犬が吠える理由! うるさい無駄吠えや夜泣きの対処法

犬が吠える理由

犬が吠えることへの対策をとるには、なぜ、犬が吠えるかを知る必要があります。

飼い主の皆さん なぜ犬が吠えるのかご存知ですか?

犬が吠えるにはちゃんと意味があるんです。

犬,吠える

犬が吠える理由 その1. 要求吠え

自己主張が強い犬に多く見られるのが要求吠えです。

それ、ちょうだい。
そっちじゃなくて、こっち。
というふうに、犬は吠えて要求します。

もともと、主張が強い性格の犬に、たまたま要求吠えに答えて、言うことを(吠えている)聞いてしまった場合、しめしめ…とばかりに、吠えると欲しいものが手に入ると学習します。

犬が吠える理由 その2. 警告吠え(番犬吠え)

テリア犬や狩猟犬に多く見られる警告吠えです。

外で物音がしたり、誰かが訪ねてきてチャイムが鳴ったときなど、犬は、自分のテリトリーと家族を守るため、「誰だー!!ここは、僕の家だぞ!」と警告するわけです。

犬が吠える理由 その3. 寂しい吠え

犬はいつだって、飼い主さんや家族と一緒にいたい生き物です。

それでも、時に私たちの都合で留守番をしてもらうことがありますよね。

そこで、犬の性格にもよりますが、お留守番だと雰囲気を察知すると、孤独になりたくなくて吠える場合があります。

この場合、ワンワンッという大声ではなく、甘えたクゥ〜ンという鳴き声のことが多いです。

犬が吠える理由 その4. ストレス(怒り)吠え

自分が行きたいように散歩に連れて行ってもらえない。

飼い主さんが忙しいのか、構ってもらえない。

室内で遊ぼうにも、誰も相手してくれない。

それらのストレスが溜まっていき、犬は我慢の限界で吠え出します。

犬が吠える理由 その5. 興奮吠え

「飼い主さんが帰ってきたー!! 」「ご飯の時間だー! 」「やったぁ、散歩の時間だ」

1日のうち、犬にとって嬉しい時間は多々あり、そのたび興奮し、喜びを体いっぱいで表現して吠えまくります。

しっぽを振るくらいじゃ全く物足りなく、どうしても吠えてしまうようです。

犬の無駄吠え・しつけ直すこと

私たちはよく、犬の無駄吠えといいますが、犬にとって、無駄に吠えるということは一度だってないのです。

犬が吠えるには、必ず吠える理由があります。

犬にとって、吠える=会話なのです。

ただ、それを良しとしてしまうと、近所迷惑始め、人と犬との共存がストレスいっぱいになってしまうのも事実です。

犬が吠える理由を理解した上で、改めて犬に私たちとの生活ルールを学習してもらうのです。

犬の無駄吠え・しつけ直し方法(実践編)

犬が吠えること=犬の会話であることは分かりました。

では、犬が吠えることについて具体的にどうやって、クセになってしまった無駄吠えをしつけし直したらいいでしょうか?

それぞれ吠える理由ごとにしつけ方法を紹介していきます。

犬の要求吠え・しつけ直し方法

基本的に、何か欲しいものや、して欲しいことがあると、その要求が通るまで吠えようとします。

これは、飼い主さんが過去、一度でも犬の要求を聞いてあげたことから始まることが多いです。

まず、要求吠えに関しては、わざとらしいくらい無視してください。

じっと犬を見つめて無視するのではなく、「完全にお前なんか視界に入ってないぞ」というくらい、一切犬を見ずシカトです。

何なら吠えてる犬を尻目に、別の部屋へ行ってしまってもいいです。

そこで犬が吠え止んだら、名前を読んであげたり、撫でて思い切り褒めてあげます。

吠えたら望みが通るという、犬の間違った学習をぶち壊してください

犬の警告(番犬)吠え・しつけ直し方法

1番困る無駄吠えが「犬の警告(番犬)吠え」これではないでしょうか。

外で何か音がするたび、人が訪ねてくるたび、人の声が聞こえなくなるくらい、吠えまくる犬には困ってしまいます。

犬にとっては、自分のテリトリーを守る、正当防衛なんですが、これはちゃんと直してあげないと、ご近所トラブルになることもありますね。

まずは、飼い主さん以外の誰かに協力を依頼します。

犬と飼い主さんが室内で待機している中、協力者にチャイムを鳴らしてもらいます。

鳴ったら当然吠えるでしょうが、ひたすら無視します。

「ダメ」などと言って押さえ込もうとすると、犬は自分の吠えに同調してくれていると勘違いするので、一切無視です。

これをひたすら繰り返します。

ある程度、吠えることが落ち着いてきたら、チャイムが鳴ったのと同時に、おすわりやフセの指示をし、ちゃんとできたらご褒美をあげましょう。

繰り返すことで、チャイムが鳴ったら、おすわり(フセ)をして、おやつをもらうという行動が1セットになっていきます。

要は、犬に吠える隙を与えないことです。

その他の犬の無駄吠え・しつけ直し方法(ストレス・寂しくて・興奮)

犬の無駄吠えで1番困る要求吠えと、警告(番犬)吠えについてご紹介してきましたが、犬の無駄吠えはそれ以外にもあります。

ただ、犬がいろんなストレスから吠えてしまうという場合、問題の原因は犬ではなく、飼い主さんにある場合も多く、単純にその問題を解決することで収まることが多いです。

特に犬の運動不足には注意です。

また、犬が淋しくて吠えるという場合も、基本的には要求吠えと一緒で、無視することです。

そして、外出前に必ずそうなるなどという場合、飼い主さんは犬に出かける準備を見せないことも1つです。

犬が気づいたら飼い主さんがいなくなってたという、犬に吠える間を与えないようにします。

犬の興奮吠えは、ある意味、長時間吠えるわけでもない場合、許容範囲ではないでしょうか。

自分が帰ってきた時、嬉しくてブンブン、シッポを振って吠えてくれる犬じゃなかったら、少しこっちが寂しくなりませんか?

犬が夜吠える うるさくて眠れない夜の対処法

犬,吠える

犬が吠えるのは何も、日中だけではありません。

吠えられて困るのが、「夜」吠えられることです。

もちろん夜吠えるにも理由はあり、それは犬の年齢ごとに違うことがあります。

年齢ごとの、夜吠える犬への対処法を紹介します。

子犬が夜吠える・対処法

子犬の場合、寂しかったり、不安になることで吠えたり、クーンと鳴いたりすることが多いです。

ここで、ついつい声をかけると、吠えたら側に来てもらえるとなり、吠えグセにつながります。

心を鬼にして無視です。

方法として、犬の寝床にラジオなどをかけてあげたり、犬は柔からくて狭い場所を好むので、ブランケットなどを寝床に準備してあげ、居心地の良い環境を作ってあげると、安心することが多いです。

成犬が夜吠える・対処法

成犬になると、ほとんど夜吠えることはなくなってきますが、吠える理由として、運動不足によるストレスや、去勢や避妊手術をしていないことによる発情期の興奮で、吠えることがあるようです。

運動不足では犬も体力が有り余って、ぐっすり寝ることもできませんね。

どうぞ、犬の散歩の時間を増やすなり、ドッグラン等へ連れて行ってください。

また、発情による興奮吠えは、生理現象でもあります。
繁殖を考えていない場合は、犬へのストレスも考え、去勢や避妊手術をすることをおすすめします。

シニア犬が夜吠える・対処法

シニア犬になってくると、犬も、時間の感覚が鈍くなってきます。
体内時計が狂うことで、夜突然目が覚めることもあるでしょう。

だんだんと目が見えにくく、耳が聞こえなく、思うように機敏に動けなくなってくる犬にとって、夜の静けさに恐怖を感じ、吠えてしまうこともあります。

場合によっては、年齢による痴呆が原因のこともあるかもしれません。

シニア犬に関しては、今まで一生懸命生きてくれたことに敬意を払い、少しくらい、甘えさせてもいいのではないかと思います。

日中は極力スキンシップをたくさんとり、極力体を動かしたり、散歩に行き、時間のメリハリをつけるようにします。

夜不安がって鳴いたり、徘徊するようなら、飼い主さんと同じ部屋に寝床を移動してあげて、飼い主さんの存在を感じさせ、安心させることも1つです。

また、犬の飼い主さん自身にも睡眠時間は必要です。

あまりにもひどい場合は、獣医さんの指導のもと、睡眠補助薬などを使うことも考えましょう。

大人しかった犬が突然吠えるように…なぜ!?

犬,吠える

子犬の頃からしつけトレーニングを頑張り、すくすくと順調に立派な犬に育ってくれた愛犬…だったはず。

ある日突然、今まで吠えなかったのに吠えるようになったということがあります。

飼い主としては、何か間違ったことを教えた!?と焦りますよね。

これには3つほど理由があります。

1.反抗期突入

犬にも反抗期があります。

小型・中型犬は大体4〜6ヶ月、大型犬は大体9〜12ヶ月の頃訪れます。

今までできたことを突然失敗するようになり、指示したことを無視し、挑戦的に吠えたりすることがあります。

それは全て一時的に訪れる反抗期のせいであることがあります。

その時期が過ぎれば、また何事もなかったかのように、元の愛犬に戻ることがほとんどです。

一定期間はハラハラすることが多いですが、叱るということはせず、基本的には失敗や無駄吠えには無視することで対応し、しつけを継続していくようにしましょう。

2.警戒することを覚えた

子犬の頃は、見るもの触るもの全てが初めてで、何が安全で何が危ないか以前に、全ては興味が先走り、警戒心ゼロでした。

そんな子犬も成長するとともに、いろんな人間社会のことを学習します。

家族と知らない人。友達の犬。知らない犬。

いろんな人や動物、ものを犬は区別し始めます。

そして、知らないものに対して警戒することを覚えるのです。

少しでも多くのものに対して慣れさせることで、極度な警戒を解いてあげることができます。

3.怖いものができてしまった

警戒心同様、子犬の頃はとにかく好奇心の塊なので、何かを怖いと思うこともありませんでした。

成長する過程で、大きな雷の音を聞いてしまい、瞬間的に怖いと思ってしまった犬は、その瞬間から雷=怖いという恐怖心が芽生えてしまいます。

同じように、今まで大丈夫だったものでも、たまたま何かの出来事をきっかけに怖いと思ってしまうと、ずっとその対象に対して怖がったり、吠えてその対象物を追い払おうとします。

この場合も、少しずつそのものに慣らしていくしか方法はありません。

自然現象に対しての恐怖心も、優しく声をかけて撫でてあげたり、わざとCDなどでその音を再現し、それが怖くないということを、時間をかけ慣れさせるトレーニングをしましょう。

今までガウガウ犬だったのに、吠えなくなった。大丈夫!?

イングリッシュコッカースパニエル

今まで叱ってもしつけし直そうにも、いろんな手を尽くしても無駄吠えが直らなかった愛犬が突然静かになった気がする…

楽になったと喜ぶべきなのか、何なのか…

今までうるさいほど吠えていた犬が急に静かになると、それはそれで心配になります。

原因として考えられる理由は3つあります。

1.病気やケガ

病気やケガの場合、吠えない以外に食欲がない、嘔吐・下痢や散歩に行きたがらないなど、ほかにも症状が見られます。

また、全身をチェックしケガしているところがないか調べましょう。

2.過剰なストレス

犬にもストレスが溜まることがあります。

ストレスで吠えたりイタズラをしたり、問題行動を起こす場合もありますが、極度にストレスが溜まると、やる気をなくしおとなしくなることがあります。

特に運動不足が続くとそうなることがありますので注意が必要です。

3.コミュニケーション不足による犬の鬱

つい忙しくて、愛犬に構ってあげない日が久しく続いてしまうと、飼い主との絆が深ければ深いほど、犬は愛情不足から鬱になってしまうことがあります。

そうなると犬も人間同様、全てがどうでも良くなり、吠えて要求するということもしなくなります。

どうぞ、大切な愛犬がそんな心理状態になる前に、短時間でも毎日スキンシップを取り、話しかけてあげるようにしましょう。

無駄吠えしやすい犬種

犬がひたすら吠える背景には、様々な犬の飼育環境などが関係しています。

それは、飼い主さんがついつい甘やかしてしまった結果だったり、社会化がうまくいかず、いろんなものが恐怖の対象だったりします。

そうなると、犬たちはガウガウ、キャンキャン、一斉に自己主張を始めますね。

ただそんな原因以外にも、犬それぞれの持って生まれた気質というのが関係している場合があります。

たくさんいる犬種の中、どうしても吠えやすい傾向の犬がいるのも確かです。

ではそれはどんな犬種なのか見ていきましょう。

ポメラニアン,茶色

無駄吠えしやすい小型犬

  • ポメラニアン
  • チワワ
  • パピヨン
  • ミニチュアピンシャー
  • ミニチュアシュナウザー
  • テリア系の小型犬全般

小型犬はキンキン高音で吠えるのが特徴になります。

最近では圧倒的に、小型犬の中ではポメラニアンが吠えるといわれています。

もちろんしつけや育つ環境で全く変わってはきますが、基本的に小型犬は臆病で神経質なことが多く、特にチワワなどは怖いのに虚勢を張って、吠えまくる傾向があります。

デリケートで神経質な性格や、社会化がうまくいかなかった場合、犬はついつい慣れないものに対しての恐怖などから吠えてしまうようです。

無駄吠えしやすい中型犬

  • 柴犬
  • ビーグル
  • ウェルシュコーギー
  • テリア系の中型犬全般

中型犬で吠えやすい犬種の場合、小型犬のように高音で吠えるというより、力一杯大声で吠えるといったイメージになります。

高音じゃない分…と思うかもしれませんが、あまりの力強い声は近所まで聞こえるくらい大きい場合があるので要注意です。

無駄吠えしやすい大型犬

  • ドーベルマン
  • ラフコリー
  • ボーダーコリー
  • 北海道犬
  • オーストラリアンシェパード
  • テリア系の大型犬

一般的に、大型犬はドシッと構えた立ち振る舞いで、あまり忙しく吠えるようなイメージはありませんね。

それでも吠えやすいといわれる大型犬は存在し、そのほとんどは、番犬として警戒心から吠えたり、元牧羊犬や猟犬だったりした名残から吠えてしまうことが多いようです。

無駄吠えしにくい犬種

それでは逆に、無駄吠えしにくい犬種っているのでしょうか。

答えは「イエス。存在します」

ただし、犬は吠えて意思表示をしますので、全く吠えない犬というものは存在しません。

では吠えにくい犬には、どんな犬種がいるのかを見ていきましょう。

フレンチブルドック

小型犬で無駄吠えしにくいのは?

  • パグ
  • フレンチブルドッグ
  • ボストンテリア
  • シーズー
  • パピヨン
  • マルチーズ
  • イタリアングレーハウンド

小型犬で吠えにくい犬の特徴は、小型犬はもともと気が強いことが多いといわれますが、吠えにくい小型犬は、本当に怖がりなため吠えないということがあります。

また、元猟犬という歴史を持っている場合が少なく、元から愛玩犬として愛されていたため、吠える必要がなかったという一面もあります。

そして、パグやフレンチブルドッグのような短頭種の犬種は、吠えたとしても低い声で小さい場合が多いので、吠えたとしても気にならない程度のことが多いようです。

中型犬で無駄吠えしにくいのは?

  • バセンジー
  • ウィペット
  • アメリカンコッカースパニエル
  • ブルドッグ
  • バセットハウンド

無駄吠えしにくい中型犬の特徴も、ほぼ小型犬の場合と同じ理由になります。

一般的に、あまり縄張り意識が強くなくマイペースな性格の中型犬は、のんびり平和主義的なところがあり、めったに吠えないということが多いようです。

大型犬で無駄吠えしにくいのは?

  • 秋田犬
  • ゴールデンレトリバー
  • ラブラドールレトリバー
  • ブラッドハウンド
  • サルーキー
  • マスティフ

大型犬で無駄吠えしにくい犬種の特徴としては、どっしりとした落ち着きがあるということと、プライドが高い犬は吠えにくい傾向があります。

また、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは、人が大好きで、人と同調する能力があるとされ、空気を読み、騒いでいい時・静かにする時を判断することが多いです。

いくら吠えにくい犬といえども…

最初から吠えやすいと言われて飼い始めた犬なら、それを覚悟で、最初からしつけを頑張ろう!と心の準備ができますね。

でも、吠えにくいですよ〜と言われて飼ったのに、実際家に迎えたらすごい吠えるんだけど…という話をたまに聞くことがあります。

どんなに吠えにくいといわれる犬種でも、性格により吠えてしまうこともあります。

ご紹介してきたように、犬には犬の吠える理由が必ずあります。

まずはなぜ吠えるのかを観察し、それぞれの理由に合わせて解決していくようにしましょう。

この記事のまとめ

犬が吠える理由
  • 犬が吠える理由 1.要求吠え 2.警告(番犬)吠え 3.寂しい吠え 4.ストレス(怒り)吠え 5.興奮吠え
  • 子犬が夜吠える時…居心地のいい環境づくりがポイント
  • 成犬が夜吠える時…運動不足にさせない
  • シニア犬が夜吠える時…痴呆が原因のことあり。安心する環境づくり。必要なら睡眠補助薬
  • 犬が突然吠えるようになる理由:1.反抗期2.警戒心の芽生え3.恐怖心の芽生え
  • 犬が突然吠えなくなった理由:1.病気やケガ2.ストレス3.欝
  • 無駄吠えしやすい犬:ポメラニアン、チワワとテリア系の犬種。元牧羊犬や猟犬は吠えやすい傾向あり

犬が吠える理由!うるさい無駄吠えや夜泣きの対処法のさいごに

犬が吠える理由について、1つ1つなぜ吠えるかを考えていくと、なるほどな〜と感心してしまうことがあります。

一生懸命、私たちに訴えかける犬たちの声を、少しでも多く私たち飼い主が汲み取ってあげることは、私たちの使命であると感じます。

犬は無駄に吠えることはありません。

その声に耳を傾け、そこに問題があるならば、犬と一緒に解決していける飼い主でいる努力をしていきましょう。