ミニチュアダックスの基本情報!歴史や性格・特徴、心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

ミニチュアダックスを飼いたい、と思っている方は多いのではないでしょうか。ペットショップはもちろん、ミニチュアダックス専門のブリーダーも数多く存在し、非常に人気があります。今回はミニチュアダックスの基本情報から、しつけやお手入れの方法にいたるまで、お伝えしていきます。

ミニチュアダックスの基本情報

ミニチュアダックスといえば、あの胴長短足のかわいらし姿が最大の魅力と言えるのではないでしょうか。

犬種ランキングでも、常に上位にランク付けされており、根強い人気を誇っています。

また、人懐っこい性格のため、犬を飼うのが初めての方でも、比較的飼いやすい犬種です。
 

ミニチュアダックスのミックス犬も人気

純血犬のミニチュアダックスはもちろん人気があるのですが、実はミックス犬も人気があり、あえて純血犬ではなく、ミックス犬を選ぶ方も少なくありません。

人気があるミニチュアダックスのミックス犬は、

  • ミニチュアダックス×マルチーズ
  • ミニチュアダックス×チワワ
  • ミニチュアダックス×トイプードル
  • ミニチュアダックス×ポメラニアン

などが挙げられます。

ミニチュアダックスの歴史

ミニチュアダックスは、最初から今の大きさだったわけではありません。

誕生のきっかけは、スタンダードのダックスフンドができない狩りをできるようにするため、と言われています。

ダックスフンドはもともと、地面の中に住むアナグマや、キツネの狩りのために用いられていましたが、体のサイズ上、小さな穴に入り、うさぎなどの小動物を捕まえることはできませんでした。

そのため小動物の狩りもできるように、スタンダードのダックスフンドを品種改良した結果、ミニチュアサイズが存在するようになりました。

現在は愛玩犬として日本のみならず、世界中で人気があります。

ミニチュアダックスの身体的特徴

ミニチュアダックスと一口に言っても、さまざまな毛色や被毛のタイプが存在します。

そこで、ミニチュアダックスの特徴をみていきましょう。

ミニチュアダックスの体重・胸囲

  • 体重:4.5kg~4.8kg
  • 胸囲:30~35cm

犬の大きさは一般的に体高で表しますが、ミニチュアダックスの場合は胸囲を基準とします。

これはミニチュアダックスが猟犬として用いられていた時代、胸囲のサイズによって、どの穴に入って狩りができるのかを判断していた名残りと言われています。

ミニチュアダックスの被毛の種類

ミニチュアダックスの被毛は、

  • スムースコート:短い毛が密集しており、艶やかで肌触りがなめらかな被毛。
  • ロングコート:毛が長くて、なめらかな被毛。
  • ワイヤーコート:上記の2種類よりも上毛が硬く、ゴワゴワとした被毛。また、長いヒゲと眉があるのも特徴。

の3種類です。抜け毛は多いほうですが、スムースコートは比較的抜け毛の量が少なく、ブラッシングも、ほかの2種類よりも手がかかりません。

ミニチュアダックスの毛色 単色・2色

ミニチュアダックスの毛色は、犬種登録団体のジャパンケネルクラブに登録されているものだけでも、数十種類あるほか、それ以外も合わせると数百種類にも及びます。

ここで全てを挙げることはできませんが、代表的な種類をいくつかをご紹介します。

まず、単色は、

  • レッド:ミニチュアダックスの基本のカラー。赤茶色で、色が鮮明であるほどよしとされています。また、ブラウンがかったレッドも存在します。
  • ゴールド:明るい茶色の毛色。
  • イエロー:黄色みがかった茶色で、淡い色の毛色。
  • レディッシュイエロー:レッドとイエローを合わせたような毛色。

などの種類などがあります。そして2色の毛色は、

  • ブラウン&イエロー:ブラウンを基調にイエローが入った毛色。
  • ブラック&イエロー:ブラックを基調にイエローが入った毛色。
  • チョコレートタン:チョコレートのような濃いブラウンに、タン(黄褐色)が目の上やマズル、胸や足先に入った毛色。
  • ブラックタン:チョコレートタンと同様、ブラックにタンが入った毛色。

などの種類があります。

ミニチュアダックス模様が入った毛色

単色や2色のほかに、まだら模様のダップルや、縞模様が入っているブリンドル、などといった毛色も存在し人気があります。

ただし、ブリンドルはほかの毛色よりも、登録数が少ない傾向にあります。

また、今まで犬種登録が認められていたクリーム単色、及びクリームを含む2色の毛色は、2017年1月1日以降、スタンダード外になっています。

ダップルのミニチュアダックスを選ぶときの注意点

まだら模様がきれいなダップルは、人気がある毛色のひとつですが、購入するときは親犬の毛色を確認することをおすすめします。

というのも、ダップル同士の交配は、色素疾患が起こりやすく、その影響で視覚障害や聴覚障害を引き起こしてしまうからです。

本来、この組み合わせの繁殖は認められていませんが、悪質なブリーダーは、これらを無視して繁殖していることもあります。

以前に比べるとだいぶ減少してきていると言われてはいますが、念のために確認したほうが安心と言えるでしょう。

ミニチュアダックスの性格・気質

ミニチュアダックスの性格や気質には、以下のような特徴があります。

人懐っこくて穏やか

もともと人懐っこい性格のため、初対面の犬や人でも友好的に接することができます。

飼い主によく懐くため、よきパートナーとして暮らせるでしょう。

賢い

もの覚えがよく、しつけもしっかりと覚えていかれます。

ただし、間違ったしつけを教えると、それさえもその通りに覚えてしまうので注意が必要です。

好奇心旺盛

好奇心が旺盛で、遊ぶことが大好きな性格です。

ボール投げをしたり、ドッグランで一緒に遊んだりしたいという方には、とくにおすすめです。

被毛の種類によって性格の差がある?

上記が基本の性格ですが、その中でもスムースコートはとくに甘えん坊、ロングコートは穏やか、そしてワイヤーコートは少し気が強いなど、被毛の種類によって性格の差があると言われています。

しかし、どのような性格になるかは、飼い主のしつけ方や飼育環境も大きく影響するので、必ずしも当てはまっているとは限りません。

ミニチュアダックスの飼い方

ミニチュアダックスの健康を維持していくためには、成長過程に合わせて適切な食事を与えることが大切です。

ドックフードの選び方や与え方について、理解しておきましょう。

ミニチュアダックスの食事で健康維持 ポイント① ドックフードの選び方

日々の食事には、総合栄養食のドライドックフードが適しています。

総合栄養食とは、犬に必要な栄養素がバランスよく調整されているドックフードです。

そして基本的に、このドックフードと水を与えれば、健康が保たれるように考慮されています。

また、これ以外に一般食と呼ばれているドックフードもあります。

こちらは栄養素の一部や、カロリーを補ったりするために作られているものです。

そのため、普段の食事として与えてしまうと、栄養が偏ってしまうのでおすすめではありません。

そのほか、ドックフードは子犬用 成犬用、シニア犬用、全ライフステージ対応用といったように、成長段階に応じた種類があります。

年齢によってそれぞれ必要な栄養量が異なるので、適切なドックフードを選ぶようにしましょう。

ミニチュアダックスの食事で健康維持 ポイント② 食事の回数

おそらく、生後2カ月ぐらいの子犬を家に迎えることになるかと思いますが、その頃は消化機能が未発達なうえ、胃の大きさも小さいので、一度に多くの量を食べることができません。

栄養がしっかり消化・吸収できるように、1日に必要な食事量を3~4回に分けて与えるようにしましょう。

そして少しずつ様子を見ながら1日2~3回に、そして生後6カ月頃には朝・夕2回へと、回数を減らしていきます。

また、食事量の目安は、ドックフードのパッケージに記載されているので、それを参考にしながら調節するとよいでしょう。

ミニチュアダックスの食事で健康維持 ポイント③ 食事の与え方

生後2~3カ月のうちは、固い状態のドライドックフードでは消化できないので、お湯でふやかして、柔らかくしたものを与えるようにしましょう。

そして消化機能の発達に合わせて、ドックフードのふやかす時間を短くしていき、徐々に固いままでも食べられるように慣らしていきます。

ドックフードは生後8カ月頃になったら、成犬用に切り替えていきましょう。

成犬期になると必要な栄養量が子犬の頃よりも少なくなってくるので、子犬用のフードを与え続けると、肥満になってしまう恐れがあります。

ミニチュアダックスのしつけ

ミニチュアダックスの子犬を家に迎えたら、トイレトレーニングや社会化のしつけなど、さまざまなことを教えていかなければなりません。

どのしつけも重要なのですが、その中でもミニチュアダックスの場合は、以下のしつけをしっかりと行っておきましょう。

ミニチュアダックスのしつけ その① 噛み癖を直す

ミニチュアダックスはもともと猟犬だっただけのことはあって、ミニチュアダックスは噛むことを好む傾向があります。

子犬の時期に噛み癖を直しておかないと、成犬になったときにほかの犬や人をケガさせてしまう恐れがあり、非常に危険です。

噛んで遊べるおもちゃを与えるなどして、噛んでもよいものと、そうでないものをしっかりと教えるようにしましょう。

ミニチュアダックスのしつけ その② 吠え癖

ミニチュアダックスは人懐っこい性格ゆえに非常に甘え上手で、自分の要求が通るまで吠え続けるようなことも、少なくありません。

これを毎回許してしまうと、「吠えれば願いが通る」と認識して、吠え癖がついてしまいます。

吠え癖をさせない効果的な方法は、なにか訴えてきてもとにかく相手にしないことです。

そして、大人しくなったらご褒美を与えるとよいでしょう。

こうすることで、「吠えなければいいことがある」と覚えていき、吠え癖が徐々に直っていきます。

ミニチュアダックスのお手入れ

ミニチュアダックスは以下のお手入れが欠かせません。

ミニチュアダックスのお手入れ その① ブラッシング

ブラッシングは毛のもつれや抜け毛を取り除くほか、マッサージ効果もあります。

そのため、こまめに行い、皮膚を健康に保つようにしましょう。

ブラッシングの際に使用するブラシですが、毛の長さが短いスムースコートにはラバーブラシ、そして抜け毛が多いロングコートとワイヤーコートはピンブラシやスリッカーブラシがおすすめです。

ミニチュアダックスのお手入れ その② シャンプー

シャンプーは月1~2回ほど行い、清潔に保ちましょう。

また、あまりやり過ぎると、皮膚が乾燥気味になってしまうので気をつけてください。

ミニチュアダックスのお手入れ その③ 耳掃除

ミニチュアダックスの耳は垂れているため、通気性が悪く汚れがたまりやすい傾向にあります。

こまめにチェックして、汚れていたら耳掃除をしてあげましょう。

不衛生な状態のままだと、外耳炎や皮膚のトラブルを引き起こしやすくなってしまうので、注意が必要です。

ミニチュアダックスのお手入れ その④ 歯みがき

歯垢や歯石が歯に付着したままになると、歯周病の原因になってしまします。

歯みがきは、こまめにやるに越したことはありませんが、嫌がって逃げてしまうことも少なくありません。

できれば最低でも週1回は行いたいところですが、それも難しい場合は、指にガーゼを巻き、それを歯に擦り当てて、汚れを拭き取るようにしましょう。

ミニチュアダックスがなりやすい病気

ミニチュアダックスがなりやすい病気は、以下のものが挙げられます。

  • 椎間板ヘルニア
  • 進行性網膜委縮
  • 白内障
  • 緑内障
  • 尿路結石
  • 糖尿病

この中でもとくに注意しておきたいのが椎間板ヘルニアです。

胴長短足の体型は背骨に負担がかかりやすく、胴まわりの筋肉が衰えてきたり、肥満になったりすると発症しやすくなってしまいます。

そのほか、目の病気にも注意が必要です。

顔の周辺が汚れていたら、濡らしたコットンやガーゼで拭き取り、清潔に保つようにしましょう。

ミニチュアダックスに長生きしてもらうには?

ミニチュアダックスの平均寿命は13~16年ぐらいと言われています。

家族の一員の愛犬には、もちろん長生きしてもらいたいものです。

病気をなるべく引き起こさないためには、食事管理はもちろん、毎日の散歩も欠かせません。

ミニチュアダックスは肥満になりやすい体質なので、おやつを与え過ぎたり、散歩を怠ったりすると、前述した病気を引き起こしやすくなってしまいます。

散歩は1日2回、各20~30分連れて行くようにしましょう。

また、7歳を過ぎた老犬期になると、体の機能が徐々に低下していきます。

そのため必要に応じて服を着させるなどして、暑さ・寒さ対策にも気を配るようにしましょう。

ミニチュアダックのさいごに

活発で人懐っこい性格のミニチュアダックスは、誰からも愛されるような魅力を持っている犬です。

そのうえ、しつけも積極的に覚えていかれるので、一緒に暮らしやすい犬と言えるでしょう。

被毛の種類や毛色によって、それぞれ違った個性があるので、いろいろ見比べて選ぶことをおすすめします。