かまって!かまって!犬が甘えるときの行動やしぐさの意味

犬は飼い主が大好きです。大好きな人にかまってほしくて一生懸命に甘えてくるのは無条件で可愛いものですが、犬はどんな気持のときに甘えてくるのでしょうか。犬が甘えるときのしぐさや行動にはどんなものがあるのでしょうか。犬が甘えてきたときに飼い主はどのように応えてやればいいのでしょうか。飼い主が知っておきたい犬の甘えについてのあれこれをご紹介します

犬が甘えるときってどんなとき?

犬はどんな気持ちのときに飼い主に甘えるのでしょうか。

飼い主への強い愛情表現

犬にとって飼い主さんは頼もしいリーダーであり、優しい母犬でもある信頼できる存在です。

そのためいつも飼い主さんが大好きだということを知らせるために甘えてきます。

リーダーに対する尊敬や強い愛情を示すのは犬の祖先であるオオカミにも見られる習性です。

遊んでほしいとき

オオカミが祖先である犬には狩猟本能があり、獲物を追いかけて捕まえる習性があります。

犬は飼い主と追いかけ合ったり、ボールで遊んだりすることで本能の欲求を満たしています。

そのため犬は飼い主と遊ぶのが大好きです。

犬は賢いので飼い主や家族などは甘えると遊んでくれることをよく知っています。

上手に甘えることでうまく遊びに誘っているのです。

寂しさを感じている

犬はオオカミの頃から群れで生きる動物なので、一人でいることがとても苦手です。

そのため犬は寂しいときも飼い主にかまって欲しくて甘えてきます。

ご飯やおやつが欲しいとき

仔犬はお腹がすくと甘えて母犬の口を舐めることでご飯をもらっていました。

その名残からおやつをもらいたときに甘えて飼い主の口を舐めることがあります。

一生懸命に口を舐めて甘えるしぐさについおやつを与えてしまいがちですが、クセになるとおやつをねだるために甘えるようになるので注意が必要です。

許してほしいとき

犬は人の表情や感情を読み取る能力に長けています。

イタズラをしたときや、粗相をしたときなどの飼い主さんの表情や言葉から叱られること素早く感じ取ります。

怒られる前に許してもらおうとお腹を見せて甘えたりすることがあります。

甘えん坊の犬の特徴は?

猫は家に付き、犬は人に付くと言われるくらい犬には甘えん坊が多いのですが、

甘えの度合いは犬種や性格、生育環境やしつけなどの違いによって違ってきます。

仔犬のころからしっかりと社会性を身につけ、愛情をたっぷりかけてもらった犬は、飼い主だけでなくどんな人にも上手に甘えることができます。

反対に社会性に乏しい犬は警戒心や人見知りが強く飼い主にしか甘えることができません。

犬種や個体差によっては飼い主が大好きでも甘えベタでそっけない態度しか取れないツンデレな犬もいます。

甘えん坊といわれる犬種

・トイプードル

・シーズー

・チワワ

・ダックスフンド

・ミニチュア・シュナイザー

・フレンンチ・ブルドック

・マルチーズ

・ゴールデン・レトリバー

個々の犬によって個体差はありますが全般的に甘えん坊が多い犬種です。

反対にアフガン・ハウンドなどの猟犬はあまり甘えるのが好きではないといわれています。
 

犬が甘えるときのしぐさや行動

犬が甘えたいときに見せるしぐさや行動にはどんなものがあるのでしょうか。

いぬが甘える時のしぐさその① 前足を乗せてくる

飼い主の膝などに前足を乗せて顔を見つめてくるのは、飼い主さんの気を引いてこっちを見て!ワタシをかまって!という甘えのしぐさです。

仔犬の時に母犬にお乳をねだるときにしていたしぐさの名残です。

おやつが欲しい!などの自分の欲求を伝えたいときのしぐさでもあるので、可愛いからと何でも要求に応えてわがままな犬にならないようにしましょう。

いぬが甘える時のしぐさその② お腹を見せる

飼い主に犬が自分の弱点であるお腹を見せるのは信頼していることの証です。

優しく声をかけながら十分に撫でてあげて大きな安心感を与えてあげましょう。

いぬが甘える時のしぐさその③ 飼い主の後ろをついてまわる

飼い主が動くたびに一緒についてまわり、後追いしてくる可愛さに目尻が下がってしまうこともあるのではないでしょうか。

愛しさについつい抱っこしたり構ったりしてしまいがちですが、ひと時も離れないというのは一人にされる不安から来ることが多く、分離不安症になる可能性があります。

少しずつ飼い主の姿が見えない時間を増やして、一人で遊べるような工夫をすることも必要です。

いぬが甘える時のしぐさその④ 飼い主の体に顎を乗せてくる

飼い主に体を預けて顎をのせてくるのは犬が飼い主を信頼し最もリラックスしている状態です。

犬の頭や体をそっと優しく撫ぜてやりましょう。

飼い主も愛犬との至福の時間を共有することができます。

いぬが甘える時のしぐさその⑤ 尻尾を振って寄ってくる

犬を留守番させていて帰宅すると、ドアを開けたとたんに尻尾を振ってすり寄ってくることがあります。

犬は飼い主が帰ってきた嬉しさでハイテンションになっていますが、静かにゆっくり頭を撫ぜてやると、落ち着いてただいまの挨拶をしてやることができます。

注意が必要な甘えとは?

犬が飼い主を信頼して甘えてくるのは可愛くいじらしいものですが、他に原因があって甘えてくることもあります。

注意しなければならない甘えにはどんなものがあるのでしょうか。

不安や恐怖からの甘え

犬は不安や恐怖を感じるような出来事があると、急に甘えるようになることがあります。

引越しによって自分の安心出来る場所が変わったり、飼い主の留守中に怖いことがあったりすると、不安から飼い主の後を付いてまわるようになったりします。

病気や体調不良による甘え

今までそんなに甘えてこなかったのに急に甘えるようになったときは、体調が悪かったり、病気が隠れていたりする場合があります。

元気がなく必要以上にそばを離れないときは獣医師の診察を受けましょう。

老齢からくる甘え

犬にもよりますが、老齢になると少しずつ体が弱っていくために不安になるのか、飼い主の後をついてまわり、いつもそばにいたがるようになることがあります。

甘えの原因が加齢によるものであれば心配ありませんが、痴呆からくるものや疾病が関係している場合もありますので注意が必要です。

甘えてきたとき飼い主さんは?

犬は飼い主が大好きなので、かまってもらいたくて甘えるのは当然です。

犬とのコミュニケーションや信頼関係を作るためにも出来るだけたくさん甘えさせてあげましょう。

でも、甘えさせ過ぎは禁物です。

甘えが過剰にならないように、甘えのオン・オフはしっかりつけましょう。

飼い主の姿が見えなくなるといつまでも吠えたり鳴き続けたりするのは問題です。

甘えが叶わないと、ウロウロと歩き回ったり、手足をしつこく舐めたりする問題行動が現れたときは専門のトレーナーやかかりつけの獣医師に相談しましょう。

最後に・・

犬が飼い主に何の躊躇もなく甘えられるというのは、犬にとってその場所が安心して過ごせるところだと認識している証拠です。

問題のある甘えの行動やしぐさもありますが、愛犬の日常をしっかり把握していればすぐに見分けられるはずです。

ほとんどの甘えは飼い主と愛犬との絆を深めてくれる最高のスキンシップです。

飼い主への甘えの行動は言葉を持たない犬にとって大切なボディランゲージのひとつです。

愛犬の気持ちをしっかりと受け止めて正しい行動で返してあげるのも飼い主の大切な役目です。