どうしてそんなに吠えるの?ポメラニアンの無駄吠え対策について

ポメラニアンはぬいぐるみのように可愛く人気のある犬種ですが、一方でよく吠える犬種としても有名ですよね。無駄吠えで困っているという話もよく耳にします。今回はポメラニアンの困った無駄吠えを上手にやめさせる方法についてご紹介します。

ホワホワな毛に丸い瞳でまるでぬいぐるみのような癒し系なポメラニアンですが、一方で良く吠える犬種としても知られています。ポメラニアンの飼い主で無駄吠えに困っているという方も少なくはありません。今回はポメラニアンがなぜそんなに吠えるのかついてご紹介します。

ポメラニアンは吠える犬なの?

ポメラニアンは体こそ小さいですが、性格はとても勇敢で気が強く活発、そして繊細で臆病な一面があります。

また、飼い主に対しては甘えん坊ですが、外部に対しては気丈に振る舞い、自分より断然大きな犬に対しても物怖じせずに立ち向かっていく度胸があります。

そのため色々な場面で吠えてしまって周囲やご近所に迷惑をかけてしまい、どうにも困っているという飼い主の話もよく耳にします。

しかし、本当にポメラニアンは皆が皆、吠えるのでしょうか?生まれ持つポメラニアンの性格上吠えやすい犬種ではありますが、良くしつけの行き届いた大人しいポメラニアンも沢山います。では吠えるポメラニアンと大人しいポメラニアン、一体どこに違いがあるのでしょうか。

どこが違うの?吠えるポメラニアンになってしまう原因は?

良く吠えるポメラニアンに考えられる原因は主に二つあります。

幼犬の頃の経験や愛情不足

犬にとって生後4週から7週までは本来親や兄弟と過ごす大切な時期であり、これからの犬の性格や精神面を左右するといっても過言ではないほど重要な期間になります。

その時期に親元から離されて必要な愛情や刺激、犬社会を学べないまま育ってしまうと、将来的に情緒が安定しない子になってしまう可能性があります。

また、7週以降においても人や犬、場所や臭いなどの色々な経験や環境を学ぶ機会が少ないまま育つと、臆病になったり何事にも過敏に反応してしまう子になってしまいます。ぜひ幼犬の頃に色々な経験をさせたり愛情を沢山注ぎましょう。

飼い主による間違った怒り方

吠えた時に「こら」「しー!」と怒っていませんか?実はその行動は間違っています。吠えている時に怒ってしまうと、ポメラニアンにとっては「怒られる=かまってもらえる」に変換されてしまいます。吠えるとかまってもらえる、自分の思い通りになると認識してしまうと、毎回なにか要求がある度に吠えたり、要求が通るまで吠え続けるようになってしまいます。

人間にとっては無駄吠えでも、ポメラニアンにとっては意味がある?

ポメラニアンがキャンキャン吠えていると人間にとっては「うるさいな~」「なんでそんなに吠えているの?」「静かにして!」と、吠えることに対して問題行為と捉えてしまいますが、そもそも犬にとって吠える事はコミュニケーションツールの1つであり、ごく自然な事であるという事を忘れてはいけません。

「吠えるな!」という事は私たちが「しゃべるな!」と言われている事と同じです。生きている以上感情があり、それを周りに表現したいと思うのは人間も犬も同じはずなのです。

ですから、まずは吠えている事には何か意味があると捉え、なぜ吠えているのかの理由を探っていきましょう。吠えている理由や想いを理解してあげることによって信頼関係を築く事にも繋がりますし、無駄吠えを予防する近道にもなります。吠えている時の感情についてはこちらが考えれます。

 

どんな時にポメラニアンは無駄吠えするの?

ポメラニアンは勇敢で警戒心も強いため、様々な場面で過敏に反応してしまう一面があります。さらに身体が小さい割に吠える声は結構な音量ですので、無駄吠えが過ぎる場合はご近所トラブルや騒音問題にもなりかねません。
まず無駄吠えをやめさせるためには、いつ、どんな時にポメラニアンが無駄吠えをするのかについて知る必要があります。

代表的な場面としては興奮しているとき、来客があったとき、インターフォンが鳴ったとき、掃除機をかけているとき、おやつやエサが欲しいとき、飼い主が外出するのを止めたいとき、遊びたいときやかまってほしいときなどが挙げられます。

この時のポメラニアンの気持ちとしては、興奮、不安、寂しさ、ストレス、欲求などが含まれており、ポメラニアンにとってみれば吠えることによって私たち人間に気持ちを伝えているのです。人間にとっては犬が吠える行為は問題行動と捉えてしまいますが、犬にとって吠えることはコミュニケーションツールであるという事を私たちは忘れてはいけません。

そのことを理解した上で、どのように無駄吠えをやめさせるのかについて対策を練る必要があるのです。

基本的な無駄吠えのやめさせ方は?

吠えている時はこうやって対応してあげよう!

  • 要求:おやつやご飯が欲しい
  • 警戒:来客者に対して
  • 不安:知らない環境に対して
  • 興奮:大好きな人に会った
  • ストレス:体力が有り余って遊んでほしい
  • 吠えている時は“お座り”や“伏せ”をさせて落ち着かせてあげましょう。伏せは姿勢の関係上吠える事が困難ですので、非常に効果的です。それでも吠える場合は無視を決め込み、吠えるのをやめたらすかさず褒めてあげてください。落ち着いて吠えなくなった後は不安で吠えた時は優しく声をかけて安心させたり、ストレスで吠えた時は遊んであげるなど、ポメラニアンの気持ちを汲み取ってあげながら信頼関係を深めていってくださいね。

無駄吠えをやめさせる方法としては、吠えている時に冷静な声でお座りや伏せ、マテを促します。伏せにおいては犬にとって吠えにくい姿勢になりますので、無駄吠えをやめさせるには非常に効果的です。また、お座りやマテにおいても伏せと同様、吠えて興奮している状態から一旦区切りをつけることができますので、効果的と言えるでしょう。また、吠えている時は完全無視を貫き通し、吠えるのをやめて落ち着いたらすかさず褒めたり、おやつを与えるのも無駄吠えをやめさせる効果が期待できます。


無駄吠えがひどいポメラニアンの中には、飼い主の対応が間違っている場合があります。吠えている最中に「シー!」「うるさい!」などと怒ったり叩いたりしていませんか?

吠えている時に飼い主が過剰に反応してしまうと「吠える=かまってもらえる」と認識してしまいますので、無駄吠えが収まるどころかひどくなる一方になってしまいます。そのように対応していた場合はポメラニアンが間違えて理解してしまっている可能性がありますので、無駄吠えにおける対応について見直す必要があります。

状況や気持ちに寄り添いながら対応しよう!

吠えた時にお座りや伏せ、マテを促して落ち着かせることも大切ですが、吠えると分かっている状況が事前に予測できる場合はこちらが先回りして対応をしてあげることによって、無駄吠えを回避することができます。

例えば、来客があると吠えるポメラニアンの場合は知り合いが訪問する時間が分かっているのであれば、その時間に合わせて伏せやお座りをさせておくことによって、吠える場面の時に心が落ち着いた状態で迎えることができます。

また、もし飼い主が外出する時に吠えるポメラニアンの場合には、外出する前に寂しくならないようにたっぷりと時間をかけて疲れるほど遊んであげることによって、無駄吠えのきっかけを取り除いてあげることができます。その時々のポメラニアンの気持ちに寄り添い、事前に対応してあげることによって、人間にとってもポメラニアンにとってもストレスなく過ごすことができるでしょう。

早急にやめさせたいときはこんな方法も!

いち早く無駄吠えをやめさせる方法として、無駄吠え防止グッズを使用するのも1つです。最近では吠えるとブルブル首輪が震えたり警告音がなって不快感を与えるものや、吠えた時にシュッと周辺に吹きかけて犬が嫌いな香りがすることによって吠えると嫌なことが起こると覚えさせるものもあります。

また、ドックトレーニングによって無駄吠えを矯正する方法もあります。
色々な手段はありますが、無駄吠えはポメラニアンにとって「伝えたい何か」があるという事を理解しながら、愛情を込めて無駄吠えをやめるように対応していきましょう