アメリカンコッカースパニエルの性格からみる多頭飼いの注意点

犬を飼う上で多頭飼いを検討することはよくあると思います。例えば、飼っている犬が一匹だと寂しく遊び相手が欲しいという場合や、飼い犬の犬種の魅力に取り憑かれもう一頭飼いたいという場合です。アメリカンコッカースパニエルは魅力のある犬種ですし、もし多頭飼いするのであればどのような点に注意すればよいのでしょうか。アメリカンコッカースパニエルの性格を見ながら多頭飼いの注意点を説明します。

アメリカンコッカースパニエルの性格と多頭飼いへの適応力

アメリカンコッカースパニエルは、もともとは猟犬として人の役に立つ仕事をしていた犬種です。そこから改良を重ねられて愛玩犬として飼われるようになりました。艶のあるロングヘアーでゴージャスな見た目ですので、気品が高く大人しい性格をしているようなイメージですが、とても活発で人懐っこい性格をしています。このギャップに魅了される人も少なくありません
また、明るく陽気で、とても楽天的な性格をしています。頭も良く、飼い主との主従関係をしっかり結ぶことができます。注意力や洞察力も優れています。ただし、感受性が豊かで、神経質な一面もありますので、厳しくしつけるのには向かない犬種です。
アメリカンコッカースパニエルは基本的な性格は温厚で、人や他の犬に対して社会性や協調性もあり、とても飼いやすい犬種と言えるでしょう。
このように、社会的で友好的な性格をしているので、他の犬にも尻尾を振りながら近づいて行くことも多く、多頭飼いに向いていると犬種と言えます。しかし、何も考えずに多頭飼いを始めてしまうと犬にとってストレスになってしまう場合があります。新しく犬を迎え入れる際の注意点について説明します。

多頭飼いをする上での注意点①〜犬種・性別〜

まずは犬種についてです。アメリカンコッカースパニエル同士だと、友好的な性格同士ですので問題が起こりにくいですが、気が強い性格の犬種を迎え入れると、相性が合わない場合があります。
アメリカンコッカースパニエルは、性格は穏やかですが神経質な面があります。自分から向かっていくような性格ではないので、気が強い犬相手だと怖気付いてしまうところがあります。例えば、チワワやテリア系の犬種は、アメリカンコッカースパニエルよりも気が強く、体の大きさは勝っていてもストレスの原因となってしまいます。元気で気が強い犬種より、大人しくおっとりしている犬種との多頭飼いの方が向いています。遊び好きな面では、明るい性格の同じレベルで遊んでくれる犬種との多頭飼いも向いています。ただし、犬種で相性はあくまで傾向であって、元気で気の強い犬種だとしても性格のおっとりした犬もいますので、迎え入れる犬の個性や性格を知った上で多頭飼いを考えなければいけません。
また、オス同士やメス同士などの同性同士よりも、異性の組み合わせの方が相性いい場合が多いです。迎え入れる犬の性別まで意識すると多頭飼いしやすいでしょう。

多頭飼いをする上での注意点②〜迎え入れ方〜

新しく迎えるときは、先住犬の事をより気にしてあげることが大切です。先住犬がアメリカンコッカースパニエルの場合、後から来た犬を可愛がりすぎてしまうと、頭が良く洞察力の優れたアメリカンコッカースパニエルは、自分の置かれた環境をすぐ理解します。その結果、焼きもちをやいてしまい、ストレスの原因となります。
また、後から来る犬がアメリカンコッカースパニエルの場合も同様に、先住犬の性格を考えて接してあげる必要があります。
初めて迎え入れる際、喧嘩をしたり、唸られたりすると、アメリカンコッカースパニエルは怖がってしまい、仲良くすることが難しい場合もあります。
一番いい迎え方は、後から来る犬が仔犬の頃に迎え入れることです。仔犬の頃の社会性を育てるのにもいい時期ですし、お互い環境に慣れやすい時期なのです。

まとめ

アメリカンコッカースパニエルは温厚な性格で怒ることは少ない犬種のため多頭飼いしやすい犬種ですが、相性や迎え入れ方は気をつける必要があります。犬種のベースとなる性格とその犬個別の性格をきちんと理解し、新しい犬を迎え入れましょう。先住犬を優先する迎え入れ方が大切で、迎え入れた後も、先住犬のメンタルのケアや、新しく迎えた犬のしつけもしっかりしないといけません。