ブリアードの基本情報や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介


犬,ブリアード

ブリアードの基本情報

ビリアードは、フランス生まれの牧羊犬になります。

歴史はかなり古く、1300〜1500年ごろには既に存在していたと考えられていますが、具体的にどのようにして誕生したかは、多くは謎に包まれています。

ブリアードの特徴は、何といっても豊富な被毛と、目を覆うような長い前髪ではないでしょうか。

大きな熊のようなブリアードは、見かけによらず人と常に一緒にいたいと願う、愛らしい性格の持ち主なのです。

ブリアードの歴史

謎多きブリアードの歴史の始まりは不明

ブリアードの歴史はかなり古く、牧羊犬の中で最も古い歴史を持つのではといわれています。

当時の絵画や書物には、ブリアードに似たルックスの犬が様々なところで描かれていますが、実際いつからどのようにして誕生したのかは明らかではありません。

牧羊犬などで、羊の群れを管理することももちろんですが、大型犬でたくましいブリアードは、羊を狙うオオカミを追い払う役目も果たしていました。

ブリアードという名前の由来

諸説ありますが、ブリアードはフランスのブリー地方で飼われており、そこからきているともいわれています。

そしてもう1つ、伝説があります。

その昔、「オーブリ」という男がいて、ブリアードを飼っていました。

ある日そのオーブリが、何者かに殺されてしまうのです。

その一部始終を目撃していたのが愛犬のブリアードでした。

それからというもの、ブリアードはその犯人を至るところ追いかけ回し、何かを訴える日々が続きました。

その様は村の住民たちも知ることとなり、瞬く間に、あの男は怪しいという噂が立ち始め、ついにその噂は王様の耳に入り、国王の命令により裁かれることとなりました。

一説には、「オーブリ」「ドーブリ」「ドブリ」「ブリド」「ブリアード」と名前が変化したという話もあります。

第二次世界大戦に巻き込またブリアード

数々の犬が、第二次世界大戦では犠牲となりました。

ブリアードも例外ではなく、体の大きさ、賢さ、勇敢さ、忠誠心の強さを買われ、軍用犬として活躍することとなりました。

弾丸や上からの指令のメッセージを戦火の中、戦士たちに渡す仕事をしました。

また、ケガをした戦士を探し、他の仲間に知らせたり、救急箱を運んだり、たくさんの命を救ってくれました。

そんなブリアードは、戦争の犠牲となり、大戦後は随分数が減ってしまいました。

戦後は、元の生活である牧羊犬に戻り、家庭犬となり、人々に愛されました。

ブリアードの特徴

  • 大きさ:大型犬
  • 体重:23.0〜40kg
  • 体高:62.0〜68.0cm
  • 被毛の種類:ダブルコート
  • 被毛の長さ:長毛種
  • 被毛の毛色:ブラック、グレー、フォーン、ホワイト、ブラック&グレー、ブラック&フォーン

ブリアードの身体的特徴

ブリアードには立ち耳と垂れ耳のタイプと2つあります。

昔は垂れ耳のブリアードの耳は断耳することもありましたが、現在では動物愛護の観点から、それはその犬の個性として、断耳はしないようになっています。

またブリアードの後ろ足にはそれぞれ狼爪が1本ずつあるのが特徴です。

ブリアードの性格・気質

ブリアードは家族には大変忠実。でも知らない人には警戒心大!!

ブリアードの伝説にもあるように、ブリアードは飼い主をとことん愛し、忠誠心は本当に強い犬です。

飼い主や家族のためには、自分をも犠牲にして守ろうとします。

そこが魅力で虜になってしまう人も多いのですが、問題は家族には順応で思い切り愛情豊かに接してきますが、警戒心がとても強いので、知らない人には懐きません。

ブリアードは忍耐強く、おおらか

ブリアードはとても活発で、陽気です。

家族の中に小さな子供がいても、ちゃんと子供の相手をしてくれます。

驚くほど忍耐強い犬ではありますが、イコール、しつけがしやすいというわけではないので注意が必要になります。

ブリアードはプライドが高く勇敢

ブリアードはプライドが高く、冒険心や好奇心も強く、勇敢な気質があるので、自分よりも強く大きいものにでも立ち向かって行くところがあります。

そのため、子犬の頃からしっかりしつけることが重要になるわけです。

ブリアードの飼い方・しつけ

ブリアードは大型犬になり、体力がかなりある犬種なので、住む環境に自由に歩き回れる庭などがあることが望ましいです。

環境は室内・屋外飼いどちらでも大丈夫ですが、ブリアードは家族と関わることを生きがいとしていますので、外飼いにしてしまうと、一気に人との接触が減ってしまいます。

室内外の犬の方が長生きするというデータがあることからも、室内飼いをおすすめします。

室内飼いの環境

ブリアードは大型犬になるので、室内で飼う場合、きっちりトイレのしつけをし、室内で何でもあり!という飼い方ではなく、自由を尊重しながら行動にもルールを教えるようにしましょう。

例えば、

  • ゴミ箱に近づかないようにさせる
  • 無駄吠えをさせないようにする

などは最低限必要なルールですね。

そして、ブリアードにとって、室内を走り回るだけでは十分な運動には到底なりません。

ブリアードがストレスを溜めないように、毎日の散歩は必須になります。

また、ダブルコートの長毛種になるので、夏場の室内の温度管理にも気をつけましょう。

ブリアードのしつけの心得

ブリアードは大型犬になり、性格的に自尊心が高いということと、ブリアード自身が大変賢い犬なので、厳しいしつけではそっぽを向いてしまいますし、中途半端なしつけでは、自分で判断して動くようになってしまい兼ねない賢さを持っています。

単純にすんなりしつけができるという犬ではありません。

根気よく信頼関係を築きながら、何度も何度も教えていくしかありません。

場合によっては、プロのトレーナーさんについてもらうのも方法になります。

まずは、飼ったその日からしつけトレーニングは始まります。

ブリアードのトイレのしつけ

ブリアードのトイレのしつけは家に迎えたその日から始めましょう。

大型犬なので、トイレは外でするようにしつけたいと思うかもしれませんが、おすすめはしません。

いずれ犬は年をとります。

体が衰え、自由に動けなくなった時でも、外でしかトイレをしないようにしてしまうと、どんな状態でも外へ連れていかなければなりません。

ぜひ室内でトイレをできるようにしつけ、犬も飼い主さんもストレスがないように環境を整えましょう。

トイレのしつけのポイント4つ

1. トイレに成功したらとにかく大げさに褒める

2. トイレに失敗したら絶対叱らず無視して、完璧に匂いを消す

3. トイレをするタイミング(食後、水を飲んだ後、寝起き、遊んだ後)でトイレに促し、トイレに成功するように導く

4. 長期でトレーニングせず、短期で教えること

ブリアードの散歩の仕方と頻度

ブリアードはかなり体力がありますので、毎日一定の散歩が必要になります。

そして、ただひたすら歩く散歩ではなく、軽くジョギングや坂道など変化をつけた散歩をするようにします。

また、ブリアードは警戒心の強い犬なので、きちんと散歩のしつけができていないと、散歩中の別の犬や、すれ違う人に吠えたりしてしまうことがあります。

散歩デビューの時には必ず、散歩のしつけをし、リードウォークができるように心がけましょう。

必要な散歩量:1日2回、1回につき最低1時間

ブリアードの毎日の散歩は必須になりますが、どうしてもそれだけでは足りません。

最低週に1回はドッグランなどを利用するなどし、広い場所で思い切り運動できる機会を作りましょう。

ただし注意したいのは、ブリアードはうまく他の犬と仲良くできない傾向があるので、ドッグランを利用する際は、ご自身のブリアードの性格を見極めた上で、判断するようにしてください。

ブリアードのお手入れ

ブリアードは長毛種のダブルコートになりますので、ご想像通り、結構な抜け毛が気になります。

豊かな被毛を清潔に美しく保つために、どんなお手入れが必要かご紹介いたします。

ブリアードのブラッシングは毎日の日課!

長く豊かな被毛を美しくキープするには、やはり基本はブラッシングになります。使うブラシは、

  • スリッカーブラシ…被毛のほつれを整え、毛玉をほぐしたりします。無駄な死毛を取り除くことができます。
  • ピンブラシ…被毛を梳かすのに使います。先端が丸くなっているので痛くないのが特徴で、皮膚のマッサージにもなります。
  • コーム…最後の仕上げでコームを使い、被毛を整えます。

以上のブラシを使い分け、ブラッシングをしていきます。

換毛期は特に抜け毛がひどいので、1日2回する場合もあるようです。

ブリアードにトリミングは必要!?

ブリアードの場合、小型の愛玩犬のようにかわいいカットをするか、元々の姿をキープしたいといういずれの場合も、定期的なトリミングをおすすめします。

被毛を放置しておくと、目が完全に隠れるくらい被毛は伸びていきます。

また、特徴的な被毛の質感でもありますので、プロのトリマーさんに時々ケアしてもらうことで、美しい被毛が保たれます。

ブリアードの臭い対策

ブリアードのように大型で、なおかつ豊富な被毛に覆われていると、やはり臭いが気になりますよね。

臭い対策として、毎日ブラッシングすることで、被毛が吸い取ったホコリなどを除去できるので効果があります。

あとは、定期的なシャンプーになります。

通常は2〜3週間に1回で十分ですが、夏場のように暑く湿度が高くなると、もう少し頻繁にシャンプーしてあげてもいいでしょう。

そして、シャンプー後は必ず完全に乾かすようにしないと臭いの原因になります。

ブリアードの歯磨き

少しでも愛犬に長生きしてもらうため、飼い主ができることの1つが「歯磨き」になります。

口内環境が悪いと、全身疾患にかかる確率が高まるといいます。

子犬のうちから歯磨きに慣らし、毎日デンタルケアを日課にしましょう。

ブリアードの注意する病気

ブリアードの注意する病気①皮膚疾患

ダブルコートの長毛種なので、季節によっては蒸れやすく、皮膚疾患になりやすい傾向があります。

皮膚を執拗に掻き続けていたり、舐めていたりする場合、皮膚疾患の場合があります。

皮膚疾患は慢性化すると治るのに時間がかかるので、早期に治療することをおすすめします。

ブリアードの注意する病気②股関節形成不全

大型犬に多い病気になります。

遺伝が原因の場合と、肥満や過度な運動のしすぎからなる育った環境が原因の場合があります。

症状は歩きたがらなかったり、歩行の足取りがおかしかったりすることなどがあります。

軽度の場合は内服治療になりますが、ひどくなると外科手術の対象になります。

ブリアードの注意する病気③胃捻転

ブリアードのように大型犬で、胸が深い体型の犬は胃捻転を起こしやすい傾向があります。

食後すぐの運動をさせないことや、1回の食事でたくさん食べさせるのではなく、できれば2〜3回に分けて食事をあげるようにしましょう。

ブリアードの価格と入手方法

ブリアードは欧米では人気があり、誰もが知る犬種ですが、日本ではまず見かけることはなく、ブリアードという名前自体、知らない人がほとんどですよね。

ペットショップで見つけることはかなり難しいと予想されますが、ある程度大きなペットショップで、ブリーダーとパイプがあるようであれば、可能性はあります。

ブリアードはブリーダーを探すのも苦労しそうです。

ドッグショーやアジリティの競技会などに足を運び、ブリアードと出会うことから始めるのが早いかもしれません。

または海外から輸入する方法になります。

ブリアードの価格の相場は、30万円前後で、輸入となると、40〜50万円以上

になります。

ブリアードのさいごに

ブリアードという犬種は、日本ではまだまだ珍しい犬種になります。

また、大型犬で運動量も必要なことから、気軽に飼える犬種でもないかもしれません。

でももし、飼える環境にいて、大型犬に興味があるのなら、ブリアードをぜひ、パートナーに選んでみませんか?

絶対後悔しない最高のパートナーになってくれるでしょう。