犬のおすわりのしつけ方 愛犬の安全を守るために・・・

犬を飼い始めて始めて教えるのが「おすわり」ではないでしょうか。しつけの定番のようなおすわりですが、犬にとってはとても重要な意味を持っています。おすわりを覚えさせることで、犬の予期せぬ行動をコントロールすることができるのです。興奮した犬をおすわりさせることで落ち着かせることができます。また、おすわりすることで相手に自分の立場や感情を知らせて、無駄な争いを避けるためのカーミングシグナルとしても役に立ちます。では、家庭でできるおすわりのしつけ方を説明していきましょう。

おすわりのしつけを始めよう!

おすわりは犬がどんな状況にあっても、飼い主の指示ひとつでできるようになるのが目標です。そのためには、飼い主と犬との信頼関係がとても大切です。まずは犬ときちんとアイコンタクトがとれるようにしておきましょう。

家族で指示の言葉を決めておこう!

家族の中で、おすわりの指示を出すときの言葉はひとつに決めておく必要があります。 家族によって「おすわり」と言ったり「すわれ」や「シット・ダウン」になったりすると犬が混乱してしまいます。これではいつまでもおすわりを覚えることができません。どんなしつけであっても、言葉を統一することはとても重要なことです。

しつけの時間は短く、繰り返して!

犬の集中力はそんなに長くは続きません。15分も続けていると集中力がなくなって落ち着かなくなってきます。そんな時はさっさと切り上げましょう。長時間のしつけは犬にとっては苦痛でしかありません。短時間・毎日の繰り返しが基本です。

おすわりの実践方法

おすわりとは腰を落として座った状態のことですが、その状態がおすわりであることを犬が理解しているわけではありません。飼い主の指示に従って座ることが、おすわりなのだと教えてやる必要があります。では、そのおすわりをどう覚えさせればいいのかを解説していきます。

実践その1 おやつで誘導する

まず一粒のおやつを手に持って犬の前に立ち、おやつを犬の鼻に近づけて そのまま頭の上まで移動させます。犬はおやつに釣られて鼻先を上げます。 首が反ってしまう状態が苦しいので自然に腰を落としておすわりの姿勢になります。 おすわりの姿勢になった瞬間におやつをあげ、ほめてやりましょう。 この動作を繰り返して、座れば美味しいおやつが貰えるということを覚えさせます。 これで犬の中で座ることとおやつとを結ぶ条件付けが出来上がります。

実践その2 動作と指示言葉の条件付け

座るとおやつが貰えることを覚えたら、次は決めている指示言葉との条件付けをします。 いつものようにおやつを頭の上にあげて犬が座ろうとした瞬間に決めていた指示言葉(おすわり等)を言い、おすわりが出来たらおやつをあげます。 指示言葉は座る直前に、おやつは座った後に、が成功するポイントです。

指示言葉だけの条件付け

指示言葉と座る動作の条件付けができるようになったら、指示言葉だけでおすわりができるように条件付けをしてみましょう。おすわり!などの指示言葉で反射的に座れたら、おやつをあげてたくさんほめてやります。うまくできない時はもう一度前のステップに戻って繰り返しましょう。

おやつなしのおすわり

最終的にはおやつなしでおすわりができるように、おやつをあげる回数を減らしていきましょう。2回に1回から、3回に1回とおやつの間隔を開けていき、最後は頭を撫ぜたり、褒め言葉だけでおすわりができるようにします。

どんなところでも飼い主の指示でおすわりができることは、犬の安全を守ることにつながります。散歩中や公共の場所、公園などさまざまな場所で指示通りにきちんとおすわりができるようにしておきたいものですね。