フレンチブルドッグの上手なトイレトレーニングの仕方と注意点


フレンチブルドッグの基本情報

  • 大きさ:中型犬
  • 体重:8〜13kg
  • 体高:28〜33cm
  • 被毛:ダブルコート 短毛種
  • 毛色:ブリンドル、パイド、クリーム、フォーン
  • 原産国:フランス
フレンチブルドック

フレンチブルドッグの身体的特徴

フレンチブルドッグは鼻が短い短頭種と言われるタイプになります。

俗に言う「鼻ぺちゃ犬」の仲間ですね。

よくフレンチブルドッグとパグが間違われることがありますが、フレンチブルドッグは「コウモリ耳」と呼ばれるたち耳で、体型もフレンチブルドッグの方が筋肉質でややパグよりも大きくなります。

また、しっぽにも最大の違いがあります。

フレンチブルドッグのしっぽは低い位置にあり、スクリューテールという、豚のようなしっぽを持っているか、生まれつきしっぽがない個体もあります。

フレンチブルドッグの性格

  • 家族命
  • 寂しがり屋
  • 遊びが大好き
  • いたずら大好き
  • マイペース
  • 社交的
  • 繊細

フレンチブルドッグは、とにかく明るく前向きで、周りの環境に流されることなくマイペースな性格の個体が多く、あまりアグレッシブに他の犬と競争したり、縄張り争いで吠えたりすることがないので、年配の方でも飼いやすく、小さな子供がいる家庭でも、比較的飼いやすい犬種になります。

また、フレンチブルドッグは絆が深まれば深まるほど、家族を心から愛し、常にそばにいて楽しませようと試みます。

感情豊かに飼い主さんに一生懸命話しかける姿に、心奪われてしまう人も少なくありません。

フレンチブルドッグの飼い方

フレンチブルドック

◆室内飼いで温度設定に気をつける

フレンチブルドッグは短頭種になるので、特に夏の暑さにはめっぽう弱いとされています。

暑い日など、犬はハァハァと口を開き、舌を出す呼吸法(パンティング)で、体内の熱を外に逃がすことをします。

ただし、短頭種の犬であるフレンチブルドッグは鼻がかなり短く、そのパンティングで熱を逃すという呼吸がうまく出来ません。

そのため、夏の暑い日などは熱中症になる確率がかなり高いのです。

一方、冬の寒いには強いのかといえば、そうでもありません。

ダブルコートではありますが、短毛種なので寒がります。

夏に比べればまだマシですが、やはり寒さに強いとはいえません。

そういった、デリケートなフレンチブルドッグの飼育環境の基本として、室内飼いで24時間、室内を適温に保つことが大切になります。

◆フレンチブルドッグの散歩

フレンチブルドッグは、外が大好き!散歩大好き!という個体が多いです。

ちょうどいい散歩時間として、1日2回、1回につき30〜60分が目処になります。

気をつけるポイントとしては、

  • 外の気温が高い時は避ける(夏は早朝か日が暮れてからの散歩がマスト)
  • 興奮し過ぎてパンティングが激しい時は休憩をする

が重要になります。

また、体温を下げてあげるためにも水を持ち歩き、必要なときに飲ませてあげましょう。

◆フレンチブルドッグの臭い対策

かわいらしいフレンチブルドッグを悩ませる問題が「臭い」になります。

他の犬種に比べて、お手入れを怠ると臭ってきます。

基本的なお手入れとして、

  • 顔のシワを拭く
  • 歯磨きを習慣にする
  • 耳掃除をする
  • 定期的なシャンプー

になります。

特に顔のシワは、濡れたタオルなどでいいので、こまめに拭いてあげるようにします。

フレンチブルドッグは皮脂の量が多いので、シワなどに老廃物やホコリが皮脂と混ざって溜まりやすくなり、放置することで雑菌が増殖してしまいます。

そして、短頭種であるフレンチブルドッグは、歯垢や歯石があまりやすい傾向にあります。

歯磨きも口の構造上、他の犬より磨きにくかったりします。

だからこそ、放置してしまうと口臭の原因になってきますので、必ず歯磨きの練習をして、歯磨きすることを習慣にすることが大切です。

◆フレンチブルドッグの価格相場と寿命

フレンチブルドッグは他の犬種と違い、頭がやや大きいという体の特徴を持っています。

そのため、自然分娩での出産が難しい場合が多く、ほとんどは帝王切開にての出産になります。

そういった事情から、フレンチブルドッグの子犬は他の犬種の子犬より、必然的に価格が高くなってしまうのです。

大体の価格相場は、20〜30万円になります。

あとは、そのフレンチブルドッグの血統が良かったり、スタンダードに近い場合などは、価格が上がっていきます。

また、その時の人気カラーの毛色を持つフレンチブルドッグも、高値になる傾向があります。

◆フレンチブルドッグの寿命

フレンチブルドッグの平均寿命は10〜12歳とされています。

ただし、最近では獣医学の進歩により、どの犬も長生きをするようになってきていますので、フレンチブルドッグも例外ではなく、長生きをする個体も増えています。

少しでも健康で長生きさせるコツとして重要なのが、

  • 健康管理
  • 良質な食事にこだわる
  • 適度な運動
  • 定期的な検診
  • ストレスを溜めさせない

などになります。

子犬の頃から食べるものにこだわり、いいものを食べ、運動不足にならないように楽しく毎日運動することは、大したことではないように見えますが、フレンチブルドッグにとっては、長生きをする重要なポイントになります。

また、毎日スキンシップをとることで、犬は幸せを感じることができ、ストレスなく生活することができます。

最後に忘れてはいけないのが、定期的な検診になります。

検診をすることで、体の不調を早期に発見することができ、適切な治療が即座に始められます。

犬の老化は人間の4倍の早さです。

その分、病気の進行も早いでしょう。

症状が出る前に見つけてあげることがとても大切ですよね。

フレンチブルドッグのトイレトレーニングとは?

フレンチブルドッグを室内飼いするときに、まず最初に教えるのがトイレトレーニングになります。

トイレトレーニングってなに?

人間の赤ちゃんは、成長とともにオムツを外し、トイレでおしっこやウンチをすることをトレーニングしますね。

フレンチブルドッグも全く同じになります。

決まった場所で、トイレと定めたトレーの上で排泄をさせるためのトレーニングを「トイレトレーニング」といいます。

犬には、「排泄はトイレでするもの」という概念はありません。

そのため、室内飼いをしたときに、きちんとトイレトレーニングができないと、室内のいたるところに好き勝手に排泄をしてしまいます。

そうなってしまっては、人間と犬がうまく生活していくことはできませんね。

フレンチブルドッグと仲良く一緒に生活するために、トイレトレーニングは何よりも重要なことがわかります。

トイレトレーニングは覚えにくい!?

実はトイレトレーニングを覚えやすい犬種と、そうでない犬種がいると言われています。

気になるフレンチブルドッグはと言うと…残念ながらトイレトレーニングを覚えるのには時間がかかるのだとか。

もちろん個体差によるので一概には当てはまりませんが、実際のところ、生後6ヵ月経っても覚えられないことも少なくありません。

しかし、たとえ時間がかかっても根気よくやるものだと割り切って、できるようになるまで続けていきましょう。

また、トイレを覚えないかないからといって、散歩のときに排泄を済ませ、家でトイレトレーニングをしないのはNGです。

家の中でトイレに行かれるようにしておかないと、もし犬が病気になって外に出られなくなったり、老犬期になって散歩に行く頻度が減ったりしたときなど、排泄がうまくできなくなってしまいます。

急な出来事で、フレンチブルドッグをどこかに預けたり、病気やケガで入院したりしたときも、トイレを覚えていないと、預け先でも対応に困ることが起きますね。

トイレトレーニングは、フレンチブルドッグのためでもあり、飼い主さんのためでもあります。

トイレを置く場所の環境を整える

トイレの場所は一度決めたら動かしたりせず、同じところにしてください。

そのため、家のどこがトイレの場所に適しているかよく考えておきましょう。

また、犬は本能的に足元が柔らかい場所で排泄をしたがります。

なるべく粗相を防ぐためにも、ペットシーツを敷いたら、その周りにはカーペットやタオルなどの柔らかいものは置かないようほうがよいです。

そうすることで、ペットシーツのところへ行きやすくなり、そこで排泄するようになります。

◆トイレの置き場所はココがおすすめ

  • 人の出入りがあるドア付近ではなく、落ち着く場所
  • 水や食事をする周りから離して置く
  • 部屋の死角(部屋の隅、タンス横、洗面所の隅など)

などになります。

ただし、トイレを完璧に覚えるまではサークルやケージ生活にし、その中に「トイレ」「水」「寝床」を置いてトレーニングするようにします。

限られたスペースでトレーニングをすることで、失敗も少なく、どこがトイレでどこが生活スペースなのかを覚えやすくなります。

トイレトレーニングの仕方

最初のうちは、サークルやケージの中にペットシーツを敷き詰めて、そこでさせるようにしましょう。

ペットシーツを敷き詰めることで、どこで排泄をしても成功となり、失敗をさせないことで、フレンチブルドッグのやる気にも繋がり、早々にトイレを覚えることに繋がります。

そして何回かしていくうちに、その中でも限られた範囲のところでしか排泄しないようであれば、そこ以外のペットシーツは外してしまって大丈夫です。

◆フレンチブルドッグがトイレをしたくなるタイミング

  • 寝起き
  • 食後・水を飲んだ後
  • 遊んだ後

になります。

これらのタイミングを利用し、ペットシーツの上に誘導し、「ワンツーワンツー」や「1.2、1.2」といった簡単な掛け声をかけて排泄を促します。

基本は、排泄をうまくペットシーツの上でできたら、思い切りオーバーに褒め、ペットシーツを減らし、失敗したら完璧シカトで掃除をするのみ。

絶対叱ってはいけません。

(叱ることで、フレンチブルドッグが萎縮してしまい、排泄自体がダメなことと学習させないため)

また、失敗したら、ペットシーツを増やします。

また、犬はトイレに行きたくなると、床のにおいをクンクン嗅いだり、同じところをクルクルと動いたりして落ち着きがなくなってきます。

観察していればその様子は比較的わかりやすいので、そのタイミングでトイレに連れて行ってください。

これを何回か繰り返していくうちに、トイレの場所を覚えて自分から行くようになっていきます。

トイレトレーニングを完璧に学習させるポイント

フレンチブルドック

トイレトレーニングを早く覚えさせるポイントは、とにかく時間をかけないことにあります。

目安は、2週間〜長くても1ヶ月で覚えることが目標になります。

なぜ時間をかけてはいけないかというと、時間がかかるということは、その分失敗が多くなりますよね。

失敗が増えれば増えるほど、フレンチブルドッグは何が正解で何が間違いかが混乱してしまいます。

結果、トイレというものを認識できず、どこででもしてしまうようになります。

まずは失敗回数を増やさないように、成功数を増やします。

方法としては、

◆ペットシーツの活用

サークル・ケージ生活にし、寝床と水飲みスペース以外全て、ペットシーツを敷く。そうすることで、どこで排泄をしても成功になります。

とにかく成功数を増やし、徹底的にフレンチブルドッグの足で、どの感触がトイレかを覚えさせます。

成功するたび、ペットシーツを減らしていき、失敗したら増やします。

最終的にトイレが1つ残れば完璧です。

また、成功したときにはバカ親かというくらい、オーバーにお祭り騒ぎをして、フレンチブルドッグを喜ばせることをお忘れなく。

フレンチブルドッグは、褒められれば得意な顔をするようになり、もっと褒められたいと自ら頑張るようになります。

◆トイレトレーニング中は付きっ切りがベスト

トイレトレーニングのキーは、飼い主さんとフレンチブルドッグが一緒にすることにあります。

フレンチブルドッグのトイレに行きたくなるタイミングで、飼い主さんが確実にトイレに誘導できるかどうかで、学習スピードは変わってきます。

フレンチブルドッグは大好きな人に褒められれば、もっと頑張りたい!と前向きになります。

働いている方には厳しいかもしれませんが、ある程度、成功数が増えるまでは付きっ切りで教えることが完璧に早くトイレを覚える方法になります。

◆家族全員、指示を統一する

フレンチブルドッグを迎えたら、飼い主さんはじめ家族全員がフレンチブルドッグの世話をし、トレーニングに参加することは、大変望ましい環境になります。

ただし、飼い主さんは「ワンツー、ワンツー」ご主人は「1.2、1.2」お子さんは「頑張れ頑張れ」など、かける掛け声がバラバラだったり、排泄後の褒め方も、中途半端だったり、失敗したにも関わらず、「次、頑張ろうね〜」などと言いながら撫でてあげるなどしてしまうと、指示が全てバラバラのため、フレンチブルドッグは混乱し、結果、何も覚えられなくなってしまいます。

家族全員で指示語や、成功したら褒め、失敗したらシカトということを統一させることで、フレンチブルドッグも理解しやすくなります。

トイレトレーニングの注意点

フレンチブルドック

なるべく失敗しないで、トイレを覚えてくれるに越したことはありませんが、最初は粗相をしてしまうのも当たり前ぐらいの気持ちで教えていきましょう。

もしトイレ以外のところで間違って排泄をしても叱らないようにしてください。

飼い主はトイレの場所のことで叱っているつもりでも、犬のほうは排泄すること自体が悪いのだと認識し、トイレに行くことを我慢してしまいます。

また、においが残らないようにしっかりと拭き取って消臭しておく必要も。

においが残ってしまうとそこがトイレだと間違って覚えてしまうため、注意してください。

前述したように、トイレの場所を覚えるまでは、とにかく根気よくトイレまで連れて行くようにしましょう。

この記事のまとめ

フレンチブルドッグの上手なトイレトレーニングの仕方と注意点
  • 体重8〜13kgの中型犬
  • 明るく前向き、イタズラ好きでマイペース。家族が大好きで寂しがり屋
  • ダブルコートの短毛種。毛色は「ぶるんドル」「パイド」「クリーム」「フォーン」
  • フレンチブルドッグは、室内温度設定に気をつけ、適度な運動をすること
  • フレンチブルドッグの臭い対策は「シワを拭く」「歯磨き」「耳掃除」「定期的なシャンプー」
  • フレンチブルドッグの価格相場は20〜30万円
  • 平均寿命は10〜12歳
  • トイレトレーニングとは、決まった場所でトイレと定めたトレーの上で排泄をさせるためのトレーニング
  • トイレ設置場所のおすすめ:落ち着く場所や部屋の死角
  • トイレトレーニングの基本:成功したら「褒め」失敗したら「シカト」
  • トイレトレーニング期間目標:2週間〜長くても1ヶ月
  • トイレトレーニングの注意:「叱らない」「失敗したら臭いが残らないように徹底的に掃除」

フレンチブルドッグの上手なトイレトレーニングの仕方と注意点 さいごに

フレンチブルドッグのトイレトレーニングは時間がかかるかもしれないと知って、思わず溜息がでた飼い主の方もいるかもしれません。

しかし、根気よく続けていくと、ふと覚えるときが必ずくるはずです。

そして、上手くできたときは必ず褒めてあげるようにしてくださいね。