ノーフォークテリアの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

まだまだ日本では馴染みのないノーフォークテリアという犬種をご存知ですか?知らずにみると、ミックス犬?!なんて思ってしまうかもしれませんが、純血種なんです。これから人気が出てくる可能性を、たくさん秘めているノーフォークテリアとはどんな犬なのでしょうか。

ノーフォークテリアの基本情報

名前の通り、テリア系の犬になります。テリア系の犬の中では、ヨークシャテリアの次に小さいといわれ、同じテリア系のノーリッチテリアと混同されることがありますが、最大の違いは、耳の形にあります。

ノーフォークテリアが垂れ耳なのに対し、ノーリッチテリアは立ち耳になります。

いずれにしろ、このノーフォークテリアは、日本ではなかなかお目にかかることがなく、珍しい犬種とされています。

ノーフォークテリアの歴史

イギリス生まれのハンター犬

ノーフォークテリアは、イギリスのノーフォーク州のノーリッチ市で誕生しました。

当時、人々のためにキツネ狩やねずみの駆除で活躍をしていました。

同じ頃、ノーリッチテリアも活躍をしていて、立ち耳か垂れ耳化の違いで、当時は同じ犬種として扱われていました。

ノーフォークテリアとノーリッチテリアが正式に別犬種に

1930年当時、ノーフォークテリアもノーリッチテリアも同じ犬種として、ショーに参加していましたが、絶対的に、垂れ耳のノーフォークテリアは少なく、一時期は絶滅の寸前まで数が減ってしまいました。

そんな中、人々の復活の努力のおかげで、1940年代には個体数が回復し、1964年には、イギリスのケンネルクラブでは、垂れ耳をノーフォークテリア、立ち耳をノーリッチテリアと区別し、別々の犬種として登録されることになりました。

ノーフォークテリアの特徴

  • 大きさ:小型犬
  • 体重:4.5〜6kg
  • 体高:24〜26cm
  • 被毛の種類:ダブルコート
  • 被毛の長さ:ミディアムロング(ゴワゴワした硬い直毛が特徴)
  • 被毛の色:ウィートン、ブラック&タン、レッド、グリズル

ノーフォークテリアの断尾について

同じノーフォークテリアでも、アメリカタイプとイギリスタイプとあります。

アメリカタイプの方が、体格はやや小さめとされていて、断尾されていることが多いです。

最近では、各国で断尾は動物虐待として禁止する国々が増えています。

これからどうなっていくかわかりませんが、現在でもノーフォークテリアの尾は、断尾されていることがあります。

ノーフォークテリアの性格・気質

ノーフォークテリアの性格・気質① 小さくても、気の強さは大型犬より強いです

どんなに小型犬でも、そこはテリア犬。

テリア気質はきっちり持っています。

どんなに自分より大きいものにでも、物怖じせずに勇敢に立ち向かって行く強さがあります。

負けん気が強く、もともと狩りをしていたこともあり、動くものを追いかけ回すのが大好きです。

ノーフォークテリアの性格・気質② 飼い主への忠誠は絶対です

やんちゃで、勝手な行動ばかりで、人の話も聞いてくれなかったらどうしようなんていう心配はいりません。

ノーフォークテリアは確かに活発ですし、独立心もあります。ただそれ以上に飼い主さんを愛し、忠誠心が強いのも確かです。

ノーフォークテリアの性格・気質③ 遊ぶことが大好き

どんな犬でも遊び大好きですが、ノーフォークテリアは常に楽しいことを探しているの?と思えるくらい、ちょこちょこと歩き回り、時に、飼い主さんを遊びにお誘いします。

その時のお誘いの仕草も、飼い主さんの気を引こうと、あの手この手で誘おうとします。

個体それぞれの個性的な誘い方は、相当かわいいです。

人懐っこいので、問題行動につながる心配要素さえ、しつけトレーニングできれば、本当にかわいらしいパートナーになります。

ノーフォークテリアの飼い方・しつけ

ノーフォークテリアはとにかく好奇心旺盛で、動くことが大好きです。

ただ、やや頑固なところがあるので、一度嫌だと思えば、テコでも動かなかったり、完全にシカトを決め込む厄介な部分も。

うまくアメとムチでトレーニングする必要があります。

ノーフォークテリアとの信頼関係を大切に

主従関係が大事とよくいいますが、まさにノーフォークテリアを飼う上で、主従関係はとても重要です。

きちんとした関係が築けていないと、ノーフォークテリアのやんちゃな性格ばかり際立ってしまい、問題犬になってしまうことがあります。

主従関係は、ただしつけトレーニングで作られるのではなく、日々の生活の中、飼い主さんが愛情いっぱい込めて、お世話をしたり、話しかけたりし、スキンシップを毎日取ることで、信頼関係が生まれます。

そして、その信頼関係が、主従関係構築につながっていくわけです。ただただ上から目線の飼い主さんには、ノーフォークテリアは尊敬以前に、心を許してくれることはないでしょう。

ノーフォークテリアのトイレトレーニング

ノーフォークテリアは猟犬だったこともあり、飼い主さんの指示を聞く能力に長けていて、とても賢いです。

なので、飼い主さんが要領よくトイレトレーニングのコツを掴み、教えてあげることさえできれば、割とすんなり覚えてくれます。

ポイントは、トイレを失敗させないことと、成功したらお祭り騒ぎで褒めることです。

失敗させないために、ノーフォークテリアがトイレを覚えるまでは、行動範囲を限られた範囲とします。

トイレトレー以外にも、最初はとにかくいっぱいトイレシートをサークルなどに敷き詰め、どこでトイレをしても成功という状態にし、とにかく褒めるようにこちらから仕向けます。

きちんとできたらトイレシートを減らす。失敗したら増やすの繰り返しです。

犬は、褒められるともっと褒められたいと頑張ってくれます。

あとは、飼い主さんが犬がトイレをしたがる仕草をしたら、タイミングよくトイレへ誘導してください。

ノーフォークテリアの散歩の仕方と頻度

ノーフォークテリアは体は小さいですが、かなり体力もあり、それ相当の運動を必要とします。

ノーフォークテリアの散歩は1日2回 1回につき30分

きちんとした運動は、老後の健康維持にも関係してきますし、運動不足でストレスが溜まると、犬の問題行動にもつながります。

ぜひ、毎日の散歩と、月に何回かはドッグランや、思い切り走れる広場などに連れて行き、ノーリード、もしくはロングリードで走らせてあげてください。

ノーフォークテリアとの散歩の注意点

ノーフォークテリアは、ちゃんと散歩のトレーニングができてないと、ついつい本能で、犬や通りすがる人に吠えたくなったり、飛びつきたくなるようです。

それをきちんと制止してあげないと、散歩の度、いろんな人に迷惑がかかってしまいます。

リーダーウォークのトレーニングがとても大切です。

ノーフォークテリアのお手入れ

ノーフォークテリアはダブルコートなので、さぞや抜け毛が…と心配されるかもしれませんが、そんなに多くはありません。

確かにシングルコートの犬に比べたら多少ありますが、驚くほどではありません。

さて、ノーフォークテリアはどのようにお手入れしてあげたら良いでしょうか。

ノーフォークテリアのお手入れ① トリミング

ノーフォークテリアの被毛は、強く硬いほうがいいとされていて、その被毛を保つために、プラッキングという手法でケアをするのが基本になります。

  • プラッキング……ハサミやクリッパーでの一般的なカットと違い、被毛を手で抜くことをいいます。 慣れるまで、犬自身も当然痛みを感じ、皮膚を傷つけることも場合によってありえます。 ただ、それを繰り返すことで、被毛と皮膚が強くなって、ノーフォークテリアらしい姿になっていくのです。

とはいえ、どういうカット方法を取るかは、飼い主さん次第になります。

もちろん、ノーフォークテリアも、普通にハサミやクリッパーを使ったカットもちゃんとできます。

ただ、そうすることで、被毛が柔らかくなっていく可能性は高いです。

ショードッグでないのであれば、普通のカットで十分という飼い主さんが多いのも事実です。

ノーフォークテリアのお手入れ② 臭いとシャンプー

ノーフォークテリアはあまり獣臭がしないといわれています。

それでも長いことシャンプーをしてあげないと、さすがに臭ってきますので、3〜4週間に1回は、シャンプーをしてあげましょう。

また、シャンプー後は面倒でも自然乾燥などせず、きちんとドライヤーで100%乾かすようにしてください。

根元が湿った状態が続くと皮膚疾患の原因になってしまうので、夏でも100%ドライヤー乾燥をしてくださいね。

ノーフォークテリアのお手入れ② ブラッシング

できれば毎日、できなくてもせめて2〜3日に1度はブラッシングすることをおすすめします。

使うのは、スリッカーブラシを基本とし、仕上げにピンブラシやコームを使います。

もつれた被毛がある場合は無理にほぐそうとせず、手で優しくほぐしてください。ブラッシングすることで、血行も良くなり、被毛の艶も出ルノでいいことだらけです!

ノーフォークテリアのお手入れ③ 歯磨き

頑固者のノーフォークテリアなので、歯磨きトレーニングは、早い時期から始めるのに越したことはありません。

口内を綺麗に保つことで、歯周病から愛犬を守り、長生きにもつながりますので、歯磨きは必ずしてあげたいケアの1つです。

ノーフォークテリアの注意する病気

いつでも元気いっぱいなイメージのノーフォークテリアですが、どんな病気に注意したらいいか、紹介いたします。

ノーフォークテリアの注意する病気 その①  膝蓋骨脱臼

小型犬に多い病気です。膝が脱臼してしまう病気なのですが、グレードが4段階あり、初期のグレードでは、脱臼してもすぐに元に戻ります。

グレード3になると、脱臼の状態でいることが多く、脱臼した足を挙げて歩くようになります。

グレード4では、常に脱臼の状態になっているので、まともに歩くことが困難になります。ひどくなると外科手術が必要になります。

予防として、カウチなど、高いところへのジャンプなど膝に負担がかかる動きをさせないことがあります。

ノーフォークテリアの注意する病気 その②  白内障

人の白内障と同じです。

原因は、遺伝によってなる場合のほか、老化や、他の病気によってなることもあります。

目がどれくらい白く、濁ってきているかでグレードが分かれます。

いずれにしろ、治療は目薬がメインで、どこでもできるわけではありませんが、病院によっては、人のように、水晶体の濁りを取り除き、人工レンズを入れる外科手術をしてくれる病院もあります。

ノーフォークテリアの注意する病気 その③ 肥大性心筋症

大型犬によく見られる病気なのですが、ノーフォークテリアにもたまに見られるようです。

この病気は、心筋が肥大してしまうことで、心臓の動きが悪くなり、全身へうまく血液が流れず、不整脈が起こり、最悪突然死になる場合もある、恐ろしい病気なのです。

現在でもまだはっきり原因は判明しておらず、完治させる方法もありません。

唯一、早期に発見して、薬で進行を遅らせることが、今できる最善策です。

とにかく、愛犬がある程度の年齢に達したら、定期的に健康診断を受けることをおすすめします。

ノーフォークテリアはどんな人向けの犬種?

テリア系の犬が大好きな人には、間違いなくおすすめしたい犬種になります。

ただ、犬を飼うのが初めての人には、もしかしたら、結構わかり合うまでに時間がかかる相手かもしれません。

また、他の小型犬よりも運動量を必要としますので、毎日近所をちょこっとお散歩〜と、安易に考えている方にはおすすめできません。

ちゃんと時間をかけて、一緒に成長していこうという方には、いろんな時間を一緒に過ごすことで、お互いをわかりあい、きっと最高のパートナーになるでしょう。

ノーフォークテリアについて さいごに

なかなか近所で飼っている人もいなくて、本物のノーフォークテリアに会ったことがないという方も多いはず。

ただ、ノーフォークテリアのファンがいることも事実なんです。

小さいくせに勇敢で、力強く歩く姿は、小さな戦士のように見えることもあり、すごく頼もしいボディガーです。

でもそんな一面がある中、飼い主さんにはべったりな甘えん坊なところもあり、いろんな顔をコロコロ見せてくれるノーフォークテリアは、確かに他の犬にはない、ノーフォークテリアだけの魅力かもしれません。