マルチーズはヘルニアになりやすい?原因と予防法


犬のヘルニアとは

犬のヘルニアは大きく分けて5つの種類があります。
どのヘルニアにも、マルチーズはかかる可能性があるので注意が必要です。

マルチーズも要注意!犬のヘルニア 1.臍ヘルニア(へそへるにあ)

へその穴から臓器が飛び出すことで、でべそのようにおへそ周辺が膨らみます。

マルチーズも要注意!犬のヘルニア 2.鼠径ヘルニア(そけいへるにあ)

後ろ足の付け根を鼠径部といいますが、その部位にある血管や神経が通る穴から内臓が飛び出した状態です。
足の付け根あたりが膨らみます。
出産経験のある7歳以上のメス犬に発症が多いといわれます。

マルチーズも要注意!犬のヘルニア 3.会陰ヘルニア(えいんへるにあ)

会陰部といわれる肛門周辺の内臓が飛び出し、お尻にコブのような膨らみができます。
発症した犬の9割以上がオス犬で、シニア世代が多いです。

マルチーズも要注意!犬のヘルニア 4. 食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうへるにあ)

横隔膜にある穴から胃が飛び出した病気です。
もともと、この穴が大きい犬がかかりやすいです。

マルチーズも要注意!犬のヘルニア 5.椎間板ヘルニア

変形したり位置がずれた椎間板が脊髄を圧迫する病気です。
このうち、椎間板ヘルニアを除く1~4のヘルニアは、何らかの圧力を受けて内臓が外へ飛び出す病気です。
そのため椎間板ヘルニアとその他のヘルニアに分類して原因と対策をご案内します。

マルチーズの椎間板ヘルニアとは?

マルチーズの椎間板ヘルニアの症状と治療方法

椎間板の外側が徐々に突出していき、脊髄を圧迫する病気です。
6歳以降になると発症の確率が上がります。
ちなみに、ダックスフンドなど胴長の犬にみられる椎間板ヘルニアとは変形する部位が異なります。
椎間板ヘルニアになると、脊髄に激しい痛みを伴います。
歩くのが困難になり首を上げることもできなくなります。
抱っこを嫌がることもあります。
治療方法は、初期の場合は投薬しながら安静にすることで治せる場合もあります。
重症になると下半身麻痺になることもあるので、早急な手術が必要です。
一旦は治っても再発しやすい病気なので、定期的な検診は続けるほうが良いでしょう。

椎間板ヘルニアの原因と予防方法

マルチーズは遺伝的に椎間板ヘルニアになりやすいので、予防が大切です。

  • 高い所から飛び降りさせない
  • フローリングを走らせない
  • 肥満にしない

など、日頃から足腰への負担を和らげることがポイントです。

マルチーズの内臓系のヘルニアとは?

内臓系のヘルニアの症状と治療方法

臓器を支える筋肉や膜の力が弱まって、組織内に内臓が飛び出してしまう症状です。
発症する部位によって、臍ヘルニア、鼠径ヘルニア、会陰ヘルニア、食道裂孔ヘルニアと呼ばれます。
治療方法は、軽度の場合は投薬をしながら経過をみます。
それでも症状がおさまらない場合は、臓器を元の位置に戻して穴を塞ぐ手術を行います。
ヘルニアは放置しておくと、呼吸困難や腸閉塞など他の病気を併発しますので、早期治療が不可欠です。

内臓系のヘルニアの原因と予防方法

先天的に、それぞれの穴が大きい犬は発症しやすいといわれています。
また、お腹に圧力がかかるとなりやすいので、よく吠える犬や出産を繰り返した犬はかかりやすい傾向があります。
また会陰ヘルニアの場合は、オスの症例が多いために男性ホルモンの影響も考えられています。
予防対策は、

  • 出産の予定がなければ、早めに避妊・去勢手術を施す
  • 普段からスキンシップをとって、体の異変に気付くようにする
  • 肥満にしない

などがあります。
遺伝的なヘルニアは若くとも発症しますので、定期的に検診しておくことをおすすめします。

マルチーズはヘルニアになりやすい?原因と予防法 まとめ

マルチーズのヘルニアは、いずれも早期発見が大切です。
少しでも異変を感じたら、早めに病院へ行くようにして下さい。
また、肥満対策やスキンシップなど、できる範囲で病気を予防していくことが大切です。