チワワに多い水頭症は早期発見が重要!

水頭症という犬の脳の病気は、チワワやポメラニアン、ミニチュア・ダックスフンド、パグなどの小型犬種に発症しやすい病気として知られています。症状が現れないこともあり、気がつきにくく予防も難しい病気ですが、放置していると危険な病気です。水頭症を早期発見して適切な治療をするためにも、水頭症がどういう病気でどういう症状を起こすのか、どういう治療法があるのかを知っておきましょう。

チワワに多い水頭症の症状とは?

チワワに多い犬の水頭症とは、脳や脊髄の周りを循環している脳脊髄液と呼ばれる液体が、何らかの理由で増えて脳を圧迫してしまう病気です。
特に目立った症状が現れない場合もありますが、いろいろな形で現われます。チワワの水頭症の症状には急に興奮して吠える、凶暴になる、ぼんやりしていて眠っている時間が長い、しつけ等の覚えが悪い、よく転ぶ、うまく立ち上がれない、てんかん発作などがあります。
また先天性の水頭症の場合はチワワの頭がドーム状にふくらむ、斜視になるなどの外見的な症状も現れます。

チワワの水頭症の罹患率は?

チワワなどの小型犬、ペキニーズ、ボストンテリア、パグなどの短頭種に先天的水頭症が発症しやすい傾向があります。
犬の水頭症は犬全体の発症率は1.9%なのに対し、チワワの水頭症の発症率は3.3%です。これは、かなりの高い確率であると言わざるを得ません。
水頭症は先天性のものと後天性のものがありますが、チワワの水頭症は先天性のものが多いです。
チワワの先天性の水頭症の場合は、1歳近くまで症状が現れないこともあり、気がつくのが遅くなりがちです。
後天性の水頭症の場合は、頭の怪我や脳腫瘍などの脳の病気のために発症してしまいます。

水頭症の治療方法は?

水頭症の治療方法には外科的治療と内科的治療があります。

チワワの水頭症~外科的治療

チワワの水頭症の外科的治療は脳と腹腔をバイパス手術する「脳室腹腔シャント」という治療法が行われます。
脳内で過剰になった脳脊髄液を、特殊なチューブを使って腹腔内に吸収させる方法です。
成功した場合、健康な犬と同じQOL(生活の質)を維持することができますがリスクも高く、医療費も高額となるために、動物病院との話し合いが必要になります。

チワワの水頭症~内科的治療

チワワの水頭症の内科的治療は完治させるというよりも症状を軽減させる対症的療法が行われます。
ステロイドや利尿剤の長期投与が主な方法です。
また後天的な水頭症で他の病気が原因になっている場合は、その病気の治療も行います。

チワワに多い水頭症は早期発見が重要!まとめ

犬の水頭症は、犬全体の発症に対してチワワの罹患率がとても高いです。
先天的な水頭症の場合は症状が現れるのが遅く気がつくのが遅くなりがちです。
また予防方法もありません。
思い当たることがあれば、すぐに動物病院で適切な治療を行いましょう。
水頭症は完治できる病気ではありませんが、早期発見、早期治療が少しでも長く生きるために大切なことです。