犬の睡眠時間について~犬種別・年齢別~

愛犬のことを愛らしいと感じる瞬間はたくさんありますが、寝ている姿もその一つですよね。 睡眠は健康に過ごすために必要不可欠なことです。 それでも、自分の愛犬は寝過ぎているのではないか、睡眠時間が足りていないのではないかと色々と心配になる人も多いでしょう。 今回は犬の睡眠時間について、犬種別、年齢別でまとめてみました。

犬の睡眠時間 ~犬種別~

ワシントン大学の調査によると、犬の睡眠時間は平均10.6時間と報告されています。
ただし現在では、成犬だと12~15時間の睡眠時間が一般的であると言われています。
いずれにしても、人の睡眠時間は8時間と言われているため、犬の睡眠時間は人よりも長い睡眠が必要であることが分かります。

それでは、犬種ごとに違いはあるのでしょうか。
超小型犬~大型犬の人気犬種の睡眠時間で見ていきましょう。

チワワの睡眠時間

超小型犬であるチワワの睡眠時間は、成犬で10~12時間程度と言われています。
平均に値する睡眠時間だと言えますね。

トイプードルの睡眠時間

小型犬であるトイプードルの睡眠時間は、成犬で12~16時間程度と言われています。
トイプードルは賢くて活発に過ごすことが好きな犬種のため、回復までにたくさんの睡眠が必要になります。

ミニチュアダックスフンドの睡眠時間

小型犬のミニチュアダックスフンドの睡眠時間は、成犬で12時間程度であることが多いようです。
活動的な性格のうえ、無駄吠えが多いと言われる犬種です。その分体力も消費するため、長い睡眠が必要なのかもしれません。

柴犬の睡眠時間

小型犬~中型犬に分類される柴犬の睡眠時間は、9~10時間程度です。
体が小さいものの活動的な日本犬です。かつては、イノシシ狩りなどで猟犬として働いていた犬種のため、働く時間が長いためか、平均よりも短めの睡眠時間です。
ただ、することがない時には他犬種同様寝ていることが多いですよ。

フレンチブルドッグの睡眠時間

中型犬であるフレンチブルドッグの睡眠時間は、13時間程度です。
快活で遊び好きなフレブルは、たくさん遊んでたくさんの睡眠を必要とします。

ウェルシュコーギーペンブローグの睡眠時間

中型犬であるコーギーの睡眠時間は、12~15時間程度です。
運動欲が高くスタミナも豊富なコーギーには、休息も多く必要です。

ゴールデンレトリーバーの睡眠時間

大型犬であるゴールデンレトリーバーの睡眠時間は、13~16時間です。
散歩が大好きな犬種なうえ、体が大きい分体力の消費量も多くの睡眠が必要なのです。

サイズ別で睡眠時間は変わる?

犬種別の睡眠時間からも見て取ることができると思いますが、小型犬ほど睡眠時間が短く、大型犬ほど睡眠時間は長い傾向にあります
体が大きい分体力の消費量も多くなるため、睡眠をとって体力の回復をさせる必要があるのです。

他にも猟犬などの作業犬は、活動時間が長いために睡眠時間はやや短めだと言われています。 家庭犬の場合でも生活リズムなどが影響するため、個体によって睡眠時間が大きく違ってくることもありますよ。
参考

  • 小型犬・・・約10~13時間
  • 中型犬・・・約12~15時間
  • 大型犬・・・約13~16時間

犬の睡眠時間 ~年齢別~

犬の睡眠時間は、体のサイズによって違ってくると紹介しましたが、年齢によっても変わってきます。

子犬(0~12カ月齢)の睡眠時間

子犬の睡眠時間は、18~20時間だと言われています。
子犬期には、好奇心旺盛で多くのことを学習しながら活発に過ごします。そのため、多くの体力を消費するため、回復にも多くの睡眠が必要となるのです。
「寝る子は育つ」というのは子犬にも当てはまりますね。

成犬(1~6歳)の睡眠時間

成犬になると、必要な睡眠時間は減り、12~15時間が一般的と言われています。
家庭環境や1日の過ごし方によっても個体差があり、これよりも少ない多いという場合もあるでしょう。

シニア犬(7歳以上)の睡眠時間

シニア犬になると、睡眠時間は子犬期同様の18~20時間に戻ります。
高齢になるにつれて体力も衰えていくため、回復までに多くの時間が必要となるからです。
食べる時やトイレの時以外は、ほとんど寝ている印象を持つかもしれません。

犬が睡眠不足になると?

犬の睡眠時間の8割は「レム睡眠」

睡眠中には、「レム睡眠」という浅い眠りと、「ノンレム睡眠」という深い眠りが交互になって睡眠をとっています。

  • レム睡眠:体は休まっているが脳が起きている状態です。夢を見るのはレム睡眠の時です。
  • ノンレム睡眠:体も脳も眠っている状態です。

そして犬の場合、8割ものほとんどの時間が「レム睡眠」で浅い眠りの状態であると言われています。
これは、野生の名残からだと言われていて、天敵から身を守るためいつでも反応できるよう、浅い眠りで時間を長くとっていたからだと言われています。
現在でも犬が少しの物音などで、すぐ目覚めてしまうのはこのためです。

犬の睡眠では「レム睡眠」であっても、長い睡眠が必要であることが分かります。

犬が睡眠不足になるとどうなるの?

犬の睡眠不足は、人同様、心身共に健康への影響を及ぼします。
睡眠は、体と脳の疲れを取ってストレスを減らす効果があります。

何らかの原因で睡眠を十分にとることができなくなると、大きなストレスとなり、疲労感やイライラ、時には攻撃性を見せるようになることもあるでしょう。
さらに睡眠不足が続くと、下痢や食欲の低下など身体的にも大きく影響が見られることがあります。

犬が睡眠不足にならないために

それでは、愛犬が健康的に睡眠不足にならないために、私たちにできることにはどんなことがあるのでしょうか。
それは、快適な睡眠をとれる環境を整えてあげることが重要です。

  • 快適なベッド・寝床を与える:本来犬は巣穴で生活をしていました。同じように薄暗く囲いのある寝床を準備してあげることが理想的です。
  • 快適な場所を提供する:屋外であれば車の通りの多い道路沿いや、室内であれば家族の揃うリビングなど騒々しい場所に寝床を設けていませんか?
    そうなると落ち着いて眠りにつくことはできません。
    静かで薄暗い環境で眠れるように快適な場所を提供してあげましょう。
  • 気温への配慮:犬であっても、夏は寝苦しく冬は寒さが身に染みるものです。
    夏は通気性が良く涼しい環境を、冬には温かい環境を整えてあげましょう。
  • 寝ている犬を邪魔しない:愛犬の寝ている姿が愛らしいからと言って、つい犬の睡眠を邪魔していないですか?
    寝ている時には、そっとしておいてあげましょう。

さいごに

犬は、1日のほとんどの時間を寝て過ごしていますが、良質な睡眠を得るためには、起きている時間の過ごし方も大切です。
運動や遊びで五感を刺激したり、頭を使ったりすることで、心も体も満たされて良質な睡眠が得られるようになるでしょう。

犬の健康的な過ごし方は、元気いっぱいに楽しく過ごし、疲れた体をゆっくりと時間をかけて休めることです。
当たり前のようなことではありますが、1度愛犬の生活を見直してみるのも良いかもしれませんね。