アメリカンコッカースパニエルの歴史

今日では誰もが名前を聞いただけで、顔を連想することができるアメリカンコッカースパニエルですが、どういう歴史を持っているかご存知でしょうか。アメリカっていうくらいだから、アメリカ出身?どうやって、アメリカンコッカースパニエルが誕生したのか迫ってみようと思います。

アメリカンコッカースパニエルの先祖

アメリカンコッカースパニエルを語るには、まず先祖まで遡ります。その昔、スペインにスパニエルの先祖犬といえる「ランド・スパニエル」という犬がいたとされています。
それが8世紀頃の話です。その犬がやがてイギリスに猟犬として渡り、17世紀にはイングリッシュコッカースパニエルとして、鳥などを驚かせるなどして飛び立たせ、それを人が撃つという連携プレーで人々に親しまれます。

イングリッシュコッカースパニエル、新天地アメリカに

そして時は流れ、19世紀の終わり頃。初めてイングリッシュコッカースパニエルはアメリカという地に行くことになります。アメリカでも、イングリッシュコッカースパニエルはとても愛されました。
そして長い時を経て、アメリカ人好みにどんどん小さな体に改良がされ、やがて今の愛らしいアメリカンコッカースパニエルが出来上がったのです。

イギリスVSアメリカ

長い間、イングリッシュコッカースパニエルとアメリカンコッカースパニエルは、同じ犬種とされてきました。しかし1936年、「イングリッシュコッカースパニエルクラブ」というクラブができ、そのクラブではアメリカとイギリスの交配を好みませんでした。
そして、1946年、アメリカで2つの犬種は別の犬種と正式に決まり、1968年にはイギリスでも、アメリカンコッカースパニエルは別犬種ということになりました。それぞれの犬の違いは、アメリカンコッカースパニエルの方が体が小さく、顔が丸く鼻先が短いということです。
また性格もアメリカンコッカースパニエルの方は、とにかく明るく社交的なのに対し、イングリッシュコッカースパニエルは、陽気だが落ち着きがあるという違いもあります。

アメリカンコッカースパニエルの日本デビュー

アメリカンコッカースパニエルが広く、日本で知られるようになったのは、1955年公開のディズニーアニメ「わんわん物語」がきっかけになります。
その頃からいろんな家庭で飼われるようになり、その人懐こしさや賢さは日本人をも虜にしていったのです。今では絶対なる人気を誇り、誰もが知る犬種となりました。

アメリカンコッカースパニエルの様々な活躍

アメリカンコッカースパニエルの人気は今に始まったことではなく、様々なシーンで昔から活躍し続けています。遡れば、鳥猟犬として活躍したのをはじめ、ディズニー映画「わんわん物語」に出演。
あのリチャード・ニクソンの愛犬も「チェッカーズ」という名前のアメリカンコッカースパニエルで、アメリカではチェッカーズスピーチという名演説は有名です。アメリカンコッカースパニエルがニクソン氏の政治家の危機を救いました。
そして、現在も世界中で誰かを癒し、毎日たくさんの人を幸せにしています。

まとめ

先祖も含めれば、アメリカンコッカースパニエルは相当長い歴史を持つ犬です。アメリカンコッカースパニエルを見ていて思うのは、おそらく遠い昔から、今と変わらず人と寄り添い、あの愛嬌ある顔で、常に私たち人間と喜怒哀楽を共に生きて来たんだなぁと、歴史を知ると余計愛おしくなりますね。