犬を病院に連れていく目的と嫌がる時の対処法


注射器,犬

犬の病院とは?

動物の診療を目的として獣医師が開設した病院、「動物病院」のことです。
犬を対象としている病院には、「動物病院」という名称の他にも「犬猫病院」「ペットクリニック」「獣医科病院」「アニマルクリニック」などの名称が使われていることもあります。

かかりつけの病院を持とう

犬を飼い始めたら、かかりつけの病院を見つけておくことは大切なことです。
普段は健康な犬でも、いつ病気になってしまうかわかりません。 時には、急を要することもあるでしょう。
そんな時に迷うことなく頼れる動物病院を見つけておきましょう。

また、子犬期から同じ病院で診てもらうことで、その犬のカルテが充実し病気や問題の早期発見が可能になります。
普段から診てくれている獣医師であれば、犬の心理的負担も減らしてあげることができるようになります。

動物病院の選び方

近年、動物病院の数は右肩上がりで増え続けています。
そんな中からどの動物病院を選べば良いのかと悩む飼い主さんも多いでしょう。
飼い主さんの多くは、「家から近い」の理由で選んでいらっしゃる方が多いかもしれません。
もちろん犬の具合が悪い時の移動距離を考えると家から近いことも大切なことですが、他にも、以下のポイントからも選ぶことをおすすめします。

  • 獣医師と犬との相性
  • 獣医師と飼い主との相性
  • 病院内は清潔にされている
  • 飼い主と犬どちらにも丁寧に接してくれる
  • 分かりやすく説明してくれる
  • 診療料金が分かりやすく納得できる
  • 検査や手術が必要になった時、適切な病院や専門医を紹介してくれる

犬が病院に行く目的 病気の時

人が病気の時に病院に行くように、犬が病気の時にも病院に連れて行ってあげましょう。
病院での基本的な流れは、基本的に「受付→診察→検査→治療→会計」となります。
診察では、犬は自分で症状を話すことはできません。
愛犬のことを一番知っている飼い主が症状を把握し、獣医師へ的確に伝え、速やかに診察・治療を受けるようにしましょう。

病院へ連れて行くタイミング

犬は本能から体の不調を隠そうとすることがあります。
そのため、症状が目に見えて現れるようになったころには、重症化していることも少なくありません。
元気がない、食欲がない、下痢をしているなど、いつもと違う様子が見られたら、動物病院で診察してもらうようにしましょう。

費用はどれくらい?

◆病院でかかる費用(病気の時)=初診料or再診料+検査料+治療費

動物病院で診察を受ける場合には、まず初診料・再診料が必要となります。
そして、症状によって検査を行いますので、検査内容に応じた料金が生じます。
さらに、検査結果や症状に基づいて治療が施された場合には、治療費として薬代や処置代(注射や点滴)などが必要となってきます。

これらの費用は病院によって異なります。

◆初診料・再診料の目安

  • 初診料:1,000~2,500円、専門科なら3,000円以上することも
  • 再診料: 500~2,000円

◆検査料の目安

  • 採血料:1,000円~
  • 尿検査料:1,000円~
  • 超音波検査料:2,000円~
  • 糞便検査料:1,000円程度   など

犬が病院に行く目的 予防接種

犬がかかる病気の中には、感染力が強い病気、特効薬のない病気、後遺症が残る・死に至る病気などがあります。
他の犬の尿や便に含まれていたり、空気中にあったりと身近に病原体は隠されているのです。
そのため、これらの病原菌に対抗するための予防接種を受けておく必要があります。

犬の予防接種の種類と費用

◆狂犬病

狂犬病とは、発症すると致死率100%の感染病で、人にも感染する病気です。
そのため、狂犬病予防注射を受けることは法律で義務付けられています。
費用は各都道府県によって定められていますが、だいたい3,000円前後であることが多いです。

◆混合ワクチン

混合ワクチンとは、接種が推奨されているコアワクチンと、飼育環境に合わせて接種するノンコアワクチンの組み合わせで構成されたワクチンのことで、2種、3種、4種、5種、7種、8種、9種などがあります。
何種混合が良いのかは地域の流行ってる病気にもよりますので獣医師と良く相談の上選んで接種してください。
費用は、何種かによっても異なりますが3,000~10,000円程度が一般的な金額です。

◆フィラリア予防

フィラリア症は蚊に刺されることで感染する寄生虫疾患です。
フィラリア虫体は犬の心臓や肺動脈に寄生し、重度の寄生の場合フィラリアが心臓の弁にからまり死亡する病気ですが、予防すれば100%防げる病気でもあります。
地域によっても異なりますが、蚊が発生する季節(春~秋ごろ)にかけて注射やスポット、 飲み薬等の予防が必要です。
一般的に飲み薬による予防が主流です。
飲み薬には、錠剤・粒状・チュアブル・経口ゼリーの4つのタイプがあり、料金も異なります。
料金は予防薬の種類や犬の大きさなどによっても異なりますが、1年で4,000円~15,000円程度必要となります。

犬が病院に行く目的 健康診断

健康診断は、病気の早期発見に繋げることができます。
そのため、犬の健康診断は基本的に年に1回受けることが推奨されています。
さらに高齢犬になると、年2回の健康診断を受けることをおすすめします。

健康診断の検査内容は病院によってもそれぞれですが、問診・一般体測定・血液検査を基本に、尿検査・便検査・レントゲン検査・超音波検査などがあります。
必要があれば、その他にも心電図や血圧測定などの検査を組み合わせて行います。

0 費用は、検査内容によっても異なりますが、基本的な検査で10,000円~であることが多いようです。

犬が病院を嫌がる時の対処法

病院嫌いの犬は多いです。
それでも例えどんなに健康的な犬だとしても、病院へ連れて行く機会が年に数回はあります。
病院に行く度に怯えてしまう愛犬への心理的負担を減らすためにも、病院嫌いを克服してあげましょう。

病院を嫌がる理由

病院嫌いの犬は、病院に行った時の、怖い・痛い・不安などの感情を覚えています。
犬からすれば、病院は知らない人に囲まれ、訳も分からず身体を抑え込まれ、体をまじまじと見られ触られる場所です。
そう考えれば怖くて当然かもしれません。

犬が病院を嫌がる時の対処

◆病院に行く前の行動を決めない

リードやウンチバックの準備をしていると愛犬が散歩だと察知して喜ぶように、動物病院へ連れていく前の、キャリーバッグの準備や診察券の確認等で、犬は病院に行くことを察知してしまいます。
家の中で病院へ行くことを察知されると、連れて行かれまいと逃げたり暴れたりしてしまうことになるでしょう。
病院に行く準備などは、できるだけ前もってしておくようにしましょう。

◆病院に行くルートを決めない

犬は記憶力が良いので、病院への道や手段を覚えています。
いつも徒歩で散歩ルートとは違う道で病院に行っている場合には、その道に進もうとするだけですぐに勘付かれてしまうでしょう。
普段あまり車に乗らないが病院に行くときだけ車で行っている場合には、「車=病院」と覚えてしまっているでしょう。

犬に勘付かれないようにするには、徒歩であれば散歩ルートを活用してください。
車で行っている場合には、病院以外でも車に乗せるようにしてあげましょう。
ドッグランなど犬にとって楽しい場所に連れて行ってあげることで、車へのイメージを良くしてあげられるでしょう。

◆ご褒美を与える

病院嫌いを克服するには、何よりも病院が楽しい場所であると認識させることが大切です。
病院内に入ったら褒める、診察室に入ったら褒める、診察が終わったら褒めると、獣医師や看護師にも協力をしてもらいながら病院は楽しい場所だと思えるようにしていきましょう。

まとめ

犬が健康に長生きするために犬の病院「動物病院」は欠かせません。
病気の予防や健康を維持するためにも定期的に連れて行くのが理想であり、飼い主としての義務とも言えます。
愛犬が長生きできるためにも、動物病院と連携して愛犬の健康を守っていきましょう。