スコティッシュテリアの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

長い顔に顎ひげが特徴的なスコティッシュテリア。 アメリカ・ホワイトハウスで3度に渡って大統領の犬として愛された犬種でもあります。 そんなスコティッシュテリアは一体どんな犬なのでしょうか。 今回は、スコティッシュテリアの性格や飼い方などについて、まとめてみました。

スコティッシュテリアの基本情報

スコティッシュテリアはスコットランド原産のテリア犬です。
「ダイハード(最後まで抵抗する頑固者」というニックネームもあるほど、典型的なテリア気質の持ち主です。
「スコッティ」の愛称で親しまれていて、多くの有名人の愛犬として、アニメなどのモデル犬として愛され続けています。

スコティッシュテリアの歴史

スコティッシュテリアの歴史① ルーツ

スコティッシュテリアは名前の通りスコットランド原産の犬種です。
スコットランドのテリア種としては最古の犬種だと考えられています。

元々スコットランドには多くのテリア種がいましたが、多くのテリア種が総称されてスコティッシュテリアと呼ばれていました。
しかし、愛好家たちによって犬種の確立と分類が進められ、1880年頃、現在のスコティッシュテリアの犬種スタンダードが決まることになります。

スコティッシュテリアの歴史② 狩猟犬としての歴史

スコティッシュテリアは駆除犬や狩猟犬としても活躍していました。
農場での害獣駆除や、アナグマ・キツネなどを狩ること優れ、巣穴まで潜りこんで獲物を追いかけていくことを得意としていました。
スコティッシュテリアの尻尾は、巣穴に盛り込んだスコティッシュテリアを飼育者が尻尾を掴んで引っ張りだすために強く丈夫に改良されたと言われています。

スコティッシュテリアの歴史③ 大統領に愛された犬

1883年にはアメリカに持ち込まれました。
そして、フランクリン・ルーズベルト大統領がスコティッシュテリアを飼育したのをきっかけに、その人気はアメリカ中で一気に高まることとなります。
ルーズベルト大統領が飼っていたスコティッシュテリアは「ファラ」と名付けられ、どこに行くにも一緒でとても可愛がられていました。 現在は、ルーズベルト大統領の墓の側で埋葬されています。
ルーズベルト大統領はファラの前にも「ダヴィー」という名前のスコティッシュテリアを飼育されていたスコッティ愛好家です。
記憶に新しいブッシュ前大統領も2匹のスコティッシュテリアを飼育されていました。

スコティッシュテリアの特徴

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  • 筋肉質な小型犬
  • 大きな頭部と顎ヒゲ
  • ワイヤー状の硬い毛質
  • 毛色は、ブラック・ウィートン・ブリンドル

スコティッシュテリアの特徴:大きさや身体的特徴

スコティッシュテリアは、体高25~28cm、体重8~10kgの小型犬に分類されます。
短い脚に、骨太のがっちしりした体躯をしています。特に首や背中、腰は弾力のある筋肉質な体型をしています。
大きな頭部に、顎ひげが特徴的です。

スコティッシュテリアの特徴:毛質と毛色

スコティッシュテリアの被毛は、長毛のダブルコートで、柔らかく密生したアンダーコートと、ワイヤー状の硬いオーバーコートの二重構造になっています。
毛色には、ブラック、ウィートン(小麦色)、ブリンドルなどがあります。

スコティッシュテリアの性格・気質

  • 飼い主に対して愛情深く忠実
  • 典型的なテリア気質 
  • 頭は良いが、子犬の頃が鍵!!
  • 他の犬や動物は苦手

内気だけどやんちゃな性格

スコティッシュテリアは小型犬ながらも、とてもパワフルで遊びが大好きな活発な性格をしています。
内気で知らない人には距離を置くことがありますが、飼い主に対しては、非常に愛情深く誠実な犬種です。

「ダイハード(最後まで抵抗しない頑固者)」と呼ばれる犬

典型的なテリア気質の持ち主でもあり、自信に満ち溢れ、頑固で気難しい性格でもあります。
飼い主に対して従順で律儀な性格でもあるので、しつけは根気強く行えば覚えてくれますが、成長すればするほどしつけが入りにくくなります。
負けん気の強さから知らない犬へケンカを仕掛けることや、猟犬としての名残から小動物を見ると追いかけたがったり、地面を掘り返すということもあるでしょう。

スコティッシュテリアの飼い方・しつけ

スコティッシュテリアの飼い方① 飼育環境

スコティッシュテリアは寒さには強い犬種ですが、暑さには苦手です。
温度管理に気を付ける必要があるため、室内での飼育に向いています。

暖かい地域であれば外で飼うこともできますが、他の動物への縄張り意識や穴掘りが好きなことを考慮しておく必要があります。

他の動物に対して攻撃性が高い傾向もあるため、基本的には多頭飼いに向いている犬種とは言えないでしょう。

スコティッシュテリアの飼い方② 運動

小型犬ですが、活動的な犬種のため毎日の散歩と運動が必要です。

朝夕2回、1回30分程度の散歩に連れて行ってあげましょう。
合わせてボール遊びなどでスコティッシュテリアが興奮できるような充実した時間にしてあげると良いでしょう。

また、ドッグランでの運動もおすすめですが、他の犬とトラブルを起こしやすい犬種のため注意が必要です。

スコティッシュテリアのしつけ① 子犬のころから始めるしつけ

スコティッシュテリアのしつけは、子犬のころから行うことが大切です。
頑固な面が強いため、成長すればするほどしつけが困難になるでしょう。
しかし、基本的には頭が良く飼い主に従順な性格をしているので、子犬のころから根気強くしつければ、しつけは難しくはありません。
子犬のころから楽しくしつけを行っていきましょう。

スコティッシュテリアのしつけ② 基本コマンドをしっかりと

テリア気質の強いスコティッシュテリアは、散歩中やドッグランで他の犬にケンカを仕掛けることがある犬種です。
いざという時のために、コントロールできるようにしておきましょう。 特に「アイコンタクト」や「おすわり」のしつけを徹底しておきましょう。

しつけ方はいくつかのステップに分けて、ステップ途中でつまずいたら、前ステップに戻ってしつけていきましょう。

◆アイコンタクト

アイコンタクトとは、名前を呼んだらいつでもどんな状況でも飼い主の目を見つめることです。
きっちりトレーニングしておくことによって、どんな時でも名前を呼べば飼い主に集中することができます。

  • ステップ1:名前を呼んで反応できるようにする。おやつやおもちゃなどのご褒美も使って「名前を呼ばれる=いいことがある」と思わせていきましょう。
  • ステップ2:名前を呼ばれたら飼い主の目を見つめることができるようにする。
  • ステップ3:そっぽを向いている時に名前を呼ばれても、目を合わすことができるようにする。
  • ステップ4:おやつなど、より魅力的なものに気を取らせておいて、名前を呼んだら飼い主の目を見つめることができるようにする。
  • ステップ5:外出先などいろいろな場所でアイコンタクトできるようにする。
  • ステップ6:ご褒美の回数を減らしていき、最終的には褒める事だけにしていく。

◆おすわり

犬の突発的な行動を抑制することができます。

  • ステップ1:手からおやつなどのご褒美を与える。
  • ステップ2:ご褒美を高くあげてみて、犬が上を見上げると自然とおすわりの状態になったらご褒美をあげる。
  • ステップ3:ステップ2で座るといいことがあると覚えたら、座るタイミングに「おすわり」などの指示の言葉をかけて、おすわりをしたらご褒美をあげる。
  • ステップ4:ご褒美は高くあげず、「おすわり」の指示だけで座るようにする。
  • ステップ5:外出先などいろいろな場所でおすわりできるようにする。
  • ステップ6:ご褒美の回数を減らしていき、最終的には褒める事だけにしていく。

スコティッシュテリアのお手入れ

スコティッシュテリアのお手入れ① ブラッシング

長毛でダブルコートのスコティッシュテリアには、こまめなブラッシングが必要です。

通常では週2~3回、抜け毛の目立つ換毛期では毎日ブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングを怠ることで皮膚病になることもあるため、丁寧に時間をかけてあげることが大切です。

スコティッシュテリアのブラッシングには、硬い自然毛でできたグリズルブラシかピンブラシ、頑丈なスチールコームを使うと良いでしょう。

スコティッシュテリアのお手入れ② トリミング

長毛種なので、月に1度を目安にトリミングに連れていきましょう。
硬いワイヤー状の毛質をしたスコティッシュテリアには、毛を抜く「プラッキング」と呼ばれるお手入れをした方が良いことがあります。

スコティッシュテリアのお手入れ③ 日々のお手入れ

特徴的なスコティッシュテリアの顎ヒゲは、ご飯や水を飲んだ後汚れやすいです。
こまめに汚れを拭き取ってあげることで、可愛くてきれいなお顔にしておくことができますよ。

スコティッシュテリアの注意する病気

スコティッシュテリアの注意する病気① 尿石症

スコティッシュテリアのオスに好発しやすい尿石症です。
特に、シスチン尿石と呼ばれる遺伝性疾患が好発しやすい傾向にあるようです。
尿石症とは、尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)のどこかに結石ができる病気のことで、尿路が炎症を起こし激しい痛みを伴ったり、血尿や頻尿、排尿困難の症状が見られます。

排尿できないことで体内に毒素が回り、命にも関わってくる病気です。
利尿を誘発する予防と、定期的な尿検査で早期発見に努めましょう。

スコティッシュテリアの注意する病気② 悪性腫瘍

悪性腫瘍が発症しやすい犬種と言われています。
膀胱や下部尿路の悪性腫瘍、肥満細胞腫、リンパ肉腫が起こりやすいとされています。
特に膀胱癌については、発症率が他犬種の20倍と言われています。
目で見える異物ができていたり、尿路感染症と同じ症状など、体の異常を見つけたらすぐに動物病院で診てもらいましょう。

スコティッシュテリアの注意する病気③ フォンウィルブラント病

フォンウィルブラント病とは、別名「偽血友病」とも言われる出血が止まらなくなる病気です。
通常、止血に必要となるフォンウッィルブランド因子の異常によって起こります。
根本的治療はなく対処療法と付き合っていくことになります。
事前に検査で調べることができる病気ですが、子犬期の乳歯が抜けた時の出血の様子を確認して、血が止まらないようであれば早めに動物病院に相談しましょう。

スコティッシュテリアの価格相場と購入先は?

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スコティッシュテリアの子犬の価格は、だいたい15万円~25万円くらいです。

価格には、毛色や血統、容姿、月齢などが関係してきます。 また、ドッグショーに適した個体の場合は、大幅に上がった価格となっています。

ペットショップでも購入することができますが、取り扱われていることが少ないため、ブリーダーで探されることをおすすめします。

子犬を選ぶ際には、遺伝性疾患の多い犬種ですので予め確認しておくと良いでしょう。

スコティッシュテリアについて さいごに

スコティッシュテリアは気難しい性格を持っていて飼いやすい犬種とは言えませんが、飼い主家族にはよく懐き、愛らしい犬種です。
それでも、きちんとしつけをしておかないと、手が付けられない犬になってしまうこともあるので、子犬のころから愛情いっぱい、しっかりとしつけていきましょう。