犬と赤ちゃんが一緒に暮らすために注意すること5選

犬と赤ちゃんが仲良く戯れている様子はとても可愛く、癒しですよね!しかしながら,赤ちゃんと犬の間で起こった悲しい事故や病気の感染報告があるのも事実です。今回はこれから赤ちゃんを迎え入れるご家庭やこれから犬を迎え入れるご家庭に向けて、犬と赤ちゃんが安全に生活していくために知っておくべき知識や注意点についてご紹介します。

犬と赤ちゃんが暮らす際に注意するべきこと

 

赤ちゃん(または犬)を迎え入れるにあたって、本当に犬と赤ちゃんがうまく共存していけるのか?と不安な中で、家族との意見の相違や犬と赤ちゃんとの共存生活を否定されると、本当に悩みますし、困惑しますよね。

赤ちゃんと犬が一緒に暮らすためにはどのような事を理解し、配慮や注意が必要なのかについて詳しく見ていきましょう。

 

 

犬のしつけを十分に行う

犬と飼い主の信頼関係が構築できている、しつけが行き届いていることが赤ちゃんと犬が共に生活するための大前提になります。

元々、犬は序列を守って生活し、自分より下位と認識した者に対しては排除しようとすることもあります。

赤ちゃんに対して自分より下位と判断してしまうと犬が優位に立って赤ちゃんに手を出すことも考えられますので、序列をしっかりと教えてあげなければなりません。

絶対にあってはならないことですが、犬が赤ちゃんを噛んでしまったなどの悲しい事故があるのも事実です。

それにはしつけだけでなく様々な要因が重なって起こってしまった事と思いますが、飼い主が犬の感情をコントロールしてあげたり、日頃からメンタル面のケアをしていくことが大切です。

また、しつけにおいては舐め癖を治すことも重要です。

おっぱいやミルクの香りに誘われて赤ちゃんの口元をペロペロと舐めてしまわないように、赤ちゃんを迎え入れる前に舐め癖を治しておきましょう。

 

 

犬の飼育環境を整える

 

まずは赤ちゃんと共存できるような飼育環境に整っているかを確認しましょう。

  • 犬にとって誰にも邪魔されずに安心できるスペースはありますか?
  • 犬のトイレやエサ、水の場所は赤ちゃんが行けないようになっていますか?

特に赤ちゃんがハイハイをするようになると動くものに強い興味を持つため、少し目を離したすきに犬の毛をむしったり、しっぽをつかんだりしてしまうこともあります。

また、自分の安心できるスペースを奪われてしまうと犬にとって過度なストレスになりますので、犬の安心できる場所の確保やエサや水、トイレの場所を見直しましょう。

 

 

こまめに掃除をする

 

赤ちゃんは免疫機能が弱いため、アレルゲン物質とされる犬のフケや毛、ハウスダスト、ダニに過剰に反応してしまい、アレルギーが発症してしまう恐れがあります。

赤ちゃんが1歳半ぐらいまでは目に入ったものや手でつかんだものは何でも口に入れてしまいますので、ほこりや毛が口に入らないように注意が必要です。

こまめな掃除の他にも、空気清浄機の設置や犬に服を着せるなどの対策をするといいでしょう。

 

 

犬の予防接種をする

 

赤ちゃんがいる、いないに関わらず、犬の予防接種はするに越したことはありません。

もし予防接種をしていないようでしたら、赤ちゃんを迎え入れる前に予防接種することを強くおすすめします。

赤ちゃんの身を守る事にもなりますし、犬を感染症から守ってあげる事もできますので、後々あの時に予防接種しておけば良かった…とならないためにも、予防接種をしましょう。

 

 

赤ちゃんの寝る場所を配慮する

 

赤ちゃんの寝る場所はもう決まっていますか?

その場所は犬が行き来できる場所ですか?

床に布団を敷いて寝かせてしまうと、犬が赤ちゃんに飛び掛かってしまったり、何かに夢中になって走った際に赤ちゃんを踏んでしまったなどの事故もあり得ます。

どれほど大人しく優しい犬であっても、犬は犬であるという事を忘れてはいけません。

犬と赤ちゃんが一緒の時は決して目を離さず、近くで見守り、できれば赤ちゃんはベビーベッドに寝かせましょう。

また、犬のジャンプ力が優秀で飛び跳ねたらベビーベッドに届いてしまう場合は、ベビーベッドの周辺にゲートを設置するなどして、赤ちゃんの安全を確保していきましょう。

床から高い位置に寝ることにより、床に落ちているほこりや毛などのアレルゲン物質から遠ざけるというメリットもあります。

 

犬と赤ちゃんが暮らす際に注意する病気

 

赤ちゃんが感染する可能性のある病気

 

犬と赤ちゃんが暮らす際に注意する病気① アレルギー

アレルギーとは、体内に入った異物を排出しようと免疫機能が過剰に反応することで起きる症状を言います。

アレルギーを発症させる原因とされるアレルゲン物質は犬のフケ、毛、ほこり、ハウスダストのほか、食べ物、薬などもあります。

アレルギーが発症するとアレルゲンに過剰に反応し、かゆみやくしゃみ、鼻水、咳、喘息などの症状が現れます。

 

犬と赤ちゃんが暮らす際に注意する病気② サルモネラ菌

犬の便、食べ物などから感染します。

犬が感染した場合は比較的無症状ですが、人間に感染すると腹痛、嘔吐、下痢などの症状が現れます。

 

犬と赤ちゃんが暮らす際に注意する病気② ブルセラ症

人には感染しにくい感染症ではありますが、感染した場合はインフルエンザのような発汗、体重減少、嘔吐、下痢、便秘などの症状が現れます。

 

犬と赤ちゃんが暮らす際に注意する病気③ 皮膚糸状菌症

皮膚真菌症や白癬とも言わる感染症で、糸状菌に感染している犬との接触により感染します。

犬の場合は耳や顔などの一部分に円形の脱毛が出現します。

人間の場合は感染部位によって病名が変わり、爪の場合は爪水虫、足の指などの場合は水虫、手足などの場合はたむしとなります。

 

犬と赤ちゃんが暮らす際に注意する病気④ 狂犬病

日本では毎年1回狂犬病のワクチンの予防接種が義務付けられています。

感染した犬に傷口を舐められたり目や口などの粘膜を介して人にも感染し、感染した場合の死亡率は100%というとても恐ろしい病気です。

 

 

犬がいて、これから赤ちゃんを迎えるご家庭へ

これから赤ちゃんの出産を控え、ドキドキ、ワクワク、喜びや不安など、色々な感情を感じてらっしゃる頃ではないでしょうか。

新しい生活を迎えるにあたって、愛犬は赤ちゃんとうまく仲良くやって行けるだろうか、意地悪をしないだろうか、赤ちゃんに悪影響はないだろうかと心配になる日もあるかと思います。

犬はとても飼い主を愛しているがゆえ、もしかすると赤ちゃんに対して飼い主を取られてしまったと嫉妬をしてしまうかもしれません。

また、赤ちゃんが突然来て今までとは全く違ってしまった環境に慣れず、一時的に感情が乱れたりストレスを感じて吠え癖や噛み癖、トイレの失敗をしてしまう事もあると思います。

そんな時にも、できれば怒らずに優しく撫でてあげてください。

赤ちゃんの存在を気にしている様子であれば、新しく迎えた赤ちゃんであるという事を優しく説明し、安全を十分に注意しながらそっと見せてあげてください。

もし「近寄ってはダメ!」などと叱ってしまうと、〝赤ちゃん=邪魔者”となってしまうかもしれません。

赤ちゃんを迎えてお世話で手一杯の家族と同様に、犬も必死に新しい環境を受け入れようとしているという事を理解してあげましょう。

 

赤ちゃんがいて、これから犬を迎えるご家庭へ

赤ちゃんのお世話に追われる中で新たに犬を迎えるというご家庭は少ないかもしれませんが、これから犬を迎えるご予定であれば、迎え入れた後にトイレトレーニングやお座り、フセなどをはじめとしたしつけをどのように、誰が主体で進めていくのかについて、ご家族で話し合われる事をおすすめします。

赤ちゃんがいる環境ではどうしても赤ちゃんが優先になりますので、犬のお世話や社会化、しつけをきちんとしていけるのか、安全面や衛生面においても十分な検討や対策が必要になってきます。

また、子犬の場合は甘噛みをしたり舐める行為も多いため、ある程度犬のしつけが行き届くまでは赤ちゃんと別の部屋で生活する方がいいでしょう。

 

犬と赤ちゃんが一緒に暮らすために 最後に

いかがでしたか?

赤ちゃんと犬が一緒の生活には注意しなければならない病気や危険がある事は事実ですが、それでも悪い事ばかりではありません。

赤ちゃんと犬が仲睦まじい姿は本当に癒されますし、命の大切さや思いやる心を育てる事にも繋がります。

赤ちゃん、飼い主、犬、家族みんなが共に仲良く成長しながら生活できるといいですね。