犬のてんかんってどんな病気? Vol.1


好発犬種

ビーグル、ダックスフンド、プードル、Wコーギー、ジャーマンシェパード、シベリアンハスキー、キースホンド、コッカースパニエル、スプリンガースパニエル、ベルジアン・タービュレン、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ワイアー・ヘアード・フォックス・テリア、ボーダー・コリー、シェトランドシープドッグなどの犬種は遺伝性があるといわれています。
ただし、全ての犬種、雑種においてもおこる可能性ありです。

病気の定義

専門的な定義としては、「頭蓋内疾患など明らかな原因が特定されない再発性の発作症候群で、大脳皮質のニューロンの異常な活動亢進によるもの。
」とされます。
つまり、色々な検査をおこなってもはっきりとした異常所見が認められないにもかかわらず、脳の異常興奮により発作をおこしてしまうという状況です。

症状

一般的に、みなさんてんかん発作というと全身性のけいれんをイメージすると思いますが、実は、てんかんの発作は大きく分けて、部分発作と全般発作に分けられます。
それでは、それぞれどのような発作かみていきましょう。

部分発作

意識をなくすことなくおこる発作を部分発作といいます。
具体的には、突然何か空中の一点を見つめたり、ハエを追うそぶりをしたり、あるいは片方の足をもちあげてみたり、耳をぱたぱたさせてみたりなど、様々なパターンがあります。
そのようなあれ?と首をかしげるような動作が一度だけでなく、くりかえし認められます。

これらは、なんだか不思議なそぶりをよくしているな程度で、言われてみないとそれが部分発作とは気づかれないことが多いです。
部分発作から全般発作に移行することもあります。

全般発作

意識を消失しておこる全身性の発作のことを全般発作といいます。
こちらの発作は、みなさんが真っ先にてんかんといわれて、思い浮かべるような発作だと思います。
バタンと倒れて、体をぎゅーとこわばらせる状態を強直けいれん、また足を縮めたり伸ばしたり、ばたばたさせる状態を間代けいれんといいます。
一般的に、てんかんの全般発作というと、これらのけいれんが同時におこることが多く、併せて強直間代けいれんとよばれてます。
意識がないため、発作時に失禁、脱糞などもおこってしまいます。

まとめ

てんかんといっても、色々な症状があることがお分かり頂けましたでしょうか。
全身性の発作をおこせば、すぐに異常に気づくと思いますが、部分発作は病気のサインとはみられないことが大半です。
理由の分からない不可思議な動作は、部分発作である可能性があることを知って頂いた上で、日常から愛犬の様子をよく観察してあげましょうね。
また、そのような動作がみられた場合は、動画に録画して、一度動物病院でチェックしておいてもらうことをおすすめします。