犬のノミ・ダニ予防法から駆除法。ノミ・ダニが原因の病気とは


最近では、ノミやダニが犬の体に寄生するということを知っている飼い主さんも多くなってきていて、ノミやダニの予防をしている犬はとても増えています。しかし、まだまだノミやダニについてよく知らない人や、予防をした事がない人、これから犬を飼おうと思っている人にとって、ノミ・ダニについて知っておいてもらいたい事をお伝えしていきます。

柴犬​​​​​​​

犬のノミ・ダニとは?

犬のノミとは?

犬に寄生するノミとは、主にネコノミというノミの種類がほとんどです。このネコノミは、犬の皮膚に直接寄生することによって様々な悪影響を及ぼします。ネコノミは、1〜3mmほどの小さな寄生虫で肉眼では見えるものの動きも早く、体毛に隠れやすいので気がつきにくいです。
ノミの成虫は犬に吸血することによって栄養を吸っています。犬の皮膚に寄生し、卵を産み幼虫、サナギ、成虫と成長を繰り返します。
ノミは、草むらに潜んでいて犬や猫が通るタイミングで自分の体の何十倍ものジャンプをして寄生します。ノミは、都心部や田舎関係なく草むらがあるところに潜んでいますので、都心部に住んでいても安心はできません。また、野良猫が多い地域にも多く潜んでいるので注意が必要です。

犬のダニとは?

犬に寄生するダニとは、マダニというダニの種類です。このマダニも、犬の皮膚に直接寄生することによって様々な悪影響を及ぼします。
マダニの中にも細かく数種類いますが、ダニの中でもどれも大型で、肉眼で確認できます。このマダニは、犬に吸血して栄養を吸うため、吸血したマダニはさらに大きく膨らみ、2〜3cmにもなります。
マダニは基本的には、草むらなどに生息しているため都心部よりも田舎の自然の多い地域に多く見られます。普段は草むらに潜んでいて、犬が散歩をしているタイミングで付くケースが最も多いです。
実際にマダニに寄生されているところを見ると、黒いイボができていると間違えて病院へ行く飼い主さんも多いです。

犬のノミ・ダニ予防方法・予防グッズ

犬のノミやダニの予防は、完全には出来ません。予防方法は、基本的に動物病院で販売されている予防・駆除薬を使うことをお勧めします。この駆除薬を使うことによってノミやダニが付いたとしても、その影響を最小限に抑えることができ予防としての役割も果たしてくれます。
予防薬=駆除薬でもあるので、その詳しいものは、駆除方法・駆除グッズで一緒に説明していきます。

犬のノミ・ダニ駆除方法・駆除グッズ

最近では、様々なノミやダニの駆除グッズが販売されています。ここでは、ペットショップで販売されているグッズよりも効果がある、動物病院で販売されている駆除薬を紹介していきます。

ノミ・ダニ駆除薬

ノミ・ダニ駆除薬は、犬に寄生するノミやダニを一つの薬で一緒に駆除してくれる薬です。どちらにも効果のある薬は便利で、最近増えてきていて、多くの種類があり様々な特徴がそれぞれありますが、特に最近人気があり、よく使われる薬を紹介します。

フロントラインプラス

フロントラインプラスは、一般的に広く使われているスポットタイプの駆除薬です。寄生したノミの成虫だけではなく、ノミの幼虫や卵にも効果があります。また、マダニやシラミ、ハジラミも駆除することができます。
使用方法は、月に一度、首筋の毛をかき分けて、皮膚に直接全量つけるだけで簡単に投薬できます。投薬後、24時間後ならシャンプーをしても効果が落ちないです。
しかし、このスポットタイプにはつけた場所に違和感があり嫌がったり、こすりつけたりする犬も稀にいます。

ブラベクト錠

ブラベクト錠は、最近特に注目されているノミ・ダニ駆除薬です。これは、おやつタイプの駆除薬で、ポーク味で嗜好性も高く飲ませやすいのです。また、ノミ・ダニに3ヶ月効果があるので、投薬は3ヶ月に1度でいいので飼い主さんの負担も少ないです。スポットタイプでは嫌がる犬や液体が付くという悩みがある場合には、このような飲むタイプの薬はおすすめです。シャンプーも投薬後すぐに可能です。
しかし、3ヶ月に1度となるとつい投薬を忘れてしまうという飼い主さんもいます。

ネクスガード

ネクスガードは、おやつタイプの飲ませるノミ・マダニ駆除薬です。ネクスガードも嗜好性が高く、簡単に食べてくれる犬が多いです。効果は1ヶ月なので、投薬は1ヶ月に1度になります。ネクスガードも、飲ませるタイプなので、スポットタイプが苦手な犬にはおすすめです。これもシャンプーが投薬後すぐに可能です。

ノミ・ダニ・フィラリア駆除薬

ノミ・マダニ駆除のほかに、フィラリアも予防できる薬もあります。最近では、一つの薬でフィラリアも予防できるということでこのような薬を使う飼い主さんも増えています。
フィラリアも一緒に駆除できる薬をいくつか紹介していきます。

レボリューション

レボリューションは、スポットタイプの駆除薬です。レボリューションの効果は、ノミやフィラリアの他にも、ノミの幼虫や卵、耳の中に寄生するミミヒゼンダニ、回虫や鉤虫などといったお腹の中に寄生する内部寄生虫にも効果があります。月に1度の投与で1ヶ月効果があります。しかし、マダニに関しては効果がないので、都心部など自然が少ない地域に住んでいる犬や、完全室内飼いの犬にはおすすめです。

ネクスガードスペクトラ

ネクスガードスペクトラは、ノミ・ダニの駆除薬のネクスガードにフィラリア予防の効果を加えた薬です。月に1度投与するおやつタイプの飲ませる薬です。レボリューションとは違って、マダニもきちんと駆除できるので、おすすめです。

犬のノミ・ダニが原因の病気とは?

ノミやマダニが体に寄生すると、様々な悪影響が起こります。ノミやマダニに寄生された場合に共通して引き起こす病気と、ノミとダニがそれぞれ引き起こす病気を紹介します。

貧血

ノミとマダニに共通することが、どちらも犬の血を吸血して栄養を取り生活しているということです。ノミやマダニに数匹寄生されたくらいではそこまで影響はありません。しかし、何十匹、何百匹ものノミやマダニに寄生されると貧血を引き起こすことがあります。特にそれが仔犬や小型犬ならなおさらその危険性は高まります。

アレルギー性皮膚炎

ノミやマダニの唾液によって、アレルギーを引き起こす犬がいます。吸血の際に犬の体内にノミやマダニの唾液が入り込ます。アレルギー体質や皮膚が弱い犬によく見られます。アレルギーを引き起こすと、強烈な痒みを伴います。痒みがきついため、足で掻いたり噛んだりこすりつけたりするのでさらに炎症が広がり、出血や脱毛などの二次感染も起こしてしまいます。たとえ数匹でも、アレルギーを起こす場合もあります。
特に、ノミアレルギー性皮膚炎では、尻尾の付け根やお尻あたりの下半身に症状が現れることが多いです。

瓜実条虫症

瓜実条虫症とは、犬の体内に瓜実条虫(サナダ虫)という内部寄生虫が寄生することによって悪影響を及ぼす病気です。この瓜実条虫の幼虫を持っているノミを飲み込んでしまうことによって、犬の腸内に寄生し成長します。そして、寄生した瓜実条虫が卵を含んだ片節を犬の便に排出します。この卵をノミが食べたり、他の犬が口にいれることによって完全します。
症状は、下痢や軟便を引き起こします。

バベシア症

バベシア症とは、バべシアという原虫がマダニを介して犬の赤血球の中に寄生する病気です。バベシアはマダニが吸血する際に、唾液と共に犬の血管内に入り込み、すぐに血液中の赤血球の中に侵入し、寄生します。そして、赤血球内の成分を栄養として取り込み、発育します。そして、このバべシアは分裂し、赤血球を破壊しては他の赤血球内に侵入してさらに分裂を繰り返します。
症状は、重度の貧血症状がみられるようになり、元気や食欲がなくなったり、発熱をしたり、血尿がみられるようになり、放置しておくとそのまま死に至ることもあります。

まとめ

ノミやマダニは散歩へ行っている犬ならついてしまってもおかしくない寄生虫です。ノミやマダニの駆除薬をきっちりと投薬していると、ノミやマダニによる被害は無かったり、最小限に抑えられたりします。
最近では、駆除薬の種類も増えているので、愛犬の体質や性格、ライフスタイルによって駆除薬を選ぶことができます。
ノミやマダニが原因で引き起こす病気は、犬だけではなく人間にもかかってしまう病気がありますので、愛犬のノミやダニの予防はしっかりとしておくこ