ヨークシャーテリアの尻尾は短いのが良いの?長いのが良いの?


尻尾が短いヨークシャーテリアは実は・・・

多くのヨークシャーテリアは尻尾が短いですよね?でも、これ実は生まれつきではありません。
生まれたての子犬はちゃんと尻尾が長いんです。
長いと言っても、そんなに長いわけではありませんが、よく見かけるヨークシャーテリアのように短くはありません。
では、どうしてでしょう?成長とともに縮むのでしょうか? ヨークシャーテリアの尻尾が短いわけは、実は「切ってある」からなんです。
ご存じなかった方、驚かれたと思います。
私も最初知った時大変驚きました。
では、どうしてわざわざ尻尾を切る必要があるのでしょうか?尻尾を切らないといけない理由はなんなのでしょう?

いつ頃断尾するのか?

その前に、尻尾を切る行為について、いつ頃行うのかですが、ブリーダーさんによっても違うそうです。
生まれたての子犬は痛みに比較的鈍いとされているので、すぐに切り取ってしまう場合、ある程度成長して麻酔がかけられる月齢になってから麻酔をかけて切り取る場合があります。
いずれにせよ、ブリーダーさんの手元にいる間に尻尾は切り取られてしまうわけです。
一般家庭に来てから「お宅で尻尾切ってね」ということはありません。
ブリーダーさんの中には尻尾の長さにまでこだわっている方もいますので、いくら飼い主と言えど勝手に長さを変えることをよしとしない場合もあります。

尻尾を切ることについて

さて、尻尾を切ることを断尾と言いますが、そもそもなぜそのような行為をするのでしょうか?もともとヨークシャーテリアは、ねずみを捕獲することを目的とした猟犬として作出された歴史があります。
獲物を見つけたヨークシャーテリアが、興奮して尻尾を振ってしまうとそれに気付いたねずみが逃げてしまうということから、猟犬としての目的を果たすために、尻尾を切り落とされていました。
それが、今になっても「スタンダード」という形として残っているからなのです。
スタンダードとは、その犬種によってもうけられた基準のことを言いますが、尻尾が長い場合はスタンダードの形から外れてしまうので、血統書の発行ができないのです。
高値で売買される純血種は、血統書を出さないわけにはいきませんので、断尾することが多いようです。

ドッグショーに出す?出さない?

ただし、ドッグショーにも出さない、血統書もいらないと言う場合で、どうしても尻尾を切ることについて納得できないという場合は、それに応じてくれるブリーダーさんも最近ではいらっしゃるようです。
この場合は、生まれる前に「もしお宅の犬舎から犬を迎えるとしたら、断尾しないでほしい」と事前に申し出る必要があります。
その際、さまざまな条件を言われるとは思いますが、双方が納得すれば尻尾があるままのヨークシャーテリアを飼うことは可能です。
断尾しないことについて承諾してくれるブリーダーさんを探しましょう。

現在のヨークシャーテリアの尻尾

現在では、断尾を動物虐待とみなして、禁止している国もあります。
日本でも、先程述べましたように断尾しないでくれるブリーダーさんもいますし、そもそも一般家庭で愛玩犬として飼うのに、尻尾を切る必要は無いのですから、もしかしたらスタンダードの基準が変わっていくかもしれませんね。