知ってる?ヨークシャーテリアの名前の由来

ヨークシャーって何のこと?

ヨークシャーとは、イングランドの北部にある地方のことです。
地方としてはイングランドで最大の面積をもち、様々な固有の文化を持っています。
「ヨークシャー」という地方概念が確立されたのは9世紀に遡ります。
19世紀以降、何度も地方再編が繰り返されており、名称、範囲などが変わっています。
このため厳密な意味での「ヨークシャー」は年代によって違いがあるそうです。
このような経緯にも関わらず、「ヨークシャー」は地理・文化の観点で一体の地方とみなされており、古典的な「ヨークシャー」概念は様々な場面で今も用いられているのです。
ヨークシャーテリアの名前にはこのような歴史的背景があったのですね。

ヨークシャーテリアができあがった歴史

ヨークシャー・テリアは19世紀中ごろ、ヨークシャー地方の工員や炭鉱夫たちがネズミ捕りのために作出したのがはじまりなのです。
なんと、あの美しい容貌からはなかなか想像できませんが、れっきとした猟犬なのですね。
その後、試行錯誤しながら今の形として作出されました。
もともとある原種ではなく、当時ネズミ捕りやアナグマ狩りに使われていた、ブロークンヘアード・テリアやスカイテリア、さらにマンチェスター・テリアやマルチーズなどを掛け合わせて作出されたという歴史がある犬です。

ヨークシャーテリアは、最初は違う名前だった!?

ヨークシャー・テリアの名前は、その名の通り地名に由来しますが、当初ヨークシャー・テリアは「ブロークン・ヘアード・スコッチ・テリア」と呼ばれていました。
しかし、あまりに名前が長かったため、1870年以降、「ヨークシャー・テリア」と呼ばれるようになったのだそうです。
この、ブロークン・ヘアード・テリアは、かつてオールド・イングリッシュ・ブロークンヘアード・テリアと呼ばれ、実在する犬種でしたが現在では残念ながら絶滅しています。
外見は、ウェルッシュテリアに非常によく似ています。
ヨークシャーテリアも、どことなくウェルッシュテリアに似ているように思えますよね。

一般家庭に飼われるようになったのは?

ヨークシャー・テリアは、先程も述べましたが、猟犬として色々な原種を組み合わせて作りだされた犬です。
ですので、一般家庭で飼われるようになったのは、もう少し先の戦後になります。
まずは、イギリスの一般家庭で飼われるようになり、1886年に正式に犬種として認定されました。
その当時のヨークシャー・テリアは、現在のものよりもかなり大きいサイズであったとの報告があります。
今では小ぶりのヨークシャーテリアが人気ですが、もともと大きめのワンちゃんだったのですね。

歴史を知るとより興味深い

どの犬種も言えることですが、その犬種の歴史や犬名の由来を知ることで、特性や特徴を知ることができます。
自分がどうしてヨークシャーテリアが飼いたかったのかが改めてわかるきっかけにもなるでしょうし、知れば知るほど興味深く思えてさらに愛犬のヨークシャーテリアが愛しく思えますね! 1900年代に入ると、ヨークシャー・テリアの愛犬家たちにより、小型化する運動が高まります。
努力の甲斐あってヨークシャー・テリアは小型化に成功し、現在のサイズに固定されました。
ヨークシャー・テリアの被毛の美しさは人々を魅了し、「動く宝石」と形容され、この世にヨークシャー・テリアが誕生して現在に至るまで、世界中で高い人気を維持しています。