フレンチブルドッグが食べ物で中毒を起こしたら?動物看護師が説明します!


中毒を起こす食べ物

中毒を起こしてしまう食べ物で、一般的によく知られているものは、ネギ類やチョコレートではないでしょうか。
知っていても、何故中毒になるのかということを知っている人は少ないです。

ネギ類ですが、有名なもので、玉ねぎ中毒というものがあります。
玉ねぎだけではなく、長ネギやニラ、にんにく、らっきょうなどのネギ類は、全般的に良くありません。

ネギ類は、アリルプロピルジスファイドという勇気物質が含まれていて、人間にとってはこの物質は分解できるのですが、犬にとっては分解出来ない物質です。
これを大量に摂取すると中毒を起こしてしまいます。

チョコレートには、テオブロミンという物質が含まれています。
テオブロミンは、脳や心臓、筋肉、呼吸器に対して興奮させる作用があります。
テオブロミンを、犬は分解をするのにとても時間がかかるので、分解が追いつかなくなり、中毒症状を引き起こしてしまいます。
チョコレートでも、カカオ分が多ければ多いほど中毒を起こしやすくなります。

他にも、ぶどうやキシリトール、ナッツ類も中毒を引き起こすことがあるので注意が必要です。

中毒を起こした時の症状

ネギ類の中毒は、アリルプロジスファイドを摂取することで血液中のヘモグロビンが破壊され、溶血を起こします。
症状は、溶血性の貧血を起こしたり、黄疸や血尿をしたりするようになります。
また、元気や食欲はなくなりますし、下痢や嘔吐もみられます。
そして、最悪の場合は死に至ることもあります。
このような症状がでるのは食べてしまってから、数分~数時間後に出る場合が多いです。

チョコレート中毒の症状は、下痢や嘔吐、発熱、不整脈、頻脈、興奮、ふらつき、呼吸が荒くなるなどです。
テオブロミンの摂取量が多いと、痙攣を起こしたり、意識を失ったり、ひどい場合はそのまま昏睡状態になり、死に至ります。
このような症状がでるのは、
食べてしまってから、すぐに出るのではなく、数時間~24時間以内の場合が多いです。
食べてすぐに症状が出なかったとはいえ、安心できません。

フレンチブルドッグの場合は、中型犬でも体重がしっかりありますので、相当な量を食べなければ中毒にはなりません。
しかし、食べる勢いがすごいフレンチブルドッグの場合は、ぺろっと中毒量を食べてしまう場合がありますので、注意が必要です。

応急処置

食べては行けない者を食べた所を発見したら、すぐに吐かせることが応急処置として的確です。

これは、早ければ早いほど症状が軽減したり、無症状になったりします。
まずは、吐かせる処置として、オキシドールを使う場合と、塩を使う場合があります。

動物病院では、オキシドールを使って吐かせる処置をすることが多いですが、家にオキシドールが無ければ塩を使ってやってみましょう。

フレンチブルドッグの体重は大体10kg前後の子が多いと思います。
オキシドールを使う場合の目安は、10kgにつき2ccとなります。
嫌がりますが、この量を無理矢理飲ますと数分で吐きます。

塩の場合は、10kgにつきティースプーン1杯ほどを舐めさせる方法です。
処置後10〜15分ほど様子を見ても吐かなければ、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

まとめ

応急処置をする際は上手に処置が出来ればいいのですが、慣れていないとなかなかそうもいきません。
応急処置も大切ですが、症状が出る前に動物病院が空いているのなら連れて行くことをおすすめします。
動物病院へ連れて行く場合は、何を、どのくらいの量を、いつ食べたか、という事を獣医師に伝える事も大切です。
食べている所を見たならば、それを記録しておきましょう。