アメリカンコッカースパニエルの毛色による性格の違い


アメリカンコッカースパニエルの基本情報

  • 原産国 :アメリカ
  • グループ:鳥猟犬(8G)
  • サイズ :中型犬
  • 平均寿命:12~15歳
  • 子犬の価格相場:10~20万円
アメリカンコッカースパニエル.わんわん物語.首輪

アメリカンコッカースパニエルの概要

ディズニーのアニメ映画「わんわん物語のレディー役」のモデル犬としても知られている「アメリカンコッカースパニエル」。

アメリカンコッカースパニエルは、イギリスの鳥猟犬「イングリッシュコッカースパニエル」から改良されて生まれた犬種です。

ただし、鳥猟犬ではなく愛玩犬向きの「イングリッシュコッカースパニエル」から愛玩犬として作出されました。
そのため、非常に明るく穏やかな性格を持ち合わせています。

気品のある優雅な姿を持つにも関わらず、活発で人懐こい愛嬌のある性格が人気を集め、さらに「わんわん物語」の影響もあって一時は人気を博していましたが、現在ではその人気は落ち着いています。

それでも、現在でも押しも押されもしない一定の人気を維持し続けている犬種です。

アメリカンコッカースパニエルの身体的特徴

  • 体重 :7.0~13kg
  • 大きさ:中型犬
  • 体高 :35.5~39cm
  • 被毛 :ストレートタイプとウェーブタイプがある
  • 毛色 :「ブラックバラエティ」「単色(アスコブ)」「パーティーカラー」の3種類があり、ブラック、タン、シルバー、レッド、ブラウン、バフ、トライカラー、パーティーカラーなど豊富なカラーバリエーションがあり
アメリカンコッカースパニエル.わんわん物語.首輪

【大きさ】

アメリカンコッカースパニエルは、体高35.5~39cm・体重7.0~13kgの中型犬に分類されています。

一般的にメスよりもオスの方が大きい傾向にあり、オス38.1~39.4cm、メス35.6c~36.8cmが標準サイズとなります。

【体型】

アメリカンコッカースパニエルは愛玩犬ではありますが、鳥猟犬「イングリッシュコッカースパニエル」を祖先に持つ犬種のため、コンパクトながらも筋肉質でがっしりとした体型をしています。

また運動神経も良く、活発に遊ぶことが好きなパワフルな犬種です。

【顔】

頭頂部がやや平で、彫りの深い顔、長い垂れ耳が特徴的な顔立ちをしています。
口吻が短めのため、「短頭種」に分類されています。

【被毛】

アメリカンコッカースパニエルの被毛は、シルクのように細い長毛で、「ストレートタイプ」と「ウェーブタイプ」の2つのタイプがあります。
一般的なのは「ウェーブタイプ」となります。

全身に美しい被毛が豊富に生えているダブルコートの犬種で、特に耳周り、胸、腹部、四肢には飾り毛が豊富です。
気品があり優雅な印象を受けるのも被毛による影響が大きいでしょう。

【毛色】

アメリカンコッカースパニエルの毛色は大きく分けて「ブラックバラエティ」「単色(アスコブ)」「パーティーカラー」の3種類があります。

さらに、それら3種類の中でもブラック、タン、シルバー、レッド、ブラウン、バフ、トライカラー、パーティーカラーなど様々な色のバリエーションに富んでいて、全部で20種類以上もの毛色があると言われています。

詳しくは、後述でご紹介しています。

アメリカンコッカースパニエルの性格・気質

  • 明るく陽気
  • 活発な遊び好き
  • おおらかでフレンドリー
  • 甘えん坊
  • しつけやすい

アメリカンコッカースパニエルの性格・気質①
~別名「メリーコッカー(陽気なコッカー)」~

アメリカンコッカースパニエルは優雅で愛らしい姿をしているにも関わらず、とても活発で明るい性格をしています。

遊ぶことが大好きで、非常に陽気な性格をしていることから「メリーコッカー(陽気なコッカー)」とも呼ばれています。

また、人懐こさやフレンドリーな性格は「プードル」に次ぐとも言われており、穏やかで優しい犬種です。
おおらかでフレンドリーな性格は、多頭飼い向きの性格でもあります。

あまりにも人のことが大好きなので、「うれション」が多い犬種とも言われるほどです。

アメリカンコッカースパニエルの性格・気質②
~甘えん坊。留守番は苦手~

アメリカンコッカースパニエルは飼い主に愛情深く甘えん坊な性格をしています。

人や他の犬と一緒に過ごすことを好むため、寂しがり屋な性格でもあり、留守番を苦手とすることが多いようです。

また、頭が良いのでしつけもしやすい犬種で、全体的な性格の良さからも飼いやすい犬種だと言えるでしょう。

犬の性格は、育て方や環境によっても異なってくるため、アメリカンコッカースパニエルの持つ良い気質を最大限引き出せるのは飼い主さん次第とも言えるでしょう。

アメリカンコッカースパニエルの性格・気質③
~オスとメスによる違い~

アメリカンコッカースパニエルは、一般的に明るく優しい犬種で性格の良さが魅力的な犬種ですが、オスとメスによる性格の違いも見られるようです。

アメリカンコッカースパニエルのオスは、メスよりも甘えん坊な性格をしているようです。
その分寂しがり屋でもあるため、留守番を苦手とする子が多い傾向にもあるようです。

また、メスよりもオスの方がより活発な性格をしているようです。

一方でメスのアメリカンコッカースパニエルは、穏やかな面がより強く比較的落ち着いた性格をしています。
ただし、メスは発情期(ヒート)によって情緒不安定になったりすることがあります。

アメリカンコッカースパニエル
毛色による性格の違いはある?

あらゆる犬種の中でも性格の良さが魅力的な「アメリカンコッカースパニエル」。

オスとメスの性別による性格の違いがあることについてはご紹介しましたが、様々なバリエーションがある毛色による性格の違いはあるのでしょうか。

アメリカンコッカースパニエルの毛色の種類と、性格の違いについて見ていきましょう。

アメリカンコッカースパニエル.わんわん物語.海

アメリカンコッカースパニエルの毛色の種類

それではまず、アメリカンコッカースパニエルの毛色の種類について詳しく紹介します。

アメリカンコッカースパニエルの毛色は大きく分けて「ブラックバラエティ」「単色(アスコブ)」「パーティーカラー」の3種類があります。
それら3種類の中でも、様々な色のバリエーションに富んでいて、その数は全部で20種類以上もの毛色があると言われています。

「ブラックバラエティ」

ブラックの単色か、タン(渋色、黄褐色、淡い茶色)・ポイントがあるものを含みます。
また、ブラックは純黒(ジェット・ブラック)でなければなりません。
胸及び喉にみられる少量のホワイトが入っている場合も認められます。

ブラックのアメリカンコッカースパニエルは、高貴な印象を与えるので欧米では一番人気のある毛色となるようです。

「単色(アスコブ)」

「アスコブ」とはアメリカンコッカースパニエル特有の用語で、ブラック以外の単色の毛色のことを指します。

そのバリエーションには、明るいクリーム〜ブラウン(バフ)、チョコレート、セーブル、ブラックタン、チョコタンなど様々な毛色があります。

その中でも国内でアメリカンコッカースパニエルの最も定番となるカラーは「茶色系」の毛色となります。

そして、濃い茶色の毛色を「ゴールデンバフ」薄い茶色い毛色のことを「シルバーバフ」などと呼ばれています。
ちなみに「シルバーバフ」はやや希少カラーとなります。

また、飾り毛部分が明るい色調になっていることや、胸及び喉にみられる少量のホワイトが入っている場合でも「単色(アスコブ)」として認められています。

「パーティーカラー(2色以上の毛色)」

パーティーカラーは、必ず色以上の構成からなっていて、そのうち1色はホワイトでなければいけないという基準があります。

2色の組み合わせとしては、「ブラック&ホワイト」「レッド&ホワイト」「ブラウン&ホワイト」などがあります。
地色に白毛が細かく混ざったローンや、タン・ポイントも含まれます。

また、「セーブル」などの毛色もありますが、アメリカンコッカースパニエルにおいてはとても珍しい毛色となります。

トライカラーとも言われる3色の毛色から構成される毛色には、基本的にはパーティカラーにタンマークが入った毛色のことを指します。
「ブラック&ホワイト&タン」「チョコレート&ホワイト&タン」などがあります。

また、アメリカンコッカースパニエルのとても珍しい毛色として、虎毛とも言われる「ブリンドル」があります。

ブリンドルとは、黒毛に黄色っぽい色が入りトラ模様に見えることからついた名前ですが、JKC(ジャパンケネルクラブ)では認められていません。

毛色による性格の違いはあるの?

犬種の中には、毛色によって異なる性格を持っていることがあると言われています。

代表的な犬種を挙げると「プードル」が当てはまります。
レッドの毛色は明るい性格、ブラックは知能が高い、アプリコットは臆病などという性格的傾向があるのです。

しかし、アメリカンコッカースパニエルの場合には、ブラックバラエティ・単色(アスコブ)・パーティカラーのいずれも毛色による性格の違いはないとされています。

ただし、イギリスの大学の研究では、アメリカンコッカースパニエルの原型ともいえる「イングリッシュコッカースパニエル」は、単色(アスコブ)の方がパーティーカラーの犬よりもアグレッシブだという結果が出ています。

また、アメリカンコッカースパニエルの基礎となった犬種「イングリッシュコッカースパニエル」の飼い主同士の話題では、単色のイングリッシュコッカースパニエルの方が、パーティーカラーよりも「活発で運動神経がいい」などとも言われているそうです。

これがアメリカンコッカースパニエルにも当てはまるかどうかをはっきり言い切ることはできませんが、イングリッシュコッカースパニエルを改良して生まれたアメリカンコッカースパニエルなので、限りなく近い犬種であることは確かです。
イングリッシュコッカースパニエルに言われている毛色による性格の傾向を無視することはできないかもしれません。

どの毛色も明るく陽気な性格が魅力的

アメリカンコッカースパニエルの性格は、基本的に毛色によって性格が違うことはないとされています。
いつも陽気でまわりにいる人たちを明るくさせてくれるような魅力的な犬種です。

日本では、茶色系の単色(アメコブ)が一般的なカラーとなりますが、それ以外の毛色であても基本的な性格は変わらず、とても明るく陽気な愛玩犬らしい性格の持ち主だと言えるでしょう。

毛色によって注意したい病気がある!?

アメリカンコッカースパニエルは毛色による性格の違いはないと説明してきましたが、犬の病気の中には、性格に影響を与えてしまうものがあることをご存知でしょうか。

その病気の名を「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」と言います。
アメリカンコッカースパニエルがかかりやすい病気の1つとなります。

「キレやすい」突発性激怒症候群とは?

アメリカンコッカースパニエルだけに限った疾患というわけではありませんが、「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」という先天性の脳の問題で起きる疾患があります。

本来、犬が怒って吠えたり、噛むなどの行為が見られる場合には、必ずそうなる理由があるものです。
しかし、この疾患があると理由もなく突然怒り出して凶暴化するといった症状が見られるようになります。

飼い主や他の犬に対して、突然激しく攻撃的になって噛みついたりするようなことがあるのです。
癇癪を起こしたかのように怒りだしたかと思ったあら突然治って元通りの良い子に戻るのが特徴的です。

これは、しつけ云々の問題ではなく起こり得ることです。

そして統計上、アメリカンコッカースパニエルは、単色(アスコブ)の個体の方がそうでない毛色より「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」にかかりやすい傾向があると言われています。

この「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」は遺伝で発症する疾患のようなので、子犬を迎える時には、親犬の病歴がわかると安心できるかもしれません。

この「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」に関しては、まだまだわからない事が多く、未だ根本的な治療法はなく、対処療法としての薬物療法しかありません。

本来は明るく穏やかな性格をしたアメリカンコッカースパニエルが、突然キレてすぐに元通りになるような様子が見られる場合には、「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」を疑った方が良いでしょう。
動物病院で1度相談してみることをおすすめします。

この記事のまとめ

アメリカンコッカースパニエル.わんわん物語.海
アメリカンコッカースパニエルの毛色による性格の違い
  • アメリカンコッカースパニエルの毛色には、大きく分けて3つ「ブラックバラエティ」「単色(アスコブ)」「パーティーカラー」がある。
    さらに、ブラック、タン、シルバー、レッド、ブラウン、バフ、トライカラー、パーティーカラーなど豊富なカラーバリエーションがあり
  • アメリカンコッカースパニエルの基本的な性格は、明るく陽気で活発!!飼いやすい犬種
  • 毛色による性格の違いは「ない」
  • ただし、基礎犬「イングリッシュコッカースパニエル」は単色(アスコブ)の方が
    アグレッシブとも言われている。
  • アメリカンコッカースパニエルの性格がキレやすい場合には、「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」かも!?
  • 「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」は単色(アスコブ)に多い傾向がある

アメリカンコッカースパニエルの毛色による性格の違い
さいごに

様々な毛色を持つアメリカンコッカースパニエルですが、性格に関しては、育った環境が1番影響するのではないでしょうか。

まだまだ研究段階で、証明するところにも至っていませんが、いろんな犬種で囁かれる毛の色での性格の違い話は、後を絶たず様々あります。

これは単なる噂の域なのかそうではないのか。
ただそういう話を聞きつつ、自分の愛犬の性格を振り返ってみるのも面白いかもしれませんね