犬に「芸」トリックを教えることはイイコトがいっぱい!!

犬に「芸」というと、芸をさせる=上から目線で、やらせているように感じたり、犬はおやつ目当てであって、やりたくてやっているわけじゃないじゃない?なんて思っている人いませんか?犬が覚える芸は、簡単なものからハードなものまで無限にあります。では全ての芸が犬にとっては迷惑なことなのでしょうか?

犬の芸(トリック)としつけの関係

犬にはしつけが必要ですよね。トイレやお座り、待てや伏せなど。これらは犬が人と暮らす上で、双方にとって大切なことなのです。例えば、興奮してしまっている犬を落ち着かせるためにさせる「お座り」や、外出先で障害物から犬を守るために「待て」も使うことがあるでしょう。また、万が一災害が起きて避難する際、最低限のしつけが入っているのといないのとでは、避難のスピードにも差が出てきます。
というように、しつけは必要不可欠なことになります。一方、芸はというと、簡単なものでいうと「お手」や「おかわり」がありますね。ただ、これができてもできなくても犬も人も不便はありません。じゃあ、何のために教えるの?

犬に芸(トリック)を教えるメリット

犬にはなぜ、芸を教えるのでしょうか?これにはちゃんと理由があるのです。

人とのコミュニケーションツールになる

例えば「お手」や「おかわり」「持ってきて」などという芸を教える時、犬にとってそれは、飼い主さんとの大事な遊びの時間なのです。
1つのことをやってみてできて、飼い主さんに褒められる。それは犬にとっての喜びでもありますし、飼い主さんにとっても、犬とコミュニケーションを取るのにいい時間ではないでしょうか。
また芸をマスターした後も、「持ってきて」の合図で、犬は自分のお気に入りのおもちゃを、飼い主さんのところまで持ってきて、一緒に遊ぶこともできますよね?そういうことでもちゃんと芸はコミュニケーションツールの1つとなり得ます。

芸(トリック)を覚えることで、脳に刺激を与え、認知症予防になります

芸を覚えるとき、犬は一生懸命考えて、理解し動こうとします。当然、その時脳はフル活動をしています。犬は身体運動だけではなく、脳の運動も大切です。脳を定期的に刺激してあげることで将来の認知症の予防にもつながります。

何よりも人にかわいがられます

飼い主さんだけじゃなく、例えば家族や友人の前で、挨拶をするように「お手」をしてくれたり、頼めば何かを持ってきてくれるなんて、かわいい以外に表現できないくらい、愛らしいですよね。
かわいいと笑顔で撫でられれば、犬だって幸せなはずです。かわいがられる犬はそうでない犬より幸せだと思いませんか?

芸(トリック)をする犬はかわいい。けど、おもちゃじゃないの!

犬は本当に賢いので、教えればいろんなことをやってのけます。それがとても難しいことだったり、めずらしいことだったりすると、人はおもしろがって注目する傾向があります。
でも待ってください。犬は人のおもちゃでは決してありません。芸を教える。そこに愛情はありますか?犬のことを考えてその芸を教えていますか?例えば二足歩行をさせる芸があります。
犬はもともと二本足で歩くようにはできていません。歩けば歩くほど、内臓や背骨、腰にも負担がかかります。このような芸は、愛情があるものと言えるか疑問です。犬は数多くいろんな芸がある中、それが自分の体にとっていいか悪いかは、判断できません。
飼い主さんしか判断できないことです。どうぞ、犬のことを考え「愛」のある芸を教えてください。

犬の芸(トリック)トレーニングは根気よく

犬の芸には、簡単な「お手」や「おかわり」などから、やや難しい「持ってきて」や、「バーン」や「ゴロン」の合図でお腹を見せてくれるものまで様々です。犬もその難易度によって、覚える時間も変わってきます。
ついつい飼い主さんも集中して教えたくなりますが、犬の集中力は持って10〜15分です。短時間のトレーニングを根気よく続けてみてください。