愛犬が下痢をした時の原因と対処法は?動物看護師が説明します!

下痢をした時の原因と考えられる病気

消化器のトラブル

基本的に下痢を引き起こす原因として多いものが、消化器に何らかのトラブルが起こっている場合です。

軽いものであれば、普段食べないものを食べてしまった時に引き起こす、消化不良で下痢をする場合です。
そして、胃腸炎を引き起こしてしまうと下痢が長引く場合もありますし、嘔吐や食欲が無くなる症状も一緒に現れる場合もあります。
あまりにも長引くようなら、病院で診察を受けることをおすすめします。

そして、怖いものが、膵炎や消化器の腫瘍です。
膵炎の中でも急性膵炎は命に関わる怖い病気です。
症状は、下痢や嘔吐、食欲不振、そしてお腹がかなり痛いのでぐったりしたり動きたがらなくなったりする犬が多いです。

また、消化器のどこかに腫瘍が出来ている場合や、消化器型悪性リンパ腫の場合も下痢を引き起こします。
高齢犬の下痢や他にも症状が出てくる場合はすぐに病院へ連れていきましょう。

食物アレルギー

食物に含まれるタンパク質が原因で、食物アレルギーを引き起こし、下痢を起こすことがあります。

普段と違うものを食べた時や、ドッグフードを変えた時に、下痢を起こす場合には食物アレルギーが原因となることがありますので、原因となる食物を除去する必要があります。

ウィルス感染や細菌感染

ウィルスや、細菌が何らかの形で体に入ってくると、下痢を引き起こすことがあります。

下痢引き起こす代表的な病気は、犬パルボウィルス感染症や犬ジステンパー、コロナウィルスによる感染です。
このウィルス感染による感染症は、命に関わる怖い病気ですので注意が必要です。
また、大腸菌やサルモネラ菌などの細菌感染が原因で下痢を引き起こす場合もあります。
基本的にはウィルス感染は予防接種で予防することができますので、ちゃんと打つことをおすすめします。

内部寄生虫

子犬で多い下痢の原因の一つと言えるのが、内部寄生虫です。
内部寄生虫の多くは、腸内に寄生するものが多いです。
回虫、ジアルジア、糞線虫、マンソン列頭条虫、瓜実条虫などの様々な種類の寄生虫がいます。

このような内部寄生虫が寄生することによって、下痢や血便などの症状を引き起こします。

精神的

精神的なものから下痢をする場合もあります。
個体差もありますが、神経質な性格の犬や、臆病な犬に多くみられます。

最近家に迎え入れた場合や、引越しをした後、新しい犬を迎え入れた時や新しく家族が増えた時などの、環境が変わった場合に下痢をする犬はよくいます。

また、トリミングサロンへ行った後やペットホテルに預けた後、行きなれない場所に行った時なども下痢を起こす可能性があります。

留守番や、飼い主にかまってもらえなかった場合も繊細な犬であれば下痢をする犬もいます。

対処法

様々な原因で下痢を引き起こしますが、下痢をした場合にはその原因を知る必要があります。
ひとまず、最近何か変わったものを食べたという場合や、環境が変わったことがあったという場合は、すぐに思いつくはずです。
心当たりがあれば、少し様子をみることや、動物病院へ行くとしても獣医師に伝えることができます。

しかし、様子を見ていても改善がない場合や、何も心当たりがない場合は、消化器の病気の可能性もあります。
このような場合には、すぐに動物病院へ連れていき、検査をしてもらうことをおすすめします。

様子を見ていてもいい場合は、症状が下痢だけで、元気や食欲があり、嘔吐などの他の症状が出ていない場合です。
しかし、2、3日様子を見ていても良くなっていない場合や悪くなっている場合は、動物病院へ連れていくべきです。

まとめ

犬の下痢は、様々な病気のサインでもあります。
紹介した原因以外にも、もっと多くの病気があり、とても複雑な症状でもあります。
ただの下痢だからといって、長い間様子を見ていて、動物病院へ連れてきたときには怖い病気だと分かり、症状が悪化してしまい手遅れになった犬も少なくありません。
このようなことが起こらないように、日々の管理や下痢を引き起こした時の飼い主の判断が、とても大切になります。