パピヨンが花粉症になった時の治療法や対策は?


花粉症の症状

犬の花粉症は人間の場合と違って、鼻水やくしゃみが止まらないといった呼吸器系の症状はあまり見られず、皮膚に症状がよく現れます。
主な症状としては、目や口のまわり、脚の付近やおなかに激しい痒みを伴う皮膚炎です。
そのため、顔を床や壁に擦りつけたり、掻きむしってしまったりすることもしばしば。
花粉症は、スギ・ヒノキの花粉が飛散する2~4月、イネ科の花粉が飛散する5~6月、ブタクサの花粉が飛散する8~10月に発症します。
したがって、春や秋に散歩をしているとき、いつもと様子が違い、顔や体を痒がったりするような場合は、花粉症の可能性があるかもしれません。

花粉症の治療法

花粉症によって伴う痒みは、犬にとっては非常につらく不快ですので、少しでも症状が軽減するように適切な治療をする必要があります。
花粉症の治療には、抗炎症作用が非常に効果的なステロイド剤を使用した方法が一般的です。
ステロイド剤と聞くと「副作用は大丈夫?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
確かに、長期間に渡っての使用は、副腎機能の低下などの副作用が生じる可能性があります。
しかし、獣医師の診断のもと、花粉症の時期だけ一時的に適切に使う分には心配ありません。
したがって、自分の判断でダラダラと使用を続けたり、症状が軽くなってきたからといって急にやめたりせず、獣医師の指示に従って正しく治療を行うようにしましょう。

花粉症の対策

花粉症の症状がひどくならないようにするには、アレルギー反応を引き起こす原因の花粉をなるべく遠ざけることが大切です。
では、どのような対策をするのがよいのでしょうか。

花粉の飛散量が多い時間帯を避けて散歩をする

1日の中で、昼前後と日没後は花粉の飛散量が多い時間帯ですので、その時間帯を避けて散歩をするようにしましょう。
また、暖かく晴れた日や、空気が乾燥して風が強い日なども花粉が飛ぶ量が多くなります。
パピヨンは運動量がそれほど必要ではないので、天気予報をチェックして、あまりにも花粉の量が多そうな日は、散歩を控えても大丈夫です。

体についた花粉を落とす

散歩から帰ってきたら、家の中に花粉を持ち込まないために、被毛をブラッシングしたり、濡れたタオルで拭いたりしてから家の中に入るようにしましょう。
もちろん、飼い主も、衣服や髪の毛についた花粉を落とすのを忘れないようにしてください。

服を着せて散歩をする

散歩のときに服を着ることで、体に花粉が付きにくくなります。
また、花粉が付きづらい素材の服などもあるので、そのようなものも花粉対策に効果的です。
また、家に帰ってきたら服に付いた花粉をよく払い落とすようにしましょう。

空気清浄機を使用する

家の中でも花粉対策は大切です。
いくら気をつけていても、窓を開けたときなどに花粉が室内に入ってしまいます。
そのため、空気清浄機を使用したりするのも、症状の緩和に繋がるでしょう。

良質なドッグフードを与える

本来、体内では免疫細胞がバランスよく働き、外からの異物に対して体を守っています。
しかし、そのバランスが崩れると、アレルゲンとなる花粉が侵入したとき、それを排除しようと過剰に反応し、アレルギー反応として体に症状が現れます。
近年の研究によると、これは腸内細菌のバランスが大きく関係していることがわかってきています。
したがって、腸内環境をよい状態に保つためにも、良質な素材から作られた栄養価の高いドッグフードを与えることが、大切と言えるでしょう。

まとめ

人間と同様に犬にとっても花粉症はつらいものです。
痒みがひどくなると血がにじむほど掻いてしまったり、ときには眠れなくなったりすることもあり、体力までも消耗してしまいます。
そのため、症状が少しでも緩和するように、しっかりと花粉対策をしてあげましょう。