犬がよくする「舐める」という行為のヒミツ

犬は言葉を話さないぶん、目で訴えたり、吠えて知らせたり、しっぽを使って意思表示させたりします。そしてもう1つ。犬たちは舐めるという行為でもいろんな感情を表しているのです。飼い主さんを舐めるとき。犬自身、手や足を舐めるとき。それぞれどんなことを考えているのでしょう。

犬が飼い主さんを舐める理由

おそらくどこのどんな犬でもそうではないでしょうか?飼い主さんや家族を必ず舐めようとしてきますよね。
それぞれ口や鼻、頰や手や足。とにかく100%スマイルで犬たちは走り寄ってきます。それってどんな意味があるのか知っていますか?

顔を舐めようとしてくる犬の心理

いろいろな説がありますが、まずはこれでしょう。まさに、犬の最大級の愛情表現です。「大好きだよ!!」と一生懸命伝えているのです。
そして同時に甘えの表現でもあります。場合によっては「お腹すいたからご飯ちょうだい」のアプローチのこともあるようです。あまりにもしつこく舐めてやめようとしない場合、時に犬は、何かが原因で不安を感じていることがあります。
そんな時、必要以上に飼い主さんの顔を舐めて、自分で自分を落ち着かせようとすることがあります。あまりにしつこく舐めてやめないときは、不安になっている要素がないか周りを見回してみてください。

手を舐めてくる犬の心理

手は、犬にとって大好きなものの1つでもあります。自分を優しく撫でてくれる手。美味しいご飯をくれる手。飼い主さんの匂いがする手。
そんな手を犬は大好きです。ではどんな時に舐めてくるのでしょう。
それは、優しく撫でて欲しいときや、構って欲しいとき、遊んで欲しいときなどです。または、飼い主さんと一緒にのんびりしている時に、手を舐めてくる心理として、「ボク(ワタシ)あなたといて安心だよ」という合図だったりします。

犬が執拗に舐めてくる箇所があったら・・・

まだ研究段階ではありますが、犬の嗅覚いうのは、計り知れないくらい優れていて、どうやら人のガンも嗅ぎわけることができるというのです。
海外では、飼っている犬が執拗に、胸に鼻を押し付けてきて、おかしいと思い試しに検査したら乳がんが見つかったという話や、病気を予知したかのようにその箇所を舐めてくるとか。
もしかしたら犬は、最愛の飼い主を救おうと必死だったのかもしれません。もしご自身の愛犬がいつもと違う舐め方をしてきたら、少し気にかけてみた方がいいかもしれません。

犬が自分の手や足を執拗に舐め続ける。なぜ?

時々、犬が自分の手や足を永遠舐め続けていることはありませんか?それって放置してはいけないってご存知ですか?理由は大きく分けて2つあります。

皮膚疾患やアレルギー反応から舐め続けてしまう

いつ犬が手足を噛み始めるかを観察して見て、もし食後に多く見られる場合、食べ物アレルギーで食後に皮膚が痒くなったからかもしれません。
また、時間関係なく気づくと舐めているという場合、そこの皮膚に湿疹などができていないかを調べて見てください。そして皮膚が大丈夫でも、関節炎などで痛みがある場合も、それを治そうと舐めている場合があります。

精神的ストレスで舐め続けてしまう

例えば、飼い主さんが忙しく、犬と遊ぶ時間が極端に減ってしまったり、以前よりも構ってあげられていないなどという場合や、突然多頭会になった場合など、犬はストレスで自傷行為をし始める場合があります。
最初は何気なく舐めていた行為も、気づくと犬自身も止められない「癖」となることがあるので注意が必要です。

皮膚疾患やアレルギーなどが原因の場合、その原因となるものを取り除いてあげればいいのですが、ストレスを溜めて舐めてしまう場合は、その原因に応じて、少しでも一緒に過ごす時間を増やすようにしたり、何か夢中になれるおもちゃを与えたりしてみましょう。
また多頭飼いが原因の場合は、とにかく先住犬を優先させてあげるなどの工夫が必要です。