犬に食べさせても良い?「梨」のメリットと注意点とは?

8月下旬から10月までの旬の果物「梨」。 犬の味覚は、味よりもニオイと食感を重視していると言われています。梨の甘さとシャリッという食感は、犬にとっても魅力的なはずです。それでは、犬に梨を与えても良いのでしょうか。 今回は、犬に梨を与えるメリットと与えるときの注意点を見ていきましょう。

梨を与えても良い?梨の栄養素とメリットとは?

ご存知の人も多いと思いますが、梨はほぼ水分からできていて約90%が水分で占めています。そう聞くと栄養がないのではないかと思いますよね。 しかし、梨には犬の健康を手助けしてくれる栄養素がたくさん含まれているので、梨は犬に与えても良い果物なのです。
  • カリウム:利尿作用があり、余分な塩分の排出や、老廃物を排泄してくれます。 食物繊維:100gあたり約3.1gの食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれます。
  • プロテアーゼ:タンパク質を分解する消化酵素です。消化を促す効果があります。
  • アスパラギン酸:アミノ酸の1つで、疲労回復効果があります。
  • ビタミンC:犬の体を作るのに必要な栄養素の1つで、健康な皮膚や骨を作ってくれるほか、抗酸化作用や免疫力を高めてくれます。ストレスを和らげる効果もあります。
  • カルシウム:骨の味方カルシウムが含まれているので、骨が弱くなってきた高齢犬などにもおすすめです。
  • 水分:夏場の水分補給や、高齢犬になって水を飲むことが減ってきた犬に水分補給させてあげられます。

梨を与えるときの注意点とは?

犬の健康をサポートしてくれる梨ですが、与える際には注意すべき点があります。
まず、梨を選ぶ際は成熟したものを選び、皮と種を取り除いてあげるようにしましょう。熟していない梨や種には、アミグダリンと呼ばれる犬にとって毒となる成分が含まれています。誤って摂取してしまうと、体内で中毒を起こし、最悪死に至る危険性もあります。皮は、消化しづらいため取り除いてあげる必要があります。
また、カリウムが豊富に含まれているため、腎臓の病気を持っている犬にとっては負担となります。与える際は獣医師に相談の上与えるか、与えること自体を控えた方が良いでしょう。
他にも、梨は石細胞からできているため、与える量が多すぎると消化不良を起こす可能性があります。与える量に注意し、消化しやすいよう細かく切ったものを与えるようにしましょう。

POINT

  • 梨を選ぶときは成熟したものを選びましょう。
  • 皮と種は必ず取り除いてあげましょう。
  • 腎臓の病気の犬には与えるのを控えるか、獣医師に相談しましょう。
  • 与え過ぎに注意しましょう。
  • 細かく切るか、すりおろしてあげましょう。

梨の与え方

梨に含まれている、老廃物や余分な塩分を排出してくれる成分のカリウムは、熱に弱く加熱することで失われてしまうため、生で与えることをおすすめします。 消化を促す意味でも、細かく切るかすりおろして与えてあげると効果的です。
普段の食事のトッピングとして与えたり、おやつとして与えてあげましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
梨は与え方を間違えると危険なリスクもありますが、犬にとって健康をサポートしてくれる良い栄養素も含まれています。 シャリッとした食感がクセになる犬も多いので、嗜好性が高い果物とも言えます。
ごく稀に、梨にアレルギーを起こす犬もいるようなので様子を見ながら与えてみるようにしましょう。