犬が顔を触るしぐさから読み取る犬の行動の理由

犬のしぐさには特に意味がない場合もありますが、体の不調があったり、飼い主に何かを訴えたりしていることがあります。犬は言葉が話せませんので、そういうしぐさを読み取ってあげたいですよね。犬がよくするしぐさに「顔を触る」ということがありますが、かゆい以外に自分の顔を触るのにはどういう理由があるのかを考えてみましょう。

犬も顔を洗う?犬が前足で顔をかく理由

犬が前足で顔をかく理由① かゆい場合

単純に頭や顔がかゆい場合、犬は前足で顔や頭をかくことがあります。

ノミやダニが原因の場合がありますので、ノミ・ダニ予防はしておいてあげましょう。

皮膚病の可能性もありますので、どこをかいているのかをチェックして、皮膚の状態がどうなっているのかを確認しましょう。

また前足で顔をかくことで目や皮膚に傷がつかないように注意しましょう。

耳がかゆい場合も、顔や頭をかいているように見えますので、特に垂れ耳の犬の場合は耳の中もチェックしてあげましょう。

犬が前足で顔をかく理由② 不快指数が高くなっている場合

猫が顔を洗うしぐさをよくしますが、このしぐさの理由には、湿度が上がってきて不快指数が高くなってきていることもあるのです。

「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われるのは、この理由のためですが、猫だけではなく動物には天候の変化を感じ取る能力があると言われています。

犬が同じように湿度の高さを感じ取って前足で頭をかくようなしぐさをすることがあります。

猫のように顔を洗うしぐさをしたら、雨が降るのかどうかを確かめてみると意外と確率が高いかもしれませんね。

犬が前足で顔をかく理由③ かまってほしい場合

顔がかゆいわけではないのに前足で顔を触るしぐさをする場合、不満を表している場合があります。

飼い主が赤ちゃんのお世話に忙しい場合、テレビゲームなどに夢中になっている場合、訪ねてきた友人とのおしゃべりに夢中になっている場合、犬は少しずつ自分がかまってもらえないことに不満を募らせていきます。

愛犬にかまってあげている時間が少なかったと気がついたら、犬が前足で顔を触るしぐさをしていないか確認してみましょう。

顔を触るしぐさをして寂しそうにしていたら、遊んであげたり話しかけたりしてかまってあげるようにしましょう。

犬が前足で顔をかく理由④ 眠い場合

眠くなると人間も手で目をこするしぐさをしますが、犬も同じで、眠いと前足で目をこするようなしぐさをすることがあります。

眠いことが理由で、顔を触るしぐさをする犬は少数派と言えますが、顔を触るしぐさをしている犬が、とても眠そうな様子だったら、静かに眠れる場所に誘導してあげるといいでしょう。

顔がかゆい?犬が後ろ足で顔をかく理由

犬が後ろ足で顔をかく理由① かゆい場合

犬は顔や頭にかゆいところがあった時は後ろ足でかくことが多いです。

後ろ足で顔や頭をかいているのは、よく見かける光景ですので、それほど心配することもありません。

しかし、あまりにも頻繁に顔をかいている場合は、病気が原因でかゆくなっていることもあるので、注意しましょう。

犬が後ろ足で顔をかく理由② 満足の気持ちを表している場合

犬がかゆくないのに後ろ足で顔や頭をかいている場合は、前足で顔をさわるしぐさをしている時とは反対に、満足な気持ちを表していることが多いです。

いっぱい遊んでもらって嬉しかった時とか、ご飯がおいしかった時などに後ろ足で顔をかいていたら、飼い主さんに感謝の気持ちを表しているのかもしれませんね。

犬が顔を触るかゆい以外の理由

犬が顔を前足で触っている時に特に注意

犬がかゆい以外の理由で顔を触るしぐさをしている時、前足か後ろ足かどちらで触っているのかを注意してみましょう。

特に心配なのは前足で触っている場合です。

前足で触っている場合は不満を感じている時、不快な時が多いので、理由に思い当たることがあれば解消するようにしてあげましょう。

犬が後ろ足で顔を触っている時にも声をかけてあげよう

後ろ足で顔や頭を触るしぐさをしている時は満足や感謝を表していますが、心配ないからと放置しないで「よかったね」とか「楽しかったね」と声をかけてあげるようにしましょう。

そうすると、犬もより安心してくれることでしょう。

痛みで触っている場合も

顔を触っていたりかいていたりする場合、かゆみでかいていると考えてしまいますが、痛みで触っている場合もあります。

そういう場合は触ることによって悪化する場合があるので、どこを触っているのか、異常があるところはないかを確認の上、なるべく触らせないようにして、異常が見つかったら動物病院で診てもらいましょう。

犬が顔を触る心配な場合

犬が顔を触る心配な場合① 耳をかいている場合

あきらかに耳をかいている場合は、耳の病気にかかっている可能性が高いです。

耳をかく他にも頭を振るしぐさをすることもあります。

垂れ耳の犬の場合は、外から見えにくいので耳の中の様子をよくチェックして、異常があれば動物病院で診てもらうようにしましょう。

犬が顔を触る心配な場合② 口をかいている場合

口をかいている場合、高齢犬であれば歯周病になっている可能性があります。

歯周病になると歯肉が炎症を起こして痛みを伴うので、痛さで口を触ってしまうのですね。

口の中に異物が入っている、口内炎を起こしている可能性もあります。

口の中ではなく、口の周りの場合はアレルギーを起こしていることもあります。

口を触っているのは心配なことが多いので、口の中や周りを確認してあげましょう。

犬が顔を触る心配な場合③ 目をかいている場合

目をかいている場合は、軽くほこりが入った場合が考えられますが、結膜炎などの目の病気を起こしていることもあります。

目を触りすぎると傷がついてしまうこともあり、悪化してしまいますので、あまり触らせないようにして目の状態をチェックして動物病院で診てもらうようにしましょう。

犬が顔を触る心配な場合④ 顔周辺の皮膚をかいている場合

顔の皮膚に皮膚炎を起こしていると、顔周辺の皮膚を触ることがあります。

顔周辺の毛が脱毛してしまうこともありますので、注意してあげましょう。

犬が顔を触る心配な場合⑤ 鼻をかいている場合

犬が鼻をかくことは非常に稀ですので、かいている場合は重大なことが起こっている可能性があります。

鼻の中に異物が入ってしまった場合もありますが、高齢犬の場合は腫瘍ができている可能性もあるので注意が必要です。

顔をしきりに触る場合の対処法は?

犬が顔をしきりにかいていると場合は、何かの異変があった場合が多いです。

どこをかいているかを確認して、異常がないかどうかをチェックしてあげましょう。

耳が汚れていてかゆがっている場合は、犬専用の耳クリーナーで耳を洗浄してあげましょう。

目にほこりが入っている場合は、速やかに取り除いてあげると治まることもあります。

しかし傷がある、目が充血している、痛みがある場合は、それ以上触ると傷になったり細菌が入り込んだりしてしまいますので、まずはかかせないようにしましょう。

エリザベスカラーがあれば、使うことで顔をかくことを防ぐことができます。

異常が見つかった場合も、どこに異常があるかよくわからない場合も、頻繁に顔を触る場合は動物病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ~犬が顔を触るしぐさには意味がある

犬が顔をかいたり触ったりするしぐさには、それほど気に留めないことも多いのですが、実はいろいろな意味があり、犬の身体や心の状態を教えてくれるものだったのですね。

これから犬が顔をさわるしぐさをしていたら、前足なのか後ろ足なのか、触っていた時の状態はどうであったのかを考えてみると、犬の気持ちが少し理解できるのに役立つかもしれません。

体に異常がある場合は、すぐに動物病院で診てもらいましょう。