攻撃的な面があることから、小さなお子さんなどのことを自分より下の立場と認識しやすい傾向があり、さらには体をベタベタと触れられることを嫌うためしつこく追いかけ回されると、威嚇したり噛みついたりする可能性があるので注意も必要です。

柴犬の性格・気質 ポイント③ 賢く聡明

しつけの面では、聡明で学習能力が高いため柴犬はしつけやすい犬種と言えます。

柴犬の性格・気質 ポイント④ 活発・勇敢・忠実

また、柴犬は体を動かすことが大好きで、運動が足りていないとストレスをため込みやすいため十分な散歩をさせてあげる時間を確保できるご家庭に向いている犬種だと言えます。

日本犬の代表!柴犬の性格と特徴とは

2018.02.08

柴犬の飼い方・しつけ

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柴犬を飼う際には、柴犬の性格や気質をしっかり理解した上で接していかなければなりません

柴犬を良い子に育てるポイントは子犬の頃にあります。
主従関係を強く求める犬種のため、飼い主がリーダーとなり柴犬を良い子に導いてあげましょう。
特に子犬の頃に、過度に甘やかしたり構いすぎることで興奮しやすく攻撃的な面が強く出てしまうことがあります。
コミュニケーションを取る時間と、一人で過ごさせる時間のメリハリをしっかり持ち、社会性を身に付けさせておきましょう。

柴犬の飼い方 室内飼いにするか?屋外飼いするか?

柴犬は日本の気候にも順応できるため、以前までは番犬として屋外で飼育されていることが多かったのですが、最近では家族の一員として室内で飼われている柴犬が増えています。
室内と屋外のどちらでも飼育ができる犬種だということです。

屋外で飼う場合には、暑さや寒さから守るため、季節によって柴犬が快適に過ごせるような環境を整えてあげましょう。
また、フィラリアやノミ・ダニなどの害虫対策も必ず行ってあげる必要があります。
そして、柴犬の縄張り意識の強さには注意が必要です。
来客や配達員に対して「自分の縄張りに侵入した」と捉えて威嚇することがあります。
番犬としてはとても優秀ですが、近所迷惑などを考慮するならば社会化訓練は欠かせません。

一方で、室内で飼う場合のポイントは、柴犬だけのスペースを必ず設けてあげましょう。
独立心が強く自分の時間をとても大切にします。
静かで落ち着ける場所を与えてあげましょう。

柴犬のしつけ

しつけのポイント
  • 比較的しつけやすい犬種である
  • 褒めて伸ばすことで信頼関係を築く
  • いけないことをした時には厳しく叱る

柴犬は、聡明でとても賢い犬種です。
そのため飼い主さん次第で、良い子になるのか問題行動の多い子になるのかが決まってきます。

主従関係を強く求める犬種ですので、必ず飼い主がリーダーとなり一貫性のある接し方とメリハリを持って接していくことで、とても良い子に育つでしょう。

柴犬の基本的なしつけのコツは、「上手にできれば大袈裟なほど褒めてあげる。
いけないことをした時には厳しく叱る」ことです。
そして、叱るよりも褒める方を多くしてあげることで、柴犬との信頼関係が築いていけるでしょう。

室内飼いの場合に重要なトイレのしつけにおいても、柴犬の場合他の犬種と比べてもとても覚えが早く、正しくしつけることで悩まされることはなくなるでしょう。

散歩

散歩のポイント
  • 目安は1日2回朝晩30分
  • 時間よりも質に重視する

かつては猟犬として山岳地帯を走り回っていた柴犬は、俊敏で運動能力が高く、運動量も多く必要です。
そのため毎日の散歩は欠かせません。

時間の目安としては1日2回朝晩30分ですが、柴犬の散歩は「時間よりも質」に重点を置いた方が良いでしょう。
散歩から帰っても落ち着きなくソワソワしている、興奮している様子が見られるようであれば、運動が足りていない証拠です。
かつては山岳地帯で活動的に駆け回っていたこともあり、ただ歩いて散歩するだけでは柴犬は物足りなく感じる場合があります。
途中で早歩きや走ったり、ボール遊びなどを取り入れたりするなど、柴犬の満足感を満たしてあげる工夫をして毎日散歩してあげましょう。

 

柴犬のお手入れ

柴犬

柴犬のお手入れは、固い短毛の被毛は撥水性もあるため、お手入れは比較的簡単だと言われています。
ただし、換毛期での抜け毛が多く日々のブラッシングは欠かせません。
また、体をベタベタ触られることを極端に嫌う子が多いようです。
子犬の頃から体に触れられても平気になるよう慣れさせておきましょう。

柴犬はとてもキレイ好きな犬種でもあります。
そんな柴犬がいつも清潔でいられるように柴犬に必要なお手入れを見ていきましょう。

柴犬のお手入れ ポイント① ブラッシング

柴犬のブラッシングは、毎日散歩から帰った後に汚れを落とすよう習慣付けて行うと良いでしょう。

使う道具は主に3つで、スリッカーブラシ・コーム・獣毛ブラシの順番で使います。

ブラッシングのポイント
  • スリッカーブラシ:抜け毛やゴミを取り除いたり、毛玉を解くときに使います。
    力を入れすぎず優しく毛を解かしましょう。
  • コーム:抜け毛やゴミを取り除いた後、コームを使って毛並みを整えましょう。
  • 獣毛ブラシ:毛艶を出すために獣毛ブラシを使いましょう。
    軽く滑らせるように全身かけてあげましょう。

柴犬のお手入れ ポイント② シャンプー

柴犬は他の犬種と比べて、特別匂いがきついというわけではありませんが、屋外で飼っている場合や汚れやフケが溜まっている場合には、獣臭がすることもあります。
月1回を目安に犬用シャンプーを使って体を洗ってあげましょう。

全身に満遍なく毛が生えそろっているため、皮膚にまでお湯が行き渡りにくい難点がありますが、シャンプー前にブラッシングすることでお湯が行き渡りやすくなります。
シャワーヘッドを体に密着させて皮膚にまでお湯が行き届くようにして、2度洗いで丁寧に洗ってあげましょう。
この時のシャワーの温度は35℃前後が目安です。

柴犬のお手入れ ポイント③ 足裏・肛門周りバリカン

室内犬であれば特に必要となってくるのが、床で滑らないようにしてあげることです。
足裏の毛をバリカンでカットしてあげましょう。

また、汚れやすい肛門周りの毛を刈っておくことで清潔に保つことができます。
この時に肛門腺絞りも一緒にしておくと良いでしょう。

自分でできる自信がない場合には、トリミングサロンや動物病院でやってもらうと良いです。

柴犬のお手入れ ポイント④ 歯磨き

柴犬は丈夫な歯を持っているため、歯磨きが必要ないと思われがちですが、柴犬に限らず、犬は歯垢が溜まりやすく歯周病になるリスクが高い動物です。

健康のためにも、定期的に歯磨きをしてあげましょう。
できれば毎日磨くことが理想ですが、最低でも1週間に1回以上磨いてあげるようにすると良いでしょう。

柴犬のお手入れ ポイント⑤ 耳掃除と爪切り

立ち耳の柴犬は耳の中も汚れにくいため頻度も少なめで構いませんが、できるだけ耳の中のチェックは毎日行って、汚れていれば耳掃除をしてあげましょう。

合わせて爪が伸びているようであれば、定期的に爪切りもしてあげましょう。

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柴犬の注意する病気

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柴犬は比較的体が丈夫だと言われています。
しかし、そんな柴犬でもかかりやすい病気があります。
柴犬のかかりやすい病気を知っておくことで、あらかじめ病気にならないよう注意することや万が一に備えることもできます。

柴犬の注意する病気 その① アトピー性皮膚炎

アレルギーの元となるアレルゲンを吸い込むことによって皮膚に炎症が起きる病気です。
強い痒みを伴うことが多く、しきりに掻いたり噛んだりして痒みを解消しようとするため皮膚が傷つき脱毛や膿んでしまうことがあります。

治療法は、かゆみを抑える投薬治療とアレルギーとなっている原因を特定します。

予防法は、定期的なシャンプーで皮膚を清潔に保つことと、アレルギーとなる原因の物質への接触を避けることで予防できます。

柴犬の注意する病気 その② 膝蓋骨脱臼

膝のお皿の骨が脱臼する病気です。
高い場所から飛び降りたり、高くジャンプをするなど足への負担が多い場合に起こります。
脱臼の程度によって症状・治療法が変わり、軽症の場合には痛みもありませんが、症状がひどくなるにつれて歩き方の違和感や痛みを訴えるようになります。

治療法は、軽症であれば必要によって痛み止めを服用しながら自然に治るのを待ちますが、重症の場合には手術が必要となります。

フローリングで滑らないように絨毯を敷く、段差にはスロープを設置するなどの足にかかる負担を減らしてあげることで予防ができます。

柴犬の注意する病気 その③ 白内障

目の水晶体の一部や全体が、白く混濁する病気です。
老化によって起こりやすく、視力への影響や、最悪の場合失明の恐れもあります。

治療法は、投薬治療で進行を抑える方法と、手術によって人口の眼内レンズを目に入れる場合があります。

予防することができない病気ではありますが、早期に治療することで進行を抑えられることができる病気です。

柴犬の注意する病気 その④ 認知機能不全症候群

老化が原因で脳の機能が衰え、認知機能が低下する病気で、いわゆる「認知症」です。
11歳を超えた柴犬にリスクが高まると言われています。
症状は様々ですが、ぼーっとしていたり、今までしつけていたことができなくなる、夜泣きなどがあります。

治療法としては、薬物療法やサプリメントを用いて行います。

散歩コースを変えたり、知育玩具を与えるなどして脳を活性化することで予防することができます。

柴犬の子犬の購入先と相場金額

柴犬

柴犬

柴犬の子犬の購入先には、ペットショップやブリーダー、専門店などが一般的です。

他にも日本犬保存会から購入することもでき、ショー向けや健康で強い柴犬を求められている方におすすめです。

一般的な柴犬の金額は、だいたい5~20万円です。
購入先や月齢、時期など様々なことが価格に影響を与えます。
毛色によっても金額が代わり、赤柴は5~20万円、黒柴10~18万円、胡麻柴10~18万円、白柴16万円~が平均的な金額となります。

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さいごに

小型犬でありながらも、日本犬の素質が溢れる柴犬です。

その分日本犬ならではの性格の難しさはあるものの、昔から多くの人に愛されているのには、やはり柴犬の魅力が勝っているからに違いありません。

忠実で愛情深い柴犬は、人生の良きパートナーとなり生活を潤してくれる存在となるでしょう。
その為には、愛情持って柴犬のリーダーとなって正しく育てていきましょう。