【シリーズ犬の服】~犬に服は必要なのか?~

日本では、昔と住宅事情や飼育事情が変わってきたために、小型犬を飼う人が増えて来ました。街を散歩させたり愛犬と一緒におでかけを楽しんでおられる方を見ると、たいていの犬が服を着ていますよね?しかし、犬に服を着せるようになった、犬に服を着せるのが当たり前になったのはつい最近のことです。はたして犬に洋服は必要なのでしょうか?

犬の洋服ってなに?

いわゆる、都会で住んでいる犬の飼い主さんが「犬服」の存在を知らないことはあまり無いでしょう。普段のお散歩でも洋服を着ている犬はたくさんいますからね。しかし、中にはご年配の方や田舎にお住まいの方で、まわりに服を着た犬がいないという環境にお住まいの場合、犬服の存在をご存じない方も当然いらっしゃいます。ですので、犬服について少し触れたいと思います。 犬に服が必要か必要でないかは今は置いておいて、犬用の洋服と言うのは確かに存在します。目的はさまざまです。防寒用、おしゃれ用、暑さをしのぐためのもの、など目的は私たち人間用の洋服とさほど変わりがありません。ただ、最近では機能性を重視したものよりはおしゃれ性を前面に押し出した犬の服が多く、犬服高級ブランドも出て来ました。もちろん流行なども反映してデザインされていますので、ここ数年では犬のファッション業界は目覚ましい進歩を遂げていると言えるでしょう。 特に、韓国発祥の犬服ブランドの勢いは凄く、日本人観光客がお土産に購入するケースも増えてきているようです。犬服が外国旅行のお土産になる時代が来るとは驚きですよね!中には国内では入手できないものもあり、喜ばれるようですよ。

犬を人の子供のように扱うのはおかしいの?

犬に洋服を着せて連れ歩いていると、たまに驚かれることがあります。特にご年配の方には「贅沢させすぎだ」と批判を受けることが稀にあります。もしかするとこれをお読みいただいている方の中にもそんな経験をなさった方がおられるかもしれませんね。もちろん全ての方がそのように思われることはありませんが、中には「犬は犬、人は人」ときっちりと線引きなさって生活している方もおられて、犬が洋服を着るなんておかしいと思われる方もいます。 しかし、別に他人に迷惑をかけているわけではありません。犬と人を線引きして生活するのは悪いことではありませんが、犬も家族だと考えて人間と同じような生活を楽しんでいる方を他人が否定する権利も無いのです。他人が子育てに関して口を挟むことがしばしばタブーであるように、犬の飼育に対してもまた押しつけや、批判することはルール違反です。ですので、もし、あなたがご愛犬の飼育に自信を持っておられるにもかかわらず、このように理不尽な批判をされたばあいは、気にしないで大丈夫です。うちはこれで良いんだと自信を持って愛犬ライフを楽しみましょう。でも、いろいろ口出ししたくなる方っていますよね。はいはいと聞き流してしまいましょう!

犬に洋服を着せるのはばかばかしい?

上記でも述べましたが、犬に洋服を着せるなんて、ばかばかしいと言う方がおられます。でも、犬が服を着ている理由は本当に様々です。もちろん、おしゃれを楽しみたいという飼い主さんの希望で洋服を着ている犬もいるかもしれません。しかし、中にはどうしても服を着なければいけない事情がある犬もいるのです。 例えば、真夏に長袖を着用なさっている方がおられたとします。一見「暑そうだな。おかしいな」と思うかもしれません。しかし、本当の事情は誰にもわからないものです。両腕を出したくない、出せない理由があるかもしれない、人より皮膚が敏感で空気にさらすことを避けなくてはいけないのかもしれない、紫外線に絶対に当たってはいけないのかもしれない。気が効く方なら、そのようなことを察して、何も言いませんよね。 しかし、こと犬に関してはわざわざ口に出して言う方もおられます。その犬が、どういう理由で洋服を着ているかなんて、本当はわからないし別に他人には関係の無いことです。犬を飼っていようがいまいが、犬に洋服を着せてようが裸で歩かせていようが、各家庭の事情や楽しみ方がありますので、犬に服を着せるなんてばかばかしいと言うのは、とてもナンセンスです。

犬に服を着せなければならないのか?

では、逆に小型犬には絶対に洋服を着せなければならないのでしょうか?これもまた飼い主さんが必要が無いと思えば必要ありません。確かに、お友達の飼っている犬や出かけ先で犬に洋服を着せている方を見ると、自分も着せたい!と思うでしょう。また、犬を飼う楽しみのひとつに「洋服を着せてでかけたい」という方がおられるかもしれませんね。 ただ、何度も述べますように、犬に服を着せるのも着せないのも、飼い主さんの判断です。そこが人間と違うところですよね。人間は裸で街中を歩いていると捕まってしまいますからね(苦笑)犬は確かに洋服を着るという条件下のもとに生まれてくるわけではありません。ですので、洋服が必要ないと言ってしまえばそれも間違いではありません。 ところが、「環境」という概念から申し上げると、血統書つきの小型犬はほとんどが日本の気候の下で暮らすのには適してないのです。日本には四季があり、湿気ている国であるため外国産の小型犬たちにとっては過酷な環境であるとも言えます。ですので、犬に服は必要ないかもしれませんが犬に服を着せることで守られることもあるのです。

どういう犬が洋服を着る必要があるのか?

では、一体どういう条件の犬が「洋服を着る方が良い」と言えるのでしょうか?そもそも人間の洋服については、どういう役割があるでしょう?そう、色々なことから身を守ることが第一ですよね。犬服にもおしゃれを目的としたものだけでなく、機能性があるものが沢山販売されています。例えば暑い国が原産国である犬にとっては日本の気候は寒すぎますので冬は特に防寒の目的で洋服を着せてやると病気の予防になります。逆に、寒い国が原産国の犬にとっては日本の夏は耐え難いものですので、クール素材などを使った洋服を着せると熱中症予防にもなってくれます。 さらに、健康の面で役立つ洋服もあります。手術後に着用する術後服は、傷口を守ってくれ犬が傷口を気にして舐めるのを防いでくれます。また最近ではテラヘルツ素材の犬服も販売されていおり、ヘルニアや腰痛で悩む犬の助けにもなってくれています。 また、マナーとしてドッグカフェや犬連れOKのお店では、毛の飛び散りを防止するために、店内では必ず犬服を着せるように注意を促しているお店もありますので、この場合はきちんとルールを守らなくてはなりません。

犬が服を着るのは犬のためだけではない!?

犬が洋服を着るのは犬のためだけではありません。おしゃれ大好きな飼い主さんが愛犬に洋服を着せる、お揃いの洋服を着てでかけるとテンションがあがり、嬉しくなります。そんな飼い主さんを見て犬も嬉しいのです。 一昔前までは、犬がおしゃれをするなんて考えられないことだったかもしれませんが、最近では飼い主さんと一緒に犬がおしゃれをするのは当たり前とも言える時代になってきました。犬に服は「必要か」と言われれば、確かに絶対に必要と言うわけではないですが、飼い主さんと一緒に犬もおしゃれしておでかけを楽しむのは素敵な趣味ではないでしょうか?